『ハンドレッド』スペシャルサイト
STAFF&CASTインタビューやイベントレポートなど、
これを読めばもっと『ハンドレッド』が面白くなるスペシャル・コンテンツをお届けします♪
それぞれの想いを、握り締めて 百武装展開 ハンドレッド・オン
TVアニメ『ハンドレッド』の物語が、DVD/Blu-ray全6巻でリリース!!

初回限定仕様

キャラクターデザイン田中紀衣描き下ろし特殊ケース
初回限定封入特典
  ・大熊猫介描き下ろし全巻DISC収納BOX
  ・特製ブックレット
  ・ビジュアルブック
  ・ソーシャルゲーム『ハンドレッド』でレアカードが入手できる
 専用スペシャルコード
  ・トーク&ライブスペシャルイベント優先販売申込券(2016年9月18日実施)
 (出演予定:長谷川芳明、大久保瑠美、吉岡茉祐、奥野香耶、羽多野渉、
 大坪由佳、衣川里佳、牧野由依、D-selections)

  • 2016.10.28 ON SALE
    第5巻

  • 2016.11.25 ON SALE
    第6巻

  • アニミュゥモ★オリジナル全巻購入特典
    全巻収納BOX
この作品のために結成されたスペシャル・ユニットによるOPと、異なるキャラクターが歌唱する全4種類のED、
そしてキャラクターたちの熱きバトルを彷彿とさせるユニットソングシリーズが発売!
『ハンドレッド』のキーワードのひとつ“歌”の魅力を存分にお楽しみください。
Coming soon



2016.03.28 原作者・箕崎准インタビュー

スタッフインタビュー、第一弾は箕崎准先生です!『ハンドレッド』に込められた想いをお話いただきました。

Q1:『ハンドレッド』という物語を思いついたきっかけを教えてください。

ゲーム会社で仕事していた時、グラフィッカさんがメカ少女のイラストをよく描かれていて、いいなと思ったのがきっかけです。それからいろいろと考えて行くうちに、《百武装》を「ハンドレッド」と読むアイディアと、変身時の「百武装展開(ハンドレッド・オン)」というかけ声を思いつき、作品の骨格やイメージがほぼ固りました。
あとは自分がこれまで作品をつくってきた中で得たものや、その要素--執筆当時の雰囲気や情勢、そして、好きなものを詰め込んでいった感じです。

Q2:アニメ版『ハンドレッド』の魅力はどこでしょうか。

キャストの皆さんの演技はもちろんのこと、やはり小説では表現しきれない部分である「音楽」の部分ではないでしょうか。特に霧島サクラの楽曲については、原作ではあえて書き込まず、読者の方々の想像にお任せしていたところがありました。
その部分を鳴瀬さんや藤林さんをはじめとする音楽担当の方々が素晴らしい形で埋めてくださり、原作者としては、とても嬉しく思います。あとは、バトルですね。キャラ固有のハンドレッド--特に、エミールの可変する武器は見所です。

Q3:最後に、作品のファンの方たちにメッセージをお願いします。

アニメ化発表から約一年。ついに放送の時が近付いて来ました。脚本会議やアフレコへの参加など、箕崎もいろいろと制作に関わらせていただきました。小林監督をはじめ、スタッフの皆様のおかげで、いい作品に仕上がっています。箕崎自身も楽しめているので、ファンの皆様にも、きっと楽しんでいただけるはず。もちろん『ハンドレッド』を知らないという方でも問題ないようにつくっていますので、まずは放送を見ていただければ幸いです。
みんなで「百武装展開(ハンドレッド・オン)」しましょう!TVアニメ『ハンドレッド』をどうぞよろしくお願いします。

2016.03.28 小林智樹監督インタビュー

スタッフインタビュー、第二弾は小林智樹監督!アニメ化するにあたり、こだわったポイントなどをお伺いします。

Q1:『ハンドレッド』アニメ化に際して最もこだわった部分はどこでしょうか。

こだわりというよりは、注意した点になると思いますが『ハンドレッド』に限らず、どんな作品を作る時もその作品の魅力を損なうことなく、かつ活字では表現しきれない部分をいかにアニメならではの表現に落とし込むかに注力します。
そういう意味では、アニメの魅力である動き、アクションにこだわっていると言えるかもしれません。

