最も有名な集会場所が、ファンの間では「橋」と呼ばれている原宿・神宮橋。休日には、思い思いにコスプレをしたファンたちが集まる集会の聖地だ。人気の高いバンドメンバーの誕生日になると、バースデー集会が催され、ファンのテンションはヒートアップ!
「最近飽きちゃったから、○○のファン上がるわ〜。CDも全部売っちゃう」のように使う。ひとつのバンドを上がっては、新しいバンドのファンになることを繰り返す人もいる。特定のバンド一筋の人には、許せない行為かも。ちなみに、ジャニーズファンの場合は「おりる」というらしい。
ヴィジュアル系というだけあって、やっぱりルックスはファンになる上での重要な要素。とはいえ、見た目だけでファンを公言すると、「音楽センスや演奏テクニックも含めて好き!」というファンには嫌われることもあるみたい。中には、顔はイマイチでも曲がいいから応援しているというファンも。
男性が女性役を務める歌舞伎用語「女形(おやま)」をもじったもの。ヴィジュアル系では「おんながた」と読む。有名なところでは「SHAZNA」のIZAMや「メガマソ」の涼平に代表される。女性も顔負けの美しいルックスに、ファンは夢中になってしまうのだ。
「貢ぐ」が転じて「蜜(みつ)」に。プレゼント自体を指すことも。彼女たちからの貢ぎ物で生活をするバンドもいるのだとか。いくら好きでも、貢ぐことでメンバーに近づくと、周囲から嫌われちゃう。彼らがバンド活動の稼ぎで生活できるように、CDを買ったりライヴに行ったり、正々堂々応援すべし!
「コテコテのヴィジュアル系」の略。「D」や「theGazettE」に代表される。これに対し、2000年代に入って増えているのが、「ゴールデンボンバー」や「アンティック−珈琲店−」などの「オサレ系」バンド。ポップな曲調で、ギャルっぽいメイクが得意。また、「NIGHTMARE」「Alice Nine」のようなコテ系とオサレ系の中間的存在を「コテオサ」という。
「盤」とは、バンドのこと。活動していなくても、いつまでも自分の心の中で生き続ける・・・という意味。例えば、「MALICE MIZER」や「Versailles」は多くの人が「神盤」のひとつにあげるバンドだ。もちろん、メジャーであれマイナーであれ、自分にとって忘れられない名バンドこそ「神盤」!
「咲き」ともいう。その時、甲高い声でメンバーの名前をシャウトすることを「咲き声」と呼ぶ。ともにバンドメンバーに愛を伝える行為だが、中には「咲く」ことを嫌う「咲き禁盤」と呼ばれるバンドも。「咲禁」の場合は、拳を上げて曲にのる方がメンバーに喜ばれるぞ。
「バンドギャル」→「バンギャ」→「ギャ」という具合に、省略されて呼ばれるようになった。ライヴなどにはあまり行かず、音のみ聴く女性ファンは「音源ギャ」といわれる。また、年長者のギャのことを「オバンギャ」、男性ファンは「ギャ男」など、さまざまに派生して使われる。
舞台から客席に飛び込むパフォーマンスを「ダイブ」といい、その逆だから「逆ダイ」。主にインディーズバンドのライヴで見られる現象だ。バンドによっては、逆ダイをさせるための「逆ダイ曲」なるものがある。ほかに、「背ダイ」といって背中から飛ぶ行為も。さらに激しいのが「コロダイ」。その名の通り、テンションの上がったファンが客席の頭上をコロコロ転がるのだ!