2007年にリリースされたオーストリア人ギタリスト、クリスチャン・フェネスとのコレボレーションの初のスタジオ・アルバム。それ以前からさまざまなコラボレーションを行い、2005年にはふたりでのライヴを収録したミニ・アルバム『sala santa cecilla』もリリースされていたが、その後にウィーンとニューヨークの間で演奏ファイルのやり取りをしてそれぞれが手を加えるという形で本作が誕生した。坂本龍一はピアノとコンピューター、クリスチャン・フェネスはギターとコンピューターを担当。その後クリスチャン・フェネスはYMOのワールド・ツアー(2011年)や『グレン・グールド・ギャザリング』(2017年)に参加するなど、坂本龍一とのコラボレーションは続いていくことになる。