セカンドフルアルバム「10年後この木の下で」に続く、6曲入りミニアルバム。
新しくタッグを組むASA-CHANG(数多くの女性アーティストのプロデュースを手がけ、またASA-CHANG & 巡礼で活動中)のプロデュースによる全て書き下ろし曲をフィーチャーした、森 恵に新しいエッセンスを注入した意欲作。
ポップなテイストは、今までの森 恵の作品の中では一番抜きん出ている作風になっている。
ASA-CHANGにより、それぞれの楽曲には、ギターポップや、ポストロック、ブリストル風といったトラックを下地にしたキャラクターを持たせているが、あくまでメインの森 恵の表情豊かな歌声や、きらめくようなギターストロークを心地よく引き立てて、まさに意外性の中のベスト・マッチングとも言うべき、小曲集が誕生した。
また、ジャケットも、近年は゛禁断の多数決゛や゛クボタタケシ゛などのジャケットデザインを手掛けるデザイナー、江森丈晃のディレクションによるポップテイスト溢れるものになっており、森 恵の別の表情を捉える事に成功している。
昔の洋服を脱ぎ捨てて、新しい森恵に生まれ変わっていくような、そんな変化を感じて欲しい。
「オーバールック」は、そのようなミニアルバムである。