音楽を通じて“愛”と“別れ”のメッセンジャーの代名詞として指折り数えられたシン・スンフンは今回のアルバムで“希望”“ときめき”“愚か”“捨てる”“孤独”を愛が始まって別れ、そして別れの後をストー リー化し5曲順次に彼の特有の纎細な感性をとかし出しました。最初のトラック「そうだったらいいのに」はR&B調リズムにシン・スンフン特有の感性とコーラスが調和した、何度も口ずさんでしまうような中毒性があります。2曲目に収録された「今、愛する時間」は出会いから愛になるまでを表現し、愛する人に会いに行くときのドキドキした状況そのまま感じることができるミディアムテンポのドラマチックな歌。そして3曲目の「サランチ」はシン・スンフンが 3年前からあらかじめ題目を構想しておいた曲で“愛に下手な・愚かな人々”を称える新造語。「サランチ」は 70〜80年代 R&B形式にブラスサウンドを加えた新しいバラード曲で、シン・スンフンの音楽性をもう一度感じることができます。また、4曲目「別れる際、捨てなけれはならないもの」は最近のトレンドを通察し出すシン・スンフンの作曲能力を遺憾無く見せるハウスダンス曲。「温度」はクラシックのピアノメロディーとシン・スンフンのヴォイスが一団となって既存音楽マニアたちには一番良い贈り物。『ラブオクロック』はバラードをジャンルで見る既存の視覚から一足抜け出し誰でも共感することができる感情を纎細に描いた歌詞とシン・スンフンのメロディーと楽器構成を通じて感覚的に作り出したsensibility一アルバムと言えます。