Q2:監督のお気に入りのシーンはどこでしょう。ネタバレしない程度で教えてください。

やはり力を入れている、アクションシーンが気に入っているのですが、敢えて別のシーンを選ぶのであれば、だいぶ後の話数に、今までの話数の雰囲気をぶち破る(壊す?)キャラクターが出るんですが、そのキャラクターが出ているシーンは案外気に入っています。

Q3:最後に、ファンの方たちにメッセージをお願いします。

やはりドラマである以上伝えるべきテーマがあるのですが、それは取り敢えず置いといて…
目の前で繰り広げられるキャラクター達の活躍を理屈抜きに、何も考えず、時には共感して、ただただ楽しんでいただければと思います。

2016.04.01 AnimeJapan 2016イベントレポート

2016年3月26日(土)に東京ビッグサイトで開催されたトーク&ライヴの模様をレポート!!


2016年3月26日(土)に東京ビックサイトで開催された“AnimeJapan 2016”のavex picturesブースにて、
4月4日(月)深夜2:05よりテレビ東京ほかにて放送開始のTVアニメ『ハンドレッド』のイベントが行われ、
ステージには出演声優の長谷川芳明、大久保瑠美、吉岡茉祐、奥野香耶、大坪由佳が。

また本作のオープニング楽曲「BLOODRED」を担当するD-selections(小林竜之・澁谷梓希・若井友希・青山吉能・吉岡茉祐)が登壇した。


この日は作品の内容をわかりやすく紹介するバラエティコーナー「100問100答アゲイン」が行われた。
公式サイトで公開されている、一人の持ち時間100秒の間に繰り出される質問にどれだけ答えられるかをキャストそれぞれが挑戦し、そのリレーの総回答数が100問を超えられるかという企画だが、前回は残念ながら到達することが出来ず、今回は新ルールでの再挑戦となる。

新ルールは100秒の持ち時間で作品のいいところをしりとり形式で紹介し、20個繋げられたら成功というもの。
キャストそれぞれが持てる語彙を駆使して「おっぱいがすごい」「ド派手なアクションが見れる」など順に答えていくが 中には「生まれたての長谷川さんが見れる(※本作が初主演)」などの珍回答が飛び出し、笑いが起こる場面も。結果は惜しくも17個となった。

コーナー後はD-selectionsのライヴ。 ミュージック・ビデオの完全版をヴィジョンで初公開すると共に、ハードなロックサウンドが炸裂する激アツアッパーチューンを披露し、参加者からコール・アンド・レスポンスが起こるシーンも。たった一曲でありながら、大いにフロアを沸かせた。
最後はこれから始まる作品への意気込みを。ヒロインを演じる大久保は「バトルとアクションとラヴがあって王道。
でもその王道だからこその面白いという道を駆け抜けています。




オープニング曲はかっこよくて、エンディング曲はかわいいという素敵な作品なので、 ぜひとも楽しんでいただければと思います」とコメント。主演の長谷川は「見ての通り魅力的なキャストが魅力的なキャラクターを演じています。 そして(D-selections)のこんなにかっこいいメンバーがこんなにかっこいい曲を歌ってくれています。少しでも多くの方に見ていただいて、楽しんでいただければと思います」と力説し、幕を閉じた。

2016.05.26 D-selections「BLOODRED」へのキャスト応援コメント@

『ハンドレッド』OP「BLOODRED」リリース記念! 如月ハヤトを演じる長谷川芳明さんから応援コメントが届きました。


如月ハヤト役 長谷川芳明さん

D-selectionsすごくカッコイイです! 僕と同じようにメンバーで一人男性の小林さんの歌声が女性メンバーの声と相まってすごく引き締まってるし、楽曲自体もすごくカッコイイし。“Anime Japan”のイベントで歌唱された時も然り、生で聴くと本当に盛り上がりますね。吉岡さんもサクラの時とぜんぜん違う顔を見せてくれて本当に素敵です。曲もユニットも本当にカッコイイんです!

  • CD+DVD

  • CD ONLY
  • 特典
    「アーティストブロマイド」付きで好評販売中!
    (特典は終了いたしました)

2016.05.27 如月ハヤト役・長谷川芳明インタビュー

キャストインタビュー、第一弾は長谷川芳明さん! ストーリーとキャラクターの魅力に改めて迫ります。


まずは、演じていらっしゃるハヤトのキャラクターについてお聞きします。役作りで注意された点はありますでしょうか?

