アースシェイカー待望3年ぶりのアルバムは、80年代のサウンドイメージを踏襲。
ジャパニーズヘヴィ・メタルの重鎮…。“関西メタル・シーン”と言われた、80年代初頭のムーヴメントの中心に位置したアースシェイカーは、マイナー系の切なくキャッチーなメロが際立ったバンドだ。
1978年ギターの石原を中心に結成し、メンバーチェンジを経て、1980年現在のメンバーに固定。1982年にはメジャーデビュー前にも関わらず、「Japan Heavy Metal Festival」に異例の出演。1983年にアルバム『Earthshaker』でデビュー。「MORE」「RADIO MAGIC」等に代表されるヒット曲も多く、ハード・ロックやヘヴィ・メタルを基調とした激しいサウンドなのに口ずさめる楽曲が多いのも特徴的。1986年には、日本のハードロック・ヘヴィメタルバンドとしては初めて日本武道館でライヴを行い、その後キーボードを加えた5人編成となる。デビューから11年で、11枚のアルバム、5枚のミニアルバム、8枚のシングルと7本のビデオをリリースし、1994年解散。その後、各メンバーそれぞれのプロジェクトで活躍するも、西田の呼びかけにより、2001年にアルバム『Birthday』で当初の4人のメンバーで復帰。スタンダードなロックンロールナンバーでありながら、印象的なメロディ、しかもハードさは依然として健在で、デビュー当初から行ってきたライヴハウスでの確実な活動を行っている。