- 取材・文:オフィスキューブ
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オープニングアクトとしてDancing Dolls、Prizmmy☆、ウェザーガールズ、i☆Risという、フレッシュな4組が登場した“IDOL NATION 2013”。総勢15組のアイドルたちによる夢の共演が実現した1日の模様をお届けします!
Dorothy Little Happy
ブルーの衣装に身を包んだDorothy Little Happyが新曲「colorful life」でファンにご挨拶。メンバー5人全員が仙台在住で、東北を拠点に活動している彼女たち、髪が乱れるのも気にせず、常に全力を出し切るようなダンスは見ていて気持ちがいい。間髪入れず2曲目「諦めないで」を披露。ファンはリズムに合わせて「フッ!フッ!」と合いの手を入れ盛り上げていた。自己紹介の後、「今日は会場にいる皆さんにドロシーに恋をしてもらえるように歌っていきたいと思います」とアピール。3曲目「デモサヨナラ」ではその想いに多くのファンが恋をしてしまったのか、「好きよ」「オレモー!」の大歓声! 最後はミディアムチューンの「永遠になれ」。最後までキレを感じさせたステージは、初めて見るファンにとっても楽しかったに違いない。
Cheeky Parade
ミュージック・ビデオのダイジェストから、ロケット発射シーンとなりカウントダウンが始まる――。“小生意気で攻撃的”なグループCheeky Paradeの登場だ。まずは得意とするダンスパフォーマンスでファンの心をつかむと、「C.P.U!?」からスタート。スピード感ある動きの中に繊細さも感じるダンスでファンを圧倒、息の合ったフォーメーションも見ていて楽しい。続く曲は9月リリースの新曲「無限大少女∀」。元気いっぱいの歌声と共に会場中をレーザーの光が照らし華やかさが増す。3曲目「BUNBUN NINE9’」はデビュー曲でもあり、ファンには親しみのある楽曲。いちばんの盛り上がりをみせた。ラストはインディーズ時代の代表曲「Cheeky dreamer」。「まだまだ声、足んないんだよ〜」とアジテートし、ファンに火をつけて皆で燃え上がった。
吉川 友
男性ダンサー2人を引き連れて登場した吉川 友は、満面の笑みをたたえながら「こんな私でよかったら」「ダーリンとマドンナ」とメドレーを披露。“声を聞かせて”というように手を耳に当てるポーズを取ったり、手拍子を促すなど、ファンとの対話を楽しむ様子が印象的だった。MCでは「はじめましての方は、吉川 友の顔と歌と体を覚えてください。他のアイドルに比べるとポチャドルなんで(笑)」と笑いを誘いつつ、キマグレンがプロデュースした新曲「八月の花火」を爽やかに歌う。ラストを飾った「ずっとずっとずっと君がスキだ」ではひときわ歓声も大きくなり、吉川もそれを感じてか、Vサインをしたり、手を付き上げたりとノリノリ。ラスト、サビの部分では口に手を当てて、ファンに向かって投げキスのサービスも!!
Dream5
オペラのような壮大な前奏が流れざわめく会場。黒いマントに身を包んだDream5の5人が登場し、「COME ON!」が始まるとマントを脱ぎ捨て、同時に大爆音が!! 度肝を抜かれたファンだったが、ノリのいいダンスチューンにすぐ気を取り直し声援を贈る。続く「READY GO!!」では、唯一の男子メンバー、高野洸がバク転を披露し会場を沸かせるなど冒頭から盛り上がりをみせた。「よかったら一緒に歌ってくださ〜い!」と、サビの部分で会場との一体感を感じられた新曲「We are Dreamer」。最後はTRFのカヴァー曲「CRAZY GONNA CRAZY」を熱唱。聴き慣れた曲というだけでなく、表現力のあるダンスでファンを魅了したステージだった。
SKE48
Next Stage SKE48の文字が表示されると一斉に会場が沸き、メンバー紹介の映像に合わせて“S、K、E、4〜8!”とコールが鳴り響く。メンバー16人がステージに登場した瞬間にはまさに地響きのような声援が!! 自己紹介代わりのナンバー「SKE48」から始まった彼女たちのステージに、ファンは色とりどりのサイリウムを振り、声援を贈る。「1!2!3!4!ヨロシク」では松井珠理奈、松井玲奈、高柳明音がセリフを言う度に大きな歓声が上がった。
