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TEXT:中屋麻依子 PHOTO:HAJIME




アルスマグナLIVE TOUR2016 炎夏祭〜SAMBA CARNIVAL〜 LIVE REPORT 2016.8.12 Zepp DiverCity


7月からスタートした真夏のカーニバル!5人(と一匹)の地元である東京公演は多くのアルスメイトで満員御礼。暗転と同時に「やっぱり女の子って、悪い男がいいんだろ」の神生アキラの声が響くとメンバーカラーの鮮やかな特攻服に身を包んだ5人が登場し「BE-BOP SUMMER BABY」で幕開け。バイクのハンドルを振り回しながらステージを駆け回る5人にフロアは1曲目から大盛り上がり。

アキラと朴ウィトが「SAMBA CARNAVALいくぞー!」「暴れろーっっ!!」と煽ると「恋の容量∞」へ。ダンスの途中、ウィトの背中に泉奏が背中合わせで乗るパフォーマンスを見せるとフロアから「キャー!!」という大きな歓声が。そして間髪入れずに「世紀末スクールウォーズ」でキュートなダンスを披露し「敗北の少年」では花道に飛び出した榊原タツキがブレイクダンスをキメてメイトからも大きな歓声が沸いた。

怒涛の勢いで4曲が終わった後、アキラの「ちゃーす!!」でお楽しみのMCがスタート。アキラが「スゲー入ってんね」と嬉しそうに感想をもらすと九瓏ケント先生も「ぎゅんぎゅんだね」と笑顔。そして先生から「一人ずつ今日の意気込みを言うんだ!」とお達しが出ると…
奏「今日はみんなと一緒に熱くなりたいと思います」
ウィト「楽しむ準備はできてるかー!」
タツキ「今日盛り上がらなかったらいつ盛り上がるんだー!」
アキラ「今日は祭りだ!」とそれぞれが熱く語るごとにフロアから盛大な拍手が。

そして、おニューな特攻服について先生が「この服着るとトガっちゃうな」とニヤリ。ここからアルスマグナワールドが一気に加速。ウィトが特攻服を着て決闘に行く(妄想)シーンをひとりで熱演。メイトが持っているサイリウムを「青にして海を作って!」「緑にして森を作って」とメイトを巻き込みながら笑いを提供するウィトにエンターテイナーの姿を見る。
その決闘シーンでの奏のキメゼリフ「全員まとめてかかってこい」にはメイトから悶絶の絶叫!
「僕もあれやりたい!」うらやましくなったメンバーがひとりずつ思い思いの泉奏になり切って決闘シーンを熱演。ウィトのパリピソング、アキラはスナイパー風、タツキはパペットを持って登場、先生はまさかのおじいちゃんキャラという設定にフロアは大爆笑。

笑いが醒めやらぬまま「ちんあなごのうた」でコミカルなダンスを見せた後は、「女の前ではツッパっていたいんだよー」とアキラが叫ぶと「勝手に親衛隊」のCARNAVAL ver.へ。歌の途中、「花火大会の帰り道で好きな子へ告白」をテーマにメンバーが告白するというミッションが発表。
先生「来年も見に行こう。結婚しよう」
ウィト「キミへの打ち上げ花火があがっちゃった」
タツキ「来年も2人で見ない?ボクのお屋敷の特別なところで…」
奏「これからはおれの後ろをついて来てください。ホラ…(と手を差し出す)」
アキラ「花火キレイだった?でも横に一番キレイなヤツがいるから」
それぞれの告白シーンにメイトからは絶叫に近い歓声が上がり、自分がヒロインになった気分にさせてくれる。

