中島みゆき、吉田拓郎、コ永英明 等、日本を代表する音楽プロデューサー瀬尾一三の時代を象徴する名曲をまとめた作品集第3弾。
時代は常に名曲を生んだ。それぞれの時代背景の中、その時代を生きた人達の暮らしがあり、日常があった。そんな時代を象徴するヒット曲、名曲が多くの人の心に喜びや勇気を与えた。70年代、誰もが口ずさんだ名曲「なごり雪」(かぐや姫)、80年代を象徴するアイドル松田聖子の映画主演作品『野菊の墓』主題歌「花一色〜野菊のささやき」(松田聖子)、80年代後半、ドラマ、映画で人気を博した「とんぼ」(長渕剛)、90年代、社会現象となったゲームブームの主役、ドラゴンクエストのアニメ主題歌「夢を信じて」(コ永英明)、視聴率競争が熾烈を極めたトレンディードラマの主題歌「浅い眠り」(中島みゆき)、と、どれも瀬尾の魔法(アレンジ)がかかった時代を創った名曲たちである。
シリーズ第3弾となる本作はこれらの名曲に加え、長くプロデューサーを担当する中島みゆきの楽曲として、上記の「浅い眠り」に加え、瀬尾一三が初めて中島みゆきと出会いアレンジを担当した「涙〜Made in tears」を収録している。
また、同月には瀬尾一三の50年の音楽活動をアーカイブする書籍「音楽と契約した男」も発売予定。本書は対談を軸に現役の音楽プロデューサーとして、ヒットを生み出す秘密や人物象を赤裸々に告白した内容を掲載。対談相手は、音楽プロデューサー山下達郎、松任谷正隆、亀田誠治、萩田光雄。さらに、吉田拓郎、中島みゆきからの寄稿もあり、瀬尾一三の仕事の大きさが分かる読み応え十分な1冊となっている。