羽多野渉 アーティストデビュー5周年記念 撮り下ろしグラビア&インタビュー

羽多野渉 アーティストデビュー5周年記念 撮り下ろしグラビア&インタビュー

PHOTO:川田洋司/TEXT:石川雅文/HAIR&MAKE:大西花保(B-SIDE)/STYLIST:高山良昭/衣装協力:Revo.


続いては12月21日(水)発売の『キャラバンはフィリアを奏でる』。タイトルの“フィリア”というのは“親愛”という意味ですが、どういう意図でこのタイトルを付けられたのでしょうか。

「これは制作スタッフと“どんなアルバムにしようか”と話している中で、記念のアルバムでもあるので、5年間応援して下さっている皆さんに感謝の気持ちを伝えられる物にできたらいいな、というところから始まって、プロデューサーさんが提案してくださったんです。それが自分の中でドンピシャだったんですよ。“フィリア(親愛)”という言葉に関しては、プロデューサーさんや音楽スタッフさん曰く“羽多野くんのこの5年の音楽活動を見ていると、お会いするスタッフさん、作曲家、作詞家のみなさん、色んな人に対する親愛の情のある人だな”だそうで。僕自身が“俺、フィリアじゃないですか”っていうのはすごく恥ずかしいじゃないですけど、5年間見守って下さっているプロデューサーさんに言っていただくのはすごく嬉しくて。僕自身も、親愛の気持ちで支えてくれる人たちに“フィリア”を届けたいという気持ちから決まりました」

お話を聞いていると、羽多野さんのまわりに集まっている方たちがキャラバンになって親愛を奏でて行脚していく感じがして、それがここからの5年間…ファンの方や、声優の活動だけじゃなく、色んなお仕事に広がりを持って響いていくような印象を受けました。

「ありがとうございます。応援して下さっている方たちへの感謝という意味で、1stシングルからお世話になった4人の作曲家さんに、僕から直接発注させていただいて、楽曲を提供していただきました。それと同時に、これからの羽多野渉をお願いしますという気持ちを込めて5曲目は「You Only Live Once」をアレンジして「You Only Live Once -everlasting-」として収録しています」

具体的に“こういう感じの曲でお願いします”という指示はされたんでしょうか。

「今回、“キャラバンはフィリアを奏でる”というタイトルから想像できるショートストーリーを僕自身で書いたんですよ。5話構成で。それを作曲家さんに読んでいただいて、“これのテーマソングをかいてもらえませんか”という風にお願いしました。『キャラバンはフィリアを奏でる』は、”世界と時空を旅する”というコンセプトなので、音楽を聴いただけで世界を一周したような気持ちになってもらえればいいなと思っていて、最初は日本から西に行って中央アジア…アジア大陸をイメージした楽曲を作ってもらおうと。この曲にはどんな楽器があったらいいかな…あの場所だったら昔から使われている二胡だったら良いんじゃないかな…という風にその土地土地で昔から使われている楽器を曲の中に入れていただいているんです。それによってバラバラな個性の5曲が集まりました。最初は“アルバムとしてまとまりがないんじゃないか” ってすごく不安だったんですけれど、ショートストーリーでは世界一周しているので、逆に“バラバラで良いんだ。これで成立してる!”って(笑)」

そのショートストーリーの内容というのは具体的にはどんなものなのでしょうか。

「旅人が世界を回って、その先で見た人、触れ合った人と一緒に時空を超えた創造をするという話で、最初に訪れた場所には中国の古代遺跡があって、その遺跡の中にある記憶に触れてしまうのですが、古代の王朝に誰も知らない小さな恋物語があり、それが戦によって失われてしまうという悲しい恋の話なんです。それを作詞家さんが小説の何倍もお洒落なワードで物語を紡いでくださって。おかげでとても想像力豊かに物語が広がって、気持ちよく歌わせていただきました」

ストーリーはアルバムを完成させる最後のピースのようなものなんですね。

「そうなんです。意外にイメージが伝わりやすくていいなと思いました。自分で作詞すると、自分だけの世界で完結しちゃうんです。それはもちろん素晴らしいことなんですけれど、自分の中にあることを人に伝えて、別の人が仕上げることで声優としての羽多野渉がその物語に入り込む余地が生まれました。だからすごく気持ちよくて。制作過程としては非常に回りくどいことをしてしまったのかもしれないですが、その回り道が今回の『キャラバンはフィリアを奏でる』には必要だったのかなと思っています」

その重要な小説をご自身で朗読していただいたCDがアニミュゥモのオリジナル特典に付くということで!

「そうなんですよ! これ、イベントなどで“今、小説みたいな大それたものではないんですけど、プロットに近いものを書いてるんですよ”って言ったりしていて。そうしたら“それはどこで読めるんですか”と結構お問い合わせをいただいて。今回、本来の声優の活動のひとつである朗読というかたちで世に出せるというのは、非常に嬉しい機会だと思っています。プロの作家さんからしたら本当に拙い文章ではあるんですが、作り手の僕が自ら朗読をすることで気持ちだけでも楽曲に対する想いが伝わればいいなと思いますので、ぜひみなさんに聞いていただきたいです。音楽活動は5年ですが、声優は10年以上やっておりますので(笑)。みなさんよろしくお願い致します」

それでは最後に2017年1月25日(水)に初のライヴDVD『Wataru Hatano Live 2016“Synchronicity”』を発売するとのことで、こちらの振り返りと、2月からスタートするツアーの意気込みをお聞かせいただければと思います。

「今年のライヴは年明けから準備して2月にワンマンライヴを行ったのですが、会場の川崎CLUB CITTA’はとても素敵な場所で、名立たるアーティストの方々が立ったステージに立たせていただけるだけでも光栄でした。朝会場に入ってステージに一礼しました。“やらせていただきます!”って気持ちで。本当に誉れ高いことでした。沢山の方が観に来てくださってすごく嬉しかったですし、あの一日はずっと気分が高揚していて。ライヴ中に色々MCでお話しもさせていただいたんですけれど、その部分もこのライヴDVDには収録されています。観に来てくださった方も、都合が悪くて観に行けなかったという方もライヴを味わっていただけると思いますので、こちらもよろしくお願いいたします。これを観た上で来年のライヴツアーに参加いただけたらうれしいです」

ツアー、期待しちゃってもいいですか?

「そうですね。イメージしているのは“旅”なので、ステージを含めてその土地その土地の楽しみが表現出来ればいいなと思います」



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