- 取材・文:高橋 満
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連日、国立代々木競技場第一体育館で熱いライヴが繰り広げられている“a-nation island”。8月5日(月)と6日(火)にはアジア各国を代表するアーティストが集結する“Asia Progress”が開催。初日のBlue Oceanのステージには9組のアーティストが登場!
ライヴ開催の数日前に開演時間の繰り上げがアナウンスされた“Asia Progress〜Blue Ocean〜”。しかし多くのオーディエンスは開場の16:30には会場に到着。アーティストグッズを覗いたりフードエリアで各国の料理を楽しんだり・・・。おもいおもいの夏を満喫!
√5
17:30、「a-nation、楽しんでますか!」という叫びとともに、ニコニコ動画でも絶大な人気を誇る√5がダンサーとともにステージに登場。デビュー・シングル「MERRY GO ROUND」で会場の空気を一気に暖める。「外の暑さに負けないくらい、前も後ろも盛り上がっていこう!!」。2曲目の「ボク時々、勇者」ではメンバーが端まで走り客席を煽る。オープニングから盛り上げた5人がステージを去るとき、会場中から「エーッ!!」という寂しそうな声がいつまでも響いた。
JONTE
2番手としてセンターにキーボードが置かれたシンプルなセットに登場したのは黒にブルーのストライプが入ったクールな衣装をまとったJONTE。昨年末にリリースされたアルバム『Through my Life』から爽やかな夏をイメージさせる「Driving」に、客席は手拍子で応える。そして「ゆっくりと楽しんでください」という優しい言葉とともにピアノの音が流れ、「愛してた」を静かに聴かせる。JONTEの透き通る声に客席も身をゆだね、優しさに溢れる時間を楽しんでいた。
BEAST
次はいよいよK-POPアーティスト、BEASTが登場! 「SHOCK」「FICTION」を客席とともに歌った後、ドゥジュンが「夏休みは楽しんでいますか?」と問いかけると大きな歓声が。ステージが青に染まり幻想的な白いスポットライトが灯ると、「ピガ オヌン ナレン 〜雨が降る日には〜」に。切ないメロディをハイトーンで優しく歌い上げる6人をファンは静かに見つめている。ラストはアッパーなパーティーチューンの「Beautiful」を! 6人がステージいっぱいに広がり手を振ると、客席もサイリウムを振って応える。全6曲を歌い上げステージを後にしても、歓声はなかなか収まらなかった。
SHOW
ステージが暗転し、台湾からやってきたSHOWのビデオがスクリーンに映し出される。額縁を連想させる白い枠を持ったダンサーに囲まれたSHOWが現れると、日本1stシングル「DANTE」のイントロが。「MAGIC」では「みんな一緒に!」とサビを会場と歌う。3日に行われた“a-nation island Departure”では倖田來未とのデュエットが実現した「Twinkie」。この日はファンと一緒に踊ろうという演出に。「もっと一緒に!」「後ろのほうも!!」とSHOWが叫ぶと客席のダンスはどんどん大きくなっていく。5曲を歌い上げたSHOWは12人のダンサーと手を取り、笑顔で「ありがとう!」と大きく頭を下げてステージを後にした。
D☆DATE
次のアーティストが登場するまでのステージ転換の間には、パフォーマンス集団・PARTY ANIMAL CREWのショウタイム! 男女4人ずつのダンサーがステージの流れを冷やさないように盛り上げると、客席にも一緒に踊りだす人が。彼らがステージを後にし、登場したのは夏らしいトロピカルな雰囲気の衣装に身を包んだD☆DATE。それぞれ俳優としても活動する5人が一堂に会し(堀井くんはなんと舞台を終えてから会場に駆け付けたそう!)、「D☆D」「JOKER」などを激しく踊る。最後はライヴのために用意したという「GLORY DAYS」が。夏全開!なアッパーソングに客席も大きく沸いた。
U-KISS
次は韓国から2nd ALBUM『Inside of Me』をリリースしたばかりのU-KISSが駆けつけてくれた。ハードなダンスミュージックに合わせてキレのあるダンスを披露した後は、「Inside of Me」でセクシーな部分を魅せる。曲が進行するごとに存在感が増し、ステージが小さく見えてくるような錯覚さえ覚える。アルバムでは“心の内側”を表現したというが、パフォーマンスからも切なさや男の色気などさまざまな表情を客席に届けてくれた。8月末までジャパンツアーを敢行中のU-KISS。こちらのステージではどんな表情を魅せてくれるか気になるところ!
