「聖誕祭」と書くことも。バースデーケーキが登場するのはもちろん、メンバーが手紙やビデオレターを披露したり、バースデーソングを歌ったりする。祝われたアイドルは感極まって泣いてしまうことも。ファンならずとも絶対見逃せないレアなシーンが満載だ。
照明器具「ケミカルライト」のことで、通称「サイリウム」。会場によっては、ファン有志やスタッフの呼びかけで、どの曲でどの色のサイリウムを振るかなど、それぞれ想いのこもった演出が試みられる。アイドルがそれを見て感激すると、ファンとアイドルの気持ちが一体となった熱いステージに。
「推しメン」は2011年のユーキャン新語・流行語大賞で候補にも選ばれたほどで、もはや常識? ほかにも、推しメンがいるのに他の子も応援することを「推し増し」、メンバー個人ではなくグループを応援することを「箱推し」、推しメンを変える浮気心を「推し変」と呼ぶなど、活用範囲の広い基本用語だ。
握手会での決められた短い時間の中、「ずっと手を離さない」「目をそらさない」など、ファンサービスを大事にするアイドルの対応のこと。逆に、「すぐ横を向く」「会話が続かない」といった対応は、ファンをしょっぱい気持ちにさせるので「塩対応」と言われる。こうした対応次第で、アイドルの人気度は大きく左右される。
テレビでも目にする機会が多い、「ヲタ芸」を代表するような振付。渡辺美奈代の「恋愛(ロマンス)紅一点」の振付から派生した動きのため、こう呼ばれるようになった。主にサビで使われるが、最近は迷惑行為として禁止されているケースも。
「誰でも大好き=Daredemo Daisuki」の頭文字を取った略語。特定のアイドルのみを熱心に応援するヲタからすると、複数のアイドルを好きになるヲタは節操なく見えるよう。もし他のヲタからDDと呼ばれてしまったら、バカにされている可能性も・・・。そんなときは、「俺はみんなを愛しているんだ!」と言ってやろう。
アイドルポップスに多いBメロの「タンタタン」のリズムに合わせて、手拍子をした後に奇声を発しながら右手を挙げて垂直に飛び上がる「ヲタ芸」のこと。「パンパパンヒュー」の略称。手拍子の部分でメンバー名を叫んだり、垂直跳びにひねりを加えたりと、アレンジを加えることで、より愛情が表現できる。
語源や、いつ言われはじめたかははっきりしないが、今ではアイドルのライヴではおなじみの掛け声になった。「あ〜、よっしゃ行くぞ〜!!」のあとは、「タイガー、ファイヤー、サイバー、ファイバー、ダイバー、バイバー、ジャージャー!」と続く。この言葉自体に特に意味はないようだ。
その名の通り、まるで地蔵のように突っ立って動かないことから。バカにするときに使われることが多い。本来ライヴの楽しみ方は人それぞれだが、アイドルのライヴは叫んで踊って盛り上がることが良しとされがちなのだ。ただ、派手に飛び回りすぎるのも迷惑がられるので要注意。
最後の握手後は鍵を閉めて会場閉鎖・・・から来た言葉だと思われる。転じて最後の握手をするファンを指すこともある。「鍵閉め」を担うファンはアイドルに強い印象を残しやすいと言われ、コアなヲタたちによる激しい争いが繰り広げられる。が、逆にそれがアイドル本人には嫌がられることも。