巻き込まれ型の主人公なので、結構押しの強い女子たちに寄ってこられた時に「やめろよ」とか「離れろよ」とか言うんですけど、嫌がらない、優しくという微妙なバランスを取るのが難しく、常に注意しながら演じていました。僕は、普段物言いがはっきりしている方なので、こういうお芝居をしている時に、割りとスパン!と切っちゃうことが多いので、そうならないように結構気をつけました。

バトル部分とラブコメ部分との切り替えはどのようにされていましたか。

ラブコメ要素も非日常ではあるんですが、バトルの部分に関して言うと、普通に生活していたら、あんな大きなサベージにいきなり出くわすこともないので、どれだけそれが怖いことか、それに立ち向かっていくことがどれだけの勇気が必要かということは、ずっと意識しながら演っていました。斬りかかるのもどれだけの覚悟を決めて叫んでるんだろうと。

ハヤトって、いきなりバトルに放り込まれたかと思えば、今では学園の秘密を知るに至っていたり、ものすごいスピードで自分の置かれている状況が変わっていると思うんですよね。翻弄されているというか。

でも、彼の人生が変わっていく瞬間の起点となっているのは、いつも誰かのための時なんです。リトルガーデンに入るのも妹のためだし、戦うのも仲間を守るため。巻き込まれるけど、決断するのは自分というところが彼の魅力だと思うんですよね。

お話を聞いてサクラに自分の気持ちを伝えたシーンを思い出したのですが、あのシーンはハヤトの魅力がよく出ていたと思うんです。

あのシーンは吉岡さんが素敵で。アフレコ時は鼻歌しかなかったんですけど、感動したんですよ。「うわぁ…綺麗な歌声」って。その後、アニメの編集現場に行ってちょっとだけ歌が聴けたんです。純粋に素敵だと思ったので、あのシーンは僕としてはかなりやりやすかったんです。本当に素敵だったんで、そのままの気持ちで言えたと思います。

ハヤトとご自身で近いと思う部分はありますか?

正直、自分と近いと思うところはそんなにないと思うんですよね。女性の押しが苦手という部分は似ているとは思うのですが、理由が違う気がします。ハヤトは純粋に弱いんですけど、僕の場合はガンガン「好き好き」と言ってくる女性がただ苦手だと。後は…何でしょう。僕は命がけで戦えないので(笑)。凄いなって思います。

ハヤトに言いたい言葉ってありますか?

言いたいことかあ…。難しいですね。優柔不断だって意見もありますけど、でも実際彼の立場になったら選べないと思うんですよ。みんな素敵な女性だし。でも彼、たまに人の気持ちわかってるんじゃない?て時はあるので。鈍感ぶってない?みたいな。なんか、ずるいな…とは思いますけど(笑)。言ってやりたいことなんてないな。彼、頑張ってるもん。

初主演とのことで、アフレコ開始時は非常に緊張されていたという話を各所イベントで聞いたのですが、実際はどんな感じだったのでしょうか。

厳密に言うと、最初の最初は緊張してなかったんですよ。緊張する余裕もなかったというか…そういう意味では緊張してたとは思うんです。そんなことよりも、自分がマイク前に立ってどうなるか全然わからなかったので。最初の時にテストが終わって音響監督さんに「お前何やってんだ」と言われて「全然ダメなのか」と思ってからですね、緊張したのは。そこからまわりと楽しくコミュニケーションを取るよりも「ちゃんとやらなきゃ、ちゃんとやらなきゃ」って意識が強くなりすぎちゃって、多分それであんまりコミュニケーションがうまく取れなくて、まわりにも余計緊張が伝わってしまったと思うんです。でも、途中から「一緒にお芝居してるんだから、ちゃんとコミュニケーションを取らなきゃダメだ」と思い直したので、そこから変わっていったと思います。

主役って、その作品の座長ですからね。

まわりのキャストの皆さんが本当に素敵な方ばかりで、僕をほぐそうと話しかけてくださったり、後で聞くと皆さんも緊張してたという話だったんですけど、それでも『ハンドレッド』の柱をほぐそうほぐそうとしてくださって。あだ名もつけてくださって。共演者の皆さんには本当に頭が上がらないです。

学園ハーレム物としての属性をもった作品ですが、その主人公を演じるに当たり、これは自分にも起こってほしいなあと思った、ラッキースケベなシチュエーションは何でしょうか。