続けて、須田亜香里の「これ以上、熱くなっちゃったらごめんね!」というMCから、夏にピッタリなヒット曲「ごめんねSUMMER」「アイシテラブル!」「パレオはエメラルド」が続き、会場のヴォルテージもMAXに! それに応えるように、SKE48らしい激しいダンスが繰り広げられ、余りの激しさに玲奈の衣装が壊れてしまうというハプニングも。最後、新曲「美しい稲妻」を歌う前には「一緒に歌って欲しい」という玲奈からのお願いがあり、サビ部分の「ハァンアンッ」のレクチャーが。ワイルド&セクシーなナンバーをファンも一緒になってラストを盛り上げた。
アンコールを受けて再びステージに現れると、ダンサブルな「オキドキ」、さらに最近のコンサートで締めくくりに歌われる事が多い「仲間の歌」で応えてくれた。最後はメンバー全員が横一列に並び、手を繋いでカーテンコール。ファンの温かい拍手がいつまでも続き、第1部は幕を閉じた。
9nine
映画『スター・ウォーズ』のテーマ曲にのって第2部がスタート。先陣を切るのは川島海荷らメンバーが個々に活躍する9nine。「皆、楽しんでいきましょう!」という“宣誓”に会場も再びスイッチオン。大声援に加え、サイリウムを振る手にも力が入る。新曲「Evolution No.9」「少女トラベラー」と徐々にスピード感が上がっていく。ステージをダイナミックに使った大人っぽさを帯びたダンスには目を見張るものがあった。3曲目「one kiss」ではキュートな振り付けを教えてくれた彼女たち。サビで会場中が一体となって練習通りに手を振り大成功! 一体感が生まれたことにメンバーも満足そうだった。最後の曲は「困惑コンフューズ」。タオルを手にし、さらに一体感を深めるかのように、メンバーとファンが一緒にグルグルグルと回し続けた。
東京女子流
12月22日に2年連続の日本武道館公演を行うことがサプライズ発表された東京女子流。5人が眩い光に包まれた瞬間、「鼓動の秘密」が流れ踊りだす。プロポーション抜群のメンバーたちに会場からはため息すら聞こえてきそう。長い手足を活かしたダンスに誰もが魅入られていった。続けて「おんなじキモチ」「Attack Hyper Beat POP」を歌う彼女たち、随所でダンスに対して歓声が上がる。タオルを回す演出や掛け声なども交えて、一方通行でない手ごたえをファンも感じていたに違いない。新曲紹介のMCを挟み、その曲「Get The Star」を披露。LUNA SEAのJが楽曲提供とあってバンド感あふれるかっこいいメロディにファンも聴き入った。最後はバラード曲「Last Forever」でしっとり。ソロパートもあり、ファンにとっては心に残る曲となっただろう。
アップアップガールズ(仮)
大歓声に迎えられて登場したアップアップガールズ(仮)は、1曲目の「リスペクトーキョー〜UPPER ROCKメドレー〜」からテンションMAX! 「リスペクトエ〜ネ〜ショ〜〜ン!」の掛け声が引き金となり、アッパーな楽曲に合わせて観衆たちも体を揺らし踊りまくる。MCで「去年はオープニング・アクトだったけど、今年はメイン・アクトで帰ってこれて、メッチャメッチャ嬉しいです」と素直に喜び、「SAMURAI GIRLS」へ。曲に合わせた剣道の居合抜きのような振り付けに会場もテンションを高めていった。さらにアッパーな楽曲「アップアップタイフーン」「アッパーカット!」と続き、観衆は興奮しまくり、会場中が揺れに揺れ、アドレナリン大放出となった!
SUPER☆GiRLS
SUPER☆GiRLSの登場を待ちわびて大声援が巻き起こる中、メンバーが登場すると爆発音と共に複数の炎が立ち昇る。まずはアップテンポでポジティブな楽曲「女子力←パラダイス」から。10人の個性が弾けるAメロからはじまり、サビの部分ではファンと一緒にジャンプをするなど1曲目から元気いっぱいだ。MCでリーダーの八坂沙織が「宣誓! 私たちはIDOL NATIONのステージで、1人でもSUPER☆GiRLSを好きになってもらえるように努力します!」と発するとファンの声援も勢いづく。「常夏ハイタッチ」と「MAX!乙女心」の夏ソング2連発では、男子と女子に分けたコール&レスポンスといったオーディエンスとの楽しいやりとりもはさみつつ、客席との距離をぐぐっと縮めていく手腕がお見事。そのテンションのままラストは「Every Body JUMP!」。エンディングでは全員でジャンプして締めくくり、熱い会場の温度をさらに上げてくれた。
アイドリング!!!