熱い告白の後は、先生にスポットライトがあたり「先生の言うコトは…」と叫ぶとメイトから「ぜったーいっー!!」とレスポンス。「先生の言うコト、ぜーったいっ♥」を披露したのち、最後は先生ひとりがステージに。フロアから「せんせーい!!」の歓声が上がる中、「先生、炎夏祭が楽しみで前の晩、眠れなくて」とカワイイ告白が。「みんなどこから来たの?」と優しく語りかけると、なんと北海道から沖縄、そして海外からもメイトが集まっていた!改めてアルスマグナの人気がわかるひとコマだった。



暗転後、現れたのは提灯を持ち和服に衣装チェンジしたメンバー。太鼓のリズムにあわせて「en(ボカロ組曲)」で骨太のダンスを披露。さっきのコミカルな一面とは打って変わってカッコいいダンスシーンにメイトも見入る。続いてアキラのソロナンバー「しまおもふ」ではサイリウムでフロアが一面赤になりアキラの優しい歌声が響く。

その静寂から突然サンバのリズムが!「サンバDEわっしょい!feat. 九瓏幸子」のイントロが流れると再び衣装チェンジしたメンバーが登場し、フロアはまさにお祭り騒ぎ。そしてスペシャルゲストの九瓏幸子に扮した小林幸子が登場すると盛り上がりは最高潮に。勢いそのまま「夏にキスしていいですか?」「らぶマタドール」と続き情熱的な踊りを見せた。



「ボクはつづく」ではアキラの「タオルを回せー!」の煽りにサビでフロアにタオルの大きな花が咲き、ラストナンバーの「High Five〜Type A.R.S.〜」ではメンバー全員が花道に出てメイトとクラップをしたりと一体感が生まれる。曲の間でも先生とタツキが見つめ合ったり、奏とウィトが互いのマイクで歌い合うなど細かいパフォーマンスになど観ている人を飽きさせない演出がたっぷり。

「どうもありがとうございました」とメンバーが頭を下げてステージを去ると、メイトからほぼ絶叫ともいえる「いやー!!!」の声が沸きおこり、間髪入れずに「アンコール!」の声が。再びメンバーがステージに上がり、九瓏幸子も登場して大歓声が。なんとここで、先生から「僕がこのままメンバーにいていいのかを決めたい」と重大発表。メイトが真剣な目で見守る中、幸子おおおばあさまから「ケント、アルスマグナを続けてよろしい」のお言葉が。メイトからも歓喜の声があがり「アルスマグナのみんなはハートが素晴らしい。ずっと愛してあげてください」とメイトにも愛があふれる言葉を投げかけてくれた。

アンコールは9月21日(水)にリリースされる新曲「EverYell」と「夢地図」の2曲を披露。最後にはメンバーひとりずつから思いが語られる。
タツキ「今日はありがとうございました。本当に楽しかったです」
ウィト「盛り上がった人、手をあげて! でも、ボクが一番盛り上がっているけどね」
奏「みなさん熱くなっていますね。でも、おれの方が熱くなっていますよ」
アキラ「終わりがあるから始まりがある。アルスの輪をどんどんつないでいけたらと思います」
先生「みんなにとって今日、オレたちに会えてよかったと思えるアルスマグナでありたい。いつも応援ありがとう」

先生の言葉にメイトから「ありがとう!!!」の言葉があふれかえる。そして5人(&コンスタンティン)がステージで深々と頭を下げて最後はお決まりの「おやすまぐなー!」で熱すぎるカーニバルの幕が下りた。

歌、ダンス、そしてコントに軽快なトーク。まさにエンターテイメントショーと言っても過言じゃないアルスマグナのライヴ。歌やダンスの技術はもちろんのこと、彼らの個性あふれるキャラクターに加え、仲の良さが垣間見えるチームワークも素晴らしい。そして、なんといってもメンバー全員がメイトを楽しませようと心から思っていることが伝わるライヴであった。

6枚目のNewシングル「EverYell」の発表を皮切りに主演映画、舞台の上演、そして3月28日の日本武道館公演も発表したアルスマグナ。エンターテイナーたちの飛躍はとどまることを知らないようだ。