うーん。真剣に考えてみたんですけど、考えた結果「起こっちゃいけない」ですね(笑)。現実には起こったらいけないことじゃないですか。起こった後のことを考えちゃうんですよね。ハヤト君だから怒られないけど、自分に起こったら怒られますよね、物凄く。恐ろしいです、あの状況(笑)。いいなあと思う部分は男なのであるんですけど、それは僕の心のなかに秘めておきます(笑)。

なるほど(笑)、では一番好きなヒロインは誰でしょうか。

ヒロインと言うと、エミリア、クレア様、サクラの3人になるかなと思うんですが、その3人だとみんな好きなんですよね。やっぱり選べないです。ただ、長谷川の視点でいくと、歌っている姿が素敵な女性に惹かれるので、そういう傾向はあります。誰とは言いませんが(笑)。

誰ですかねぇ(笑)。

みんなエンディングとか歌ってますからね(笑)。わからないですね。

フリッツかもしれないですね。

そうですね。「Hardy Buddy」って歌ってる人かもしれないですね(笑)。

すみません、インタビューに戻ります(笑)。作中で様々なハンドレッドが登場しますが、使ってみたいハンドレッドはありますか?

使ってみたい状況にもよりますが、日常生活だと一番便利なのはエミールですね。何にでも変わるので。あと、僕ちょっとライフルとかが好きなので、フリッツのハンドレッドは純粋に銃火器な感じがするので、アレはちょっと使ってみたいですよね。スナイパーライフルで遠くのものを撃ちぬくっていうのは、やっぱり男の子の憧れみたいなところがあるかなと思います。

これまでの物語で印象的なシーンは?

歌が素敵なので、否応なしにライヴのシーンは心を持っていかれるなーと思います。曲も映像もとっても良かったですね。後はクラウディアがつばを吐いたシーンですかね(笑)。最高のキャラクターです。現場でも大人気でした。演じられた赤崎さんも本当に素敵な方で。「ハンドレッド」の女性キャラクターってああいう男勝りで大胆なキャラクターってあんまりいないので、魅力的ですね。いい意味でかき回してくれたキャラです。

バトルシーンではどこでしょうか。

印象に残っているのは、やっぱりハヤトがヴァリアントのウィルスに意識を持って行かれて暴走した時ですね。自分でも考えて演じたシーンなので、とても覚えています。


では、最後に今後の展開の見どころをお願いします。

今までのキャラクターの魅力はもちろん、学園ラブコメの部分ももちろん沢山あるのですが、物語自体がとても重厚なものになっていきます。その物語を進めていく上で、支えていく、関わっていく、新しいキャラクターなどが物語の中に引き込んでいくと思います。その思惑と感情が結構複雑だったりするので、もうちょっと突っ込んだ目線で観ていただくことも出来ます、でもそんなに力まずにフラットに観ていただけても、自然と物語に引き込まれて行くと思います。少しでも皆さんの時間が有意義になれば幸いでございます。

2016.06.06 D-selections「BLOODRED」へのキャスト応援コメントA

『ハンドレッド』OP「BLOODRED」リリース記念! エミール・クロスフォードを演じる大久保瑠美さんから応援コメントが届きました。


エミール・クロスフォード役 大久保瑠美さん

「BLOODRED」カッコイイ曲だと思います! 前奏を聴いた時点で「あー。これ絶対カッコイイだろうな」と思ってワクワクして。女性と男性が一緒のグループってあんまりないと思うんですよね。ひとりひとりの個性が光っているし、カラオケで歌っても楽しいと思います。作品に合っていて、歌詞もかっこよくて。トータルでかっこいいな〜って印象が強いですね。リーダーの澁谷さんが1回夢に出てきたことがあって。一緒に神社にいて、ずっと話をしているって夢だったんですけど、それからD-Selectionsはやや澁谷梓希推しに(笑)。もちろんみんな好きなんですけどね(笑)。男性の小林くんの歌声も素敵で、個性的なメンバーなので、これからも頑張っていただけたらと思います。

2016.06.06 エミール・クロスフォード役・大久保瑠美インタビュー

キャストインタビュー、第二弾は大久保瑠美さん! ヒロインから見るストーリーの魅力を伺いました。


まずは演じていらっしゃるエミールのキャラクターについて役作りで注意された点はありますでしょうか?