TRFの名曲「EZ DO DANCE」からスタートしたアイドリング!!! 。20名のメンバーによる大迫力のフォーメーションに合わせ1曲目から会場中がジャンプをしたり踊ったりと大盛り上がりをみせた。続く情熱的な新曲「サマーライオン」では“メラメラ感”いっぱいにヒートアップ、その勢いは爽やかな3曲目「プールサイド大作戦」へと引き継がれ、声援が大きなうねりとなってステージへと届けられた。MCでは5期生となる新メンバー5人のお披露目が。25人の大所帯となる新体制でのライヴがどうなるか、そんなことを考えていると早くも最後の曲「職業:アイドル」に。感謝の気持ちを伝えようとメンバーたちはステージの上を右へ左へと走りまわる。観客にマイクを向けたり、ファンとメンバーとの距離が縮まったことが実感できるステージだった。
AKB48
AKB48のコールと共に会場内の温度は急上昇、スタートから7時間近く経つのに、どこにそのエネルギーが残っていたのかと思うほどの大声援が起こった。いよいよ大トリの登場だ。眩い光を浴びて、ステージに現れた大島優子、渡辺麻友、柏木由紀、高橋みなみ、小嶋陽菜、板野友美ら16人による1曲目は、大人っぽくクールなナンバー「UZA」。そしてファンの興奮さめやらぬうちに飛び出した2曲目は一転してキュートな「会いたかった」! 彼女たちの幅広い音楽性や、メンバーの多彩なキャラクターに、のっけからヤラれてしまった。
「今持っているエネルギーをすべて出し切るように、夏の思い出を一緒に作りましょう!」というMCの後は、夏にピッタリの楽曲「さよならクロール」。そして「ファーストラビット」ではメンバーのうさぎのポーズがかわいらしく、ファンをキュンとさせた。続く「重力シンパシー」では力強いパフォーマンスで終始圧倒し、ラストの指原莉乃がセンターを務める話題の新曲「恋するフォーチュンクッキー」へ。「皆さん踊ってくださいね〜!」というメンバーからのお願いを受けて、会場中が楽しそうに踊る様子は、まるでミュージック・ビデオのよう!
あっという間の本編だけではまだまだ聴き足りないと“アンコール”が連呼される中、再びメンバーが登場するとキラーチューン「ヘビーローテーション」をプレゼントしてくれた。銀のテープが会場内に降り注ぎ、この日、いちばんの盛り上がりを魅せた彼女たち。フィナーレではメンバー全員が手を繋ぎ、深々と頭を下げる。最後の最後までファンに向かって手を振り、声を掛けるメンバーたちを見送った会場内では、幸せそうに暫く余韻を味わう人たちで溢れたのだった――。
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セットリスト
【1部】
Dancing Dolls【 Opening Act】
M1:「DD INTRO(dance track)」
M2:「メロメロバッキュン(dance ver.)」
MC (短め)
M3:「DD JUMP」
Prizmmy☆【 Opening Act】
M1:「EZ DO DANCE」
M2:「パンピナッ!」
ウェザーガールズ【 Opening Act】
M1:「恋の天気予報+cherry cherry boom boom」
M2:「恋のラブサンシャイン」
i☆Ris【 Opening Act】
M1:「Color」
M2:「§ Rainbow」
Dorothy Little Happy
M1:「colorful life」
M2:「諦めないで」
M3:「デモサヨナラ」
M4:「永遠になれ」
Cheeky Parade
M1:「C.P.U !?」
M2:「無限大少女∀」
M3:「BUNBUN NINE9'」
M4:「Cheeky dreamer」
吉川 友
M1:「メドレー」
M2:「八月の花火」
M3:「ずっとずっとずっと君がスキだ」
Dream5
M1:「COME ON!」
M2:「READY GO!!」
M3:「We are Dreamer」
M4:「CRAZY GONNA CRAZY(ショートVer.)」
SKE48
M0:「Overture」
M1:「SKE48」
M2:「1!2!3!4!ヨロシク!」
M3:「ごめんねSUMMER」
M4:「アイシテラブル!」
M5:「パレオはエメラルド」
M6:「美しい稲妻」
ENC1:「オキドキ」
ENC2:「仲間の歌」
【2部】
9nine
OPENING SE
M1:「Evolution No.9」
M2:「少女トラベラー」
M3:「One Kiss」
M4:「困惑コンフューズ」
東京女子流
M1:「鼓動の秘密(with Intro ver.)」
M2:「おんなじキモチ(2'30" ver.)」
M3:「Attack Hyper Beat POP」
M4:「Get The Star」
M5:「Last Forever」
アップアップガールズ(仮)
M1:「リスペクトーキョー〜UPPER ROCKメドレー〜」
M2:「SAMURAI GIRLS」
M3:「アップアップタイフーン」
M4:「アッパーカット!」
SUPER☆GiRLS
M1:「女子力←パラダイス」
M2:「常夏ハイタッチ」
M3:「MAX!乙女心」
M4:「EveryBody JUMP!!」
アイドリング!!!
M1:「EZ DO DANCE」
M2:「サマーライオン」
M3:「プールサイド大作戦」
M4:「職業:アイドル。」
AKB48
M0:「Overture」
M1:「UZA」
M2:「会いたかった」
M3:「さよならクロール」
M4:「ファーストラビット」
M5:「重力シンパシー」
M6:「恋するフォーチュンクッキー」
ENC1:「ヘビーローテーション」