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音楽コンシェルジュ・アワード
今週聴くべき3枚:globe、ケツメイシ、吉澤嘉代子 2016.8.5 UPDATE

話題の映画『シン・ゴジラ』を観てきました。空想特撮エンタテインメントでありながらも社会的な側面を持つ『ゴジラ』らしい最高に面白い映画でした。ネタバレになってしまうので多くは語れませんが、物語の軸となる謎めいた登場人物は、押井守監督の映画『機動警察パトレイバー the Movie』での天才プログラマー帆場暎一を思い出しました。あと、これまた大好きな科学技術館が重要な舞台として登場したのにもクスッと。長谷川和彦監督による映画『太陽を盗んだ男』オマージュですね。確信犯的に見所あり過ぎで、でもそんなネタなど分からなくても十二分に楽しめる、いや考えさせられる、いや高揚させられる、いろんな事象と置き換えることも可能な、人間を描いた意義ある作品でした。特撮映画はもちろん、名作『新幹線大爆破』や岡本喜八監督作品など、レジェンダリーな邦画を見返したくなりました。
http://www.shin-godzilla.jp/

はい、というわけで、今週チェックすべき音楽作品を紹介していきましょう。新作リリース・アイテムが多い音楽作品の中から、選びきれないあなたへ向けて今週、音楽シーンで話題の3枚を“音楽コンシェルジュ”がセレクト。本気でオススメしたい、三つ星級の作品を独断と偏見で解説していきます☆☆☆

【邦楽アルバム部門】globe『Remode2』

globeの新作アルバムといっても過言ではない強力なリプロダクション作品の登場。まずは先入観をとっぱらって、この夏最強のサマー・ソングとしてレコメンドしたい「Feel Like dance」の新ヴァージョンを聴いて欲しい。そして、リフが印象的な「DEPARTURES」や「Perfume of love」など、耳が喜ぶ魔法めいたキャッチーな新アレンジにも胸が躍る。隠れた名曲「illusion」に陽があたったことも喜びだ。2016年、今なお進化し続ける小室哲哉のセンスが炸裂した1枚。

http://avex.jp/globe/

【邦楽シングル部門】ケツメイシ「ヤシの木のように / カラーバリエーション / 君との夏」

ケツメイシ、メジャー・デビュー15周年第3弾作品は、最強の夏うたがトリプルA面で登場。リード曲「ヤシの木のように」は、平和の美しさを体感させてくれるキャッチーな王道サマー・チューン。超ポップでノリの良い「カラーバリエーション」は、個性を色にたとえたケツメ流のヒューマンな応援歌。3曲目「君との夏」は、哀愁漂う切なポップな大人のラヴソングを聴かせてくれる。距離感の近い、元気を貰えるポップ・ミュージックの魅力を堪能できる1枚だ。

http://www.ketsume.com/

【邦楽ミニアルバム部門】吉澤嘉代子『吉澤嘉代子とうつくしい人たち』

懐かしくも新鮮な“妄想系ポップ・ミュージック”を届けてくれる逸材。「ものがたりは今日はじまるの」のミュージック・ビデオに吉岡里帆が出演していることも気になるポイント。爽快感溢れる青春ピュアポップなサウンドと、吉岡による透き通ったパフォーマンスが見事に溶け合っている珠玉のナンバー。岡崎体育との「ゆりかご」で聴けるシリアスなブレイクビーツにラップを乗せるテイストも新境地。伊澤一葉との80’sライクな「アボガド」での極上のポップ・センスも激ツボ。

http://yoshizawakayoko.com/

以上、ヒットの現場からお届けしましたー。

次回は8月19日更新

ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)
Yahoo!ニュース、J-WAVE、MTV81、ミュージック・マガジン、2.5D、音楽主義などで、書いたり喋ったり考えたり。……WEBサービスのスタートアップ、アーティストのプロデュースやプランニングなども手掛ける。著書『ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本』(ダイヤモンド社)、DREAMS COME TRUEツアーパンフレットへの寄稿、TM NETWORKツアーパンフレット・シリーズ執筆。SMAPタブロイド新聞フライヤー執筆。メイン取材&100曲解説を担当した『小室哲哉ぴあ TM編&TK編』、4万字取材を担当した『氷室京介ぴあ』(ぴあ)発売中!
https://twitter.com/fukuryu_76
http://bylines.news.yahoo.co.jp/fukuryu/