エミールのように男の子を装っているというキャラクターはあまり経験がなかったので、結構役を作りこんでいたのですが、音響監督さんと相談して、男っぽいところは元々の性格の一部なので、自然に演じるようにしました。ただ、ハヤトの前では女の子でいようというのは、私の中でも決めていましたし、そういったシーンは音響監督さんとも「ここはもう完全に女の子として接していよう」と話をしました。

男の子と女の子としての切り替えは、ハヤトの前だけって言うのと…

あとは、エミールはわりと好戦的で、「じゃあ、僕が叩き落とすね!」と進んで前線に立つところがあるので、その辺はたくましく演じさせていただきました。

そのあたりは3話のバトルシーンで如実に出ていましたね。大分余裕を持って戦っていた印象です。

そうですね。ハヤトよりヴァリアントに目覚める時期が早くて長かったと思うので、その分戦闘経験も積んでいますし、元々色々知ってますし…。ひょっとしたら一番強いかもしれないですね。

そんなエミールとご自身に近いと思う部分はありますか?

近い部分はあまりないのかもしれません。好戦的かと言われると、そうではないので。ただ、私も「好きなものは好き! 苦手なものは苦手! 嫌いなものは嫌い!」みたいに物事を結構はっきり言うタイプなので、そういう部分は似ているかなと思います。

違うところが多いからこそ演じやすい、演じ難いというところはありましたか?

オーディションを受けた時は、エミールが一番つかみづらくて。色々悩んだり考えたり、マネージャーさんにもかなり相談してオーディションを受けたくらいなので、最初はあまり理解できなかったんです。理解できてないが故に、エミールについて「こんな娘なのかなあんな娘なのかな、ここのシーンはどうしてこんなことするのかな」というのをいっぱい考えているうちにわかってきたのかなと思います。

いつも煮え切らない態度のハヤトに対して、一言モノ申すならどんな言葉でしょうか。

「はっきりしてほしいなぁ。もう、行きな!」って(笑)。女性キャストの間でもやっぱりそういう話になりましたね。「(ハヤトが)はっきりしないね」って。でも、ハヤトは元々病気の妹のためにスレイヤーになることを決めて、リトルガーデンに入学して、すぐに男の子と思っているエミールに懐かれ、クイーンに決闘を申し込まれ、使ったこともないハンドレッドを使うことになり、特設部隊に入れられて…って、本当に忙しいんですよ。目まぐるしい環境変化にどうにかなってしまいそうな中で、魅力的な女の子にどれだけ迫られても、「この娘がいいな」なんて考える余裕なんかないですよね。そう思うと「私を選べ、私を選べ」って押し付けるのはちょっと酷なので、私は煮えきらなくても仕方ないのかなと思います。

プロ球団から声がかかってる高校球児みたいなものですからね。

(笑)。私としてはエミールを選んでくれると信じているので、そこはもう疑っていません。

ライバルヒロイン勢の中で、一番強敵だと思うのは誰ですか。

サクラですね。サクラはハヤトと同じ“ヤマト”出身で、子供の頃に運命的な出会いをしていて、ハヤトの言葉で今まで頑張ってこられたというのもありますし、私から見ても魅力的な女の子です。そんなサクラに迫られたら、ハヤトも嬉しいんじゃないかな。あと、エミールが男の子という体で生活しているので、サクラがグイグイ行くところをエミールは行けないんですよね。水着回でもみんなが水着でハヤトにアピールしている中で、エミールだけTシャツにパーカーを羽織ってしょんぼりしているシーンがあって。あれは「かわいそうだなぁ」と思いましたし、「サクラに取られちゃうー」ってほんの少し嫉妬もしましたね(笑)。

逆に、エミールとしてこのヒロインには負けない!というヒロインはいますか?

全然ベクトルは違いますけど、カレンかな。ハヤトの妹なので、そういう意味でいうとライバルという対象ではないかな、と。むしろ自分のことも好きになってほしいという気持ちが強いと思います。

クレア様はどうですか?

なんだかんだ言ってもエミールと仲が良いと思います。ハヤトのことで嫉妬したり、取られたら嫌だなという気持ちはあると思うんですけど、あの二人は相性が良いのかな。意外と共闘しているシーンも多いですし、言い争いもかわいい口喧嘩だなって。同じぐらいの実力で対等な女の子っていうと、やっぱりクレアかなと。生徒会長として尊敬していますし、たしなめられれば反省する。言い争いが出来る友達ってなかなかいないですからね。

使ってみたいハンドレッドは?

