全国14万人を動員した“KODA KUMI LIVE TOUR 2008〜Kingdom〜”が待望のDVD化!
前回の“Black Cherry TOUR”同様、ストーリー仕立ての内容は大迫力のオープニング映像に始まり、1幕ではワイヤーアクション、2幕ではアリーナから至近距離の花道パフォーマンス、3幕ではキュートな世界観を演出するなど、各幕にそれぞれ驚きの演出とパフォーマンスが盛り込まれた、エンタテインメント性に富んだ完成度の高いLIVEパフォーマンスになっています!
更に、DICS-2には特典映像を約60分収録した豪華2枚組LIVE DVD!
■■■倖田來未からコメント到着!!■■■
■■■『KODA KUMI LIVE TOUR 2008〜Kingdom〜』DVDダイジェスト★■■■
↓「TABOO」のPVも視聴出来るよ♪↓
◆ライヴDVD『KODA KUMI LIVE TOUR 2008〜Kingdom〜』解説◆ 今回のライヴのテーマは“ヴァンパイア”。これは“黒”というイメージから生まれたキーワードなんだとか。 「まず、ファンのみんなを驚かせたいって思いから、それまで金髪だった髪色を思い切って“黒”に変えようと思ったんです。また「Under」を一曲目にもってきたいって思いが自分の中にあったんですね。「Under」のPVでは私が黒ヒョウに扮しているんですけど、そこから“黒”というイメージが自分のなかで固まっていって、そこに『Kingdom』のジャケットのヒョウ柄からくるイメージが重なり“ヴァンパイア”というテーマにつながってったんです。」 テーマから演出、衣装にいたるまで、自分発信でライヴを作り上げている倖田來未。次から次へと斬新なアイディアを提案してはクオリティの高いエンターテイメントを提供している彼女だが、今回のライヴには関しては「スランプだった」と驚きのコメントが。 「水槽の中からのスタートであったり……前回のツアー“LIVE TOUR 2007〜Black Cherry〜”で、今までやりたいと思っていたことが色々とできてしまっただけに、どこか自分の中にやりつくしてしまった感があったんですね。」 なかなかアイディアが浮かばず苦しい思いをする瞬間もあったとか。 「そんなとき、アルバム『Kingdom』をとにかく聴きまくったんですよ。そしたら、そんなスランプが嘘のようにどんどんアイディアが湧いてきて…。」 楽曲がスランプから救ってくれたと彼女は笑う。 「今までの私のアルバムって、割とロックであったりヒップホップであったりR&Bであったり……“カッコいい”方向に偏りがちな作品が多かったと思うんです。でも『Kingdom』ではポップスという新しいジャンルにも挑戦していたので、今までにない新しい可愛らしい演出を取り入れることができたんです。それが私から新しいアイディアを引っ張り出してくれたんですよね。」
ライヴはおばあちゃんが女の子に読み聞かせる絵本の物語からスタートする。王子様に恋をしたお姫様が王子様を助けるために悪魔に魂を売る“第一幕”。王子様に救われたお姫様が、愛の歌を歌い、それが王子様に届くことを信じて旅に出る“第二幕”。この物語をおばあちゃんに読んでもらっていた少女が眠りにつき、その夢のなかを描いた“第三幕”。 「第一幕ではカッコいい倖田來未を、第二幕では女性らしい美しさを前に打ち出した倖田來未を、第三幕では可愛らしい倖田來未を、違う3つの顔をファンの皆さんに魅せることができたのかなぁと思います。『Kingdom』の収録曲のバランスがよかったので、この三部構成もとてもいいバランスに仕上がりました。私は、ライヴはエンターテイメントでありショーだと思っているので、楽曲はもちろんですが、衣装であったり演出であったりバリエーション豊かに魅せたいと思っているんです。そのなかでも、一瞬にしてひとりの女の子が全く違う印象で登場するということに大きな意味があるのかなぁと思っていまして。様変わりする私の姿から“女の子はみんな変われるんだよ!”っていうメッセージをみんなに届けることができるんじゃないのかなって。」 今回のライヴで倖田來未がこだわったこと。それは「自分の歌声で勝負すること」。 「前回のライヴでは三幕のみですが、フルバンドで迫力ある演出も観せたんですね。観にきてくださった周りの方からも“パワフルだったよ”ってお褒めの言葉を頂きまして。それはとても嬉しかったんですけどね、私があまのじゃくなのか、ならば今回はバンドの迫力に頼らず、自分の歌声をちゃんとみんなに届ける演出がしたい!っていう思いが湧いてきて」 その究極のカタチがライヴ途中、会場の客席の真ん中にセッティングされたステージで歌う、キーボード、ギター、コーラス、そして倖田來未の歌声のみで奏でるアコースティックなナンバー。その演出からは「もっと近くで私の歌声を聞いて貰いたい」「もっと近くに私を感じてほしい」という彼女の思いが伝わってくる。 「今回のツアーでは、ステージに立つ前は本当に不安で不安で仕方がなかったんです。でも、いざステージに立ったら、みんな“おかえり!!”“待っていたよ!”って温かい声援をおくってくださって。それを聞くたびに涙が本当に止まらなくて。ファンの皆さんへの感謝の気持ちでいっぱいになりました。 そんな気持ちもあってか、今回は今まで以上に素直になれたライヴだと思うんです。それと同時に、多くの人に支えられていることを改めて痛感したライヴでもあり、私の中ですごく特別なツアーになりましたね。」 そんな今回のライヴツアーに点数をつけるなら「100点満点ですね!」と答える彼女。 「自信を持ってこんなことを言えるのはライヴだけ(笑)。それというのも、ライヴはお客さんと作り上げるもので、ひとりで作るものじゃないから。つまりは、お客さんが100点満点なんですよ!私が足りていない部分をファンの皆さんが埋めてくれて、それで100点満点になるというわけなんです。」
毎回、ラストシーンが次のライヴのスタートにつながっていく……物語を紡ぐように続いていく倖田來未のライヴ。今回は、スクリーンに二人の倖田來未が登場。背を向けて違う方向に歩いて行く……そんなラストを迎えた。 「あれは“ライヴを終えた今の私”と“未来の私”を表しているんです。それが次にどうつながるか? それは秘密(笑)。次のライヴまで楽しみにしていてください!」
(text●石井美輪) |