2012年にデビュー20周年をむかえ、5大ドームツアーも成功させた安室奈美恵。間髪入れずにリリースされる今作は、コンプレクストロやドラムンベースなどの攻撃的なトラックから、ピアノとストリングスのみのシンプルなバラードなど“世界の今"を凝縮した最先端のトラック・メイクとなっており、対して、どんなサウンドが来ても揺るがない『これぞ安室奈美恵』という歌唱でそれらをまとめ上げた多彩かつ一貫性のあるアルバムに仕上がっている。3種類のジャケット・ビジュアルには、余計なものを一切省いたモノクロのフェイスのクローズ・アップが採用され、それぞれ、目を塞ぎ、耳を塞ぎ、口を塞いでいる。これは、見ざる、聞かざる、言わざるではなく、情報過多な現代に『心で感じて欲しい』といタイトル『FEEL』に込められた想いを表現したもの。あらゆる面から、新章の幕開けを感じられる。