エミールのハンドレッド以外で挙げると、エリカの<絶対運命の鎖(エヴァーラスティング)>はちょっと使ってみたいかな。鎖形状で戦闘もできるけど、敵を拘束することもできるので。主力で戦うのも楽しいと思うのですが、私はサポートするのが好きなので、主力の人たちが戦いやすいようにしたいですね。

日常生活だとどうでしょう。

日常生活だとハンドレッドは使えないですね(笑)!日常生活であの武器たちを使える場面はないと思うので(笑)。唯一使えるとしたらサクラですかね…? フィールド制御型で空間を自分の色に染められるという。自分の部屋を好きに彩ったり出来るのかな?

これまでの物語で印象的なシーンは?

1番好きなシーンは4話でハヤトとお風呂で背中合わせになっているシーンですね。元々デートに行こうとお誘いをしていたのに、仕事があるからと断られてしまったんですよ。その日の夜にお風呂でばったり出くわして、ハヤトが「明日、実は午前中は暇になったんだ。だから行かない?」と言ってくれたのが、個人的にすごく嬉しくて。ハヤトってエミールのことを大事にしてくれているとは思うんですけど、どのぐらいエミールに気持ちが向いているのかいまいち分かってなかったので。エミールを演じる大久保瑠美として、とても嬉しいシーンでした。「ちゃんとエミールのことを考えて、空いた時間をエミールに使ってくれるんだな」って。二人には誰にも入れないような絆みたいなものがあるんだなと思ったシーンでしたね。

バトルシーンではいかがでしょう。

燃えるな!と思ったシーンはハヤトとサクラがバスの事故に巻き込まれた時。エミールが助けに来るんですが、出先だったのでヴァリアブルスーツを着てなくて制服なんですよ。そういう緊急事態感が個人的には燃えるなーと。ハヤトがまるでヒロインのように思えましたけどね(笑)。エミールが強すぎるので、助けにきた時の安心感がすごすぎて。私はあの時、ハヤトを助けに来た王子様のつもりで演じていました(笑)。レイティアとフリッツのキャラクターもすごく好きなので、同じ学年の仲良し4人組で共闘できるのは嬉しかったです。

あれがチームとしての初ミッションでしたものね。

そうですね。1回目の戦闘は生徒会チームと一緒で、ちょっと不慣れな部分もあったんですけど、同級生チームが自分たちで考えたチームプレイで動くというのが楽しかったです。

今後の展開の見どころをお願いします。

ここからは学園ラブコメディというよりもバトルの要素が強くなってくるので、バトルシーンに注目してほしいです。敵として出てきた3人組が入ることでまたちょっと雰囲気が変わって、ハヤトたちとどう関わってくるのかというところも楽しみにしていただければと思います。最終話は「あら!」「まぁっ!」と、にやっとしちゃうシーンで終わるので、原作でいう約4巻までのストーリーを録画している方はぜひ1話から見返して最終話を迎えてほしいと思います。

2016.06.20 D-selectionsインタビュー

物語を盛り上げるOPテーマ「BLOODRED」を歌唱する5人組にインタビュー!


TVアニメ『ハンドレッド』のオープニング・テーマを担当しているD-selections。その正体はi☆Risの澁谷梓希、若井友希。Wake up,Girls!の吉岡茉祐、青山吉能。そして男性アニソンシンガーの小林竜之から成るスーパー・ユニットだ。販売中のシングル「BLOODRED」はメンバーの所属する立ち位置から見ても新しい境地の曲となっている。今回アニミュゥモでは、ユニットの成り立ちから楽曲を介して生まれた絆まで、D-selectionsの全てに迫った。



まずはD-selectionsというユニットについて改めて教えていただけますでしょうか。

澁谷 「まさかのオーディションかと思いきや、TVアニメ『ハンドレッド』のために結成されたユニットでして。メンバーの全員がDIVE II entertainmentというレーベルのレーベルメイトなんですが、その中の“かっこいい”が歌えるメンバーをよりすぐった…selectionされたユニットです」
若井 「最初はメンバーを聞いても、それぞれのグループやソロのイメージもジャンルも違うから全然想像できなかったけど、“かっこいい曲を歌うメンバーを集めたんだよ”と聞いて、このレーベルの中で“かっこいい”といったらこの5人なんだなっと思うとすごく嬉しかったです」
青山 「事務所に入る前からi☆Risのことは元々知っていて、Very好きだったんです。いつか一緒に歌いたいなって思ってたし、実際歌えることになった時は激アツで。さらに“黒一点”でコバタツ(小林)もいるって言う。実は一緒のグループになって初めてコバタツと仲良くなったんですよ。そんな出会いに感謝しています」
小林 「みんなはそれぞれのグループがあるので、こういう形態には慣れてるんですが、僕はずっとひとりでやってきてユニットというのは初めてだったし、しかもみんな女の子だし、どう接するかというのも戸惑ったり。楽曲もキーの違いなどもあるので、そこをどう解消していくのかと不安も沢山あったのですが、レーベルメイトとして元々仲は良かったので、上手くまとまったなと思います。作曲の鳴瀬さんも沢山考えてくださって、5人がやりやすい曲を作ってくださったりしたので“普段みんなが歌っているよりもかっこよく歌えるんだ!”という新たな発見もあって、今はすごく楽しいですね」

