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【moumoon】
海外シーンとシンクロするシンセポップ・バンドな魅力!

moumoonサウンドの“音の魅力”に注目したい。洋楽でいう、ハイムやフェニックス、フォスター・ザ・ピープル的な、海外シーンとシンクロするシンセポップ・バンド的な才能を感じたのだ。昨年のフランス・パリでの海外EXPOイベント『JAPAN EXPO2014』への出演はもちろん、今年の春に出演したアメリカ・オースティンでの『SXSW』、イギリス・ブライトンでの『THE GREAT ESCAPE』など海外ロックフェスでの活躍の結果、moumoonはアニメやヴィジュアル系、アイドル文化でもなく、海外のインディーロックと並列で楽しめる音楽性のクオリティの高さが評価されていることに注目したい。

なお、昨年のツアー『FULLMOON LIVE TOUR 2014 〜LOVE before we DIE〜』ではドラムとベースを加えた4人編成ながら、ヴォーカルのYUKAや、ギターとサウンド・プロデュースを手がけるMASAKIが、ラップトップやシンセサイザーを曲に応じて取り入れるなど、担当パートに縛られない“音の響き”を意識したサウンド・スタイルを打ち出していたことが興味深い。リード曲「『Love is Everywhere』」で聴けた浮遊感ある疾走感は、moumoonならではのプラスティックな世界観を解き放つ特異なポップチューンだった。ぜひ聴いてみて欲しい。

moumoonといえば資生堂CMソングとして大ヒットした「Sunshine Girl」、「Chu Chu」など、センス良きキラキラ感あるポップチューンな印象が強い音楽ファンは多いだろう。しかし、昨年リリースされた、女性ゾンビをアクセントにしたアートワークが賛否を呼んだコンセプチュアルなアルバム『LOVE before we DIE』では、ライブでの盛り上がりを想像できるエモーショナルなナンバー「エメラルドの丘」がキラーチューンとして輝いていた。このことからも、チャートシーンで活躍するポップスター的イメージからの脱却……、とまで言わずとも、確かなる進化を感じられ、夏フェスシーンでも闘えるバンド、moumoonの奥深さをライブを通じて体感させられたのだ。

あらゆるサウンドを呑み込みながら、ひと捻り入った極上のポップチューンを料理し続ける“音の職人”moumoonは、フランスのテレビ局『Nolife』での日本人アーティスト・ランキングで1位を獲得したことでフランス人気が高まりつつあり、今年の春、パリとリヨンでワンマン公演を成功させている。

そんなmoumoonは、満を持して2015年8月12日に6thアルバム『It’s Our Time』をリリースする。覚醒した本作の登場によって海外はもちろん、ロックフェス界隈でも闘えるmoumoon像が確立されることだろう。すでに、先日赤坂ブリッツで行われた2人だけによるツアー『moumoon FULLMOON LIVE TOUR 2015 SPRING 〜OFUTARISAMA〜』でも、新境地となるダンサブルな新曲が披露され大きな盛り上がりをみせていた。moumoonによる“いま”の時代を感じられる、独創性の高いライブ・エンタテインメント&リリース作品に今から注目したい。

以上、ヒットの現場からお届けしましたー。

次回は6月12日更新

ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)
Yahoo!ニュース、J-WAVE、MTV81、ミュージック・マガジン、2.5D、音楽主義などで、書いたり喋ったり考えたり。……WEBサービスのスタートアップ、アーティストのプロデュースやプランニングなども手掛ける。著書『ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本』(ダイヤモンド社)、DREAMS COME TRUEツアーパンフレットへの寄稿、TM NETWORKツアーパンフレット・シリーズ執筆。SMAPタブロイド新聞フライヤー執筆。メイン取材&100曲解説を担当した『小室哲哉ぴあ TM編&TK編』、4万字取材を担当した『氷室京介ぴあ』(ぴあ)発売中!
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