三浦大知
暗転したステージにライトが灯ると、中央にDJブースが。そこに三浦大知が登場! 彼の登場を待ちわびていたファンからは悲鳴にも似た歓声が。透き通るような高音を聴かせる「Right Now」、跳ねるように舞う「Elevator」。「Lullaby」では最後にバックのサウンドも止まり、彼の優しい歌声だけが会場に響き渡る。この演出には思わず会場も言葉をなくし引きこまれ、やがて自然に大きな拍手が沸き起こった。MCを挟まず一気に進行するステージは、観客に息をつく隙を与えない。最後は「一緒に踊ろう!!」と、Newシングル「GO FOR IT」を披露。7曲を歌いステージを後にしたが、会場には彼のキレたダンスの余韻が残っていた。
THE SECOND from EXILE
それぞれのアーティストが出てくる前の転換タイミングではDJ TORAとDJ 2−YANが会場を盛り上げる。ここではa-nationに欠かせないTRFのヒット曲をプレイ。次々繰り出される名曲を会場も一緒に歌っている。そして暗転。照明がつくとそこには急きょ参戦が決定したTHE SECOND from EXILEが! 「代々木、楽しんでいきましょう!」というNESMISH。SHOKICHIは「CLAP YOUR HANDS!!」と客席を煽る。フロアが揺れるほどのベースを効かせた「BUMP UP」の後は間もなくリリースされる新曲「プライド」と「SURVIVORS」を披露。パフォーマーのKENCHI、KEIJI、TETSUYAが魅せるソロのダンスに湧き、SHOKICHIがシャツを脱ぐと大きな歓声が上がる。5人の圧倒的なパフォーマンスに会場は一体となって盛り上がった。
AAA
時計は21時近くになり、ショウが終盤になったことを観客も悟る。期待はこの日のヘッドライナー、AAAに集まっている。スクリーンにメンバーの映像が流れるとすでにテンションはMAXに! そして「PARTY IT UP」のイントロが聞こえた瞬間から客席は総立ちになり色とりどりのサイリウムが揺れる。「Sorry,I...」から「Love Is In The Air」に移ると、「すげー楽しかったって人はどれだけいますか?」「せっかくだから最後まで楽しみ尽くしたい人は?」と煽る。「a-nationは夏のお祭り! 干からびてないの?ダメじゃん(笑)」と宇野ちゃんの言葉で「777」に。もう最後だし、干からびたっていいやと言わんばかりに客席は揺れ、「ハリケーン・リリ、ボストン・マリ」は全員でタオルを振る。ラストソングとなった「虹」ではテープが会場に舞う。すべての曲を歌い上げAAAがステージを後にした時、観客の心は夏の思い出で満たされていたはずだ。
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セットリスト
√5
M1 MERRY GO ROUND
M2 ボク時々、勇者
JONTE
M1 Driving
M2 愛してた
BEAST
M1 SHOCK(Japanese Version)
M2 FICTION(Japanese Version)
M3 SHADOW
M4 ピガ オヌン ナレン 〜雨が降る日には〜
M5 アルム ダウン バミヤ
M6 Beautiful
SHOW
M1 DANTE
M2 MAGIC
M3 Twinkle
M4 Rock the World 鬧翻天
M5 Feel the Love 全城熱愛
D☆DATE
M1 D☆D
M2 Your Magic
M3 JOKER
M4 GLORY DAYS
U-KISS
M1 ALONE 〜 Forbidden Love
M2 Inside of Me
M3 NEVERLAND
M4 Man Man Ha Ni
三浦大知
M1 Right Now
M2 Elevator
M3 SHOUT IT
M4 Lullaby
M5 Your Love
M6 Touch Me
M7 GO FOR IT
THE SECOND from EXILE
M1 ROCK STAR
M2 THINK ‘BOUT IT!
M3 CLAP YOUR HANDS
M4 BUMP UP
M5 プライド
M6 SURVIVORS
AAA
M1 PARTY IT UP
M2 Sorry, I....
M3 Love Is In The Air
M4 777〜We can sing a song!〜
M5 ハリケーン・リリ、ボストン・マリ
M6 虹