それぞれの交流もありながらも、ユニット以前・以後で印象の変わったメンバーはいますか?


吉岡 「私とゆうきちゃん(若井)はラジオを一緒にやっていてつながりがあったので」
若井 「お互いのことはよく知ってはいたんですけど、よっぴー(青山)とはあんまり関わりがなかったので、こうやって一緒にやってみて思うのは“ああ、この娘本当に裏表がないんだな”ってことですね(笑)」
青山 「楽屋でも表でもあんまり変わらない娘なので(笑)。私はさっきも少し言ったのですが、コバタツは変わったなと思います。最初は敬語で話しかけていましたし、私自身も仲良く…」
小林 「なりたくないって言ってたもんね(笑)」
青山 「いやいや(笑)。そこまで彼と関わらないかなと思っていて。人見知りでネガティヴなので“私と仲良くなっても…”って思ってたんですけど、コバタツと話しているうちにそういう性格も変わりつつあって、仲良くするとこんなにいいことあるんだって楽しかったし。人の見方って話すと変わるんだなって…なんだかテーマが大きいんですけど(笑)」
澁谷 「大きいね(笑)」

小林さんの方も変化はありましたか?


小林 「どうなんだろう…。でも人それぞれなんですよね。確かによっぴーとは最初距離があったし、まゆしぃとは別現場でお仕事していたし、i☆Risとは事務所に入った時から知ってましたし」
澁谷 「めっちゃかわいがってましたからね。コバタツのこと」
小林 「最初はみんな優しかった(笑)。徐々にあたりが強くなってきて…」
澁谷 「そんなことないよ(笑)」
小林 「そんなことないけど(笑)、そんな風にi☆Risとは結構交流があったんですが、Wake Up,Girls!のみなさんは割とおとなしいというか」
吉岡 「そうだね」
小林 「あんまり話す機会がなかったから、よっぴーとはD-selectionsがなければ交流がなかったと思うから」
青山 「今は、“コバタツ、オレンジジュース買ってきて”くらいに(笑)」
若井 「別々の活動をしていると薄い壁はやっぱりあると思うので、そこを壊せるのは良いと思いますね」
吉岡 「ここのメンバーの以外のi☆Risの方たちともつながりができて、交流のいいきっかけにもなっていますね。Wake Up,Girls!は大人しい感じで私立の進学校、i☆Risさんは個性いっぱいの公立校、コバタツは男子校で、同じ通学路だけど交わりのなかった3校から合同文化祭のために代表者が出てきたというか。私自身もD-selectionsになったことで、気づけたこともあるし、それをWake Up,Girls!に持ち帰って“こうした方がいいかも”と提案することもあるし。このユニットでみんなと出会えて本当によかったと思います」

わかりました。それでは、「BLOODRED」の聴きどころを教えてください。


吉岡 「TVアニメ『ハンドレッド』のオープニング・テーマなんですが、バトルアニメなのでそれを彷彿させるアツい感じの曲になっています。歌詞だけを見ると、血などの表現が戦いの残酷な部分を感じさせるんですが、曲と合わせて見ると“誰かを守りたい”という希望をもって戦っているということが見えてきて、作品とのリンクを感じる曲となっています」
若井 「全部言ってくれました」
青山 「そうだ。そういうことだ」

