ときめきのボーカル・ハーモニー!
心踊る、シャンソン・カヴァー・アルバム
レジーナ、エヴァ、マリーザの3姉妹によるグループ、トリオ・エスペランサ。エスペランサとは“希望に満ちていること”の意味です。トリオの活動の拠点を、ブラジルからフランスに移して20年の節目を祝い、また併せてシャンソンの伝統に敬意を表する目的で制作されたのが本アルバムです。ポール・モーリアの右腕として活躍し、現在はニュー・ポール・モーリア・グランド・オーケストラの指揮者を務めるジェラール・ガンビュスによる、姉妹のボーカル・ハーモニーを最大限に生かしたアレンジが、シャンソンのスタンダード曲に新たなる生命を与えています。そして、それは今までに聴いたことのないような、大変フレッシュなシャンソンのアルバムに仕上がりました。
また、ブラジル人の三姉妹だからこそ表現し得る、ブラジル独自の感覚“サウダージ”に由来するフィーリングが、それぞれの曲に深い味わいを与えています。さらに曲によってフランス語とポルトガル語で歌い分けており、「バラ色の人生」はフランス語とポルトガル語を織り交ぜています。また5、6曲目で聴かれるブラジリアン・タッチのパーカッションや、10曲目のボサノヴァ・タッチのギターなど、サウンド面でもブラジルのテイストとフレンチのテイストが程よくブレンドされています。
本作はブラジル出身のトリオ・エスペランサと、フランス人プロデューサーのジェラール・ガンビュスが作り上げた、非常にオリジナリティ豊かなシャンソン・アルバムです。