サボらないで(笑)。澁谷さんどうでしょうか。


澁谷 「D-selectionsでそれぞれが活動しているフィールドでのそれぞれの持ち味を、この活かせているなと思うのは、声に違う厚みや色が出ていることだと凄く思っていて、この曲はi☆RisやWake Up, Girls!だけだと出せない厚みと色なので、そこはやっぱり一番の魅力なんじゃないかなと思います」
吉岡 「(Wake Up, Girls!は)作品があってのグループなので、あの娘たちでは絶対歌えない曲調だと思うんです」
青山 「激アツですよね。英語もあんなに歌ったのも初めてだし」
吉岡 「そう。歌詞の中に英語がふんだんに組み込まれているものを、私たちは今まで歌ったことがなかったので、まずはカタカナに直すところから始まりました(笑)」
青山 「それが本当に新鮮で。みんな音に対しても真剣で。私もこだわってる方だと思っていたけど、もっとヤベえ奴らが沢山いたっていう」
一同 (笑)
青山 「ライヴしてても、もっと良くなるもっと良くなるという貪欲な姿勢が伝わってきて…そういうのが『BLOODRED』には入ってると(笑)」
小林 「ちょっと脱線したのを最後に修正したね(笑)」
青山 「新鮮だし、出会えて気づけたこの曲の良さってのもあって。最高!(笑)」
小林 「今まで誰かの声にハモるってことがなかったのですが、女性の声にハモるというのが意外にしっくり来るんですよね」
若井・青山 「ふーん」
小林 「気持よくハマるってことを発見して。男女のハモりも聴きどころですが、曲にも女性側と男性側両方の気持ちが込められているんです。グループ内に男が一人というのも『ハンドレッド』の主人公・如月ハヤトくんとリンクしているし、ミュージック・ビデオもハヤトを意識したカットを撮ってくださったり。それも嬉しかったんですよ。今まで作品とリンクしたミュージック・ビデオをいうのはなかったので」

c/wの「Variable Future」の聴きどころを教えてください。


若井 「この曲は音の厚みと広がりが凄いので、ぜひともイヤホンで聴いて欲しいですね。私はいつも(i☆Risでは)高いところを歌ってるんですけど、この曲では一番低いところを歌っているんですよ。そういう新しいことにも挑戦しています」
吉岡 「私とよっぴーもWake Up, Girls!の方ではハモる側だったんで、主旋律歌ってるって(メンバーに)言ったらびっくりされました」
小林 「Wake Up, Girls!の二人は、作品のキャラクターのイメージが先行していたせいか、こういう曲調は想像できなかったので、聴いても“え!誰!”って戸惑っちゃいました」
青山 「コバタツから言われましたもん。“『Variable Future』聴いたけどよっぴーの声すごいね!”って(笑)」
小林 「二人もなんか“コバタツ上手いよね”みたいな返答の臨機応変力」
青山 「Variable(変幻自在)な」
小林 「Variableな臨機応変力(笑)。でも初めてみんなのことをひとりとして見れたかも」
若井 「ああ、これはまゆしぃの…」
小林 「声だなーって」
若井 「ソロパートがあるからね。作曲の鳴瀬さんにc/wどんな曲がいい?って聞かれた時、みんな声を揃えて“ソロパートほしいです!”って言ったよね(笑)。それで(でき上がったものが)とてもバランスがよくて新しい挑戦もさせてくれて、自分たちにも凄く刺激になる曲だったので、毎回ライヴで歌う時に“よし!”ってなります」
青山 「毎回成長しているような気がしている。Variableに」

これまで沢山のイベントに出演してきたかと思うのですが、これまでで思い出深いエピソードはありましたか。


澁谷 「マチ★アソビに行くときの飛行機が、コバタツと一緒だったんですが、もう、うるさいのなんの! うちも飛行機は苦手なんですけど、“いやああああ! 怖―――い!”て言うんですもん(笑)」
小林 「言ってないよ!」
澁谷 「言ってた言ってた!」
青山 「言ってそう」
澁谷 「想像つくと思うよ、読んでる人も。離陸時に“ぎゃあああああああ!”って。普段から声がでかくて、だから目立つ」
小林 「普通に話しているつもりの声でも大きいらしくて…いや、それが思い出って嫌じゃん!(笑)。徳島はバスで待機することが長かったり、バスの前で声出しながら歌ったりしたのが新鮮だったよね」
澁谷 「みんなで終わった後もご飯食べて、プロデューサーさんに“Dセレはいいぞ”と褒められたり。ひたすら熱く語られて。D-selectionsの存在を知っているという方がどんどん増えていってるというのは、『ハンドレッド』という作品のおかげというのもあるんですけど、これから先は作品の力だけじゃなく自分たちから発信して、もっともっと『ハンドレッド』を盛り上げていきたいですし、いつかD-selectionsでワンマン・ライヴやアルバムが出したい。そういう気持ちで頑張っていきたいと思います」