1960年代から現在に至るまで、長きに渡り第一線で活躍して来た、ハワイを代表するピアニスト、レネ・パウロ。ハワイ音楽に於ける、レネの功績をリスペクトすべく集まってくれた、素晴らしきボーカリスト達とレコーディングされた作品が、2012年リリースのアルバム「デュエット」です。
そして今回、1970年代からレネと親交を結んで来た、日本のハワイ音楽シーンを代表するボーカリスト&フラ・ダンサー、サンディーとのデュエットを追加収録したコンプリート・エディションがリリースされます。
彼は大スター。レネさんが奏でるピアノには、独特のローリンググルーブがあった。まさにワイキキの波の煌めき。マジック・タッチ。彼のピアノを聴いていると、素晴らしい時代のワイキキが見えてくる。あの日私は、それを感じながら歌っていました。幸福な時間でした。
─サンディー(レネ・パウロとのレコーディングを終えて)
アルバムの参加ボーカリストは、ハワイを代表する女性ボーカリストの故アンディ・ジェノア・ケアヴァの孫娘、ボーマイカイ・ライマン。
ロイヤル・ハワイアン・バンドの総指揮者であり、ボーカリストのアアロン・マヒ。
名曲「ワイキキ」の作者であるアンディ・カミングスの姪マリーン・サイ。
20世紀半ば、ニューヨークをはじめ全米中の一流ホテルでハワイアンを歌って来たモナ・ジョイ。
ハワイ音楽のレジェンド、ギャビー・パヒヌイの次男、故シリル・パヒヌイ(残念ながら2018年に死去されました)。
ジェイク・シマブクロがウクレレを担当していた人気グループ、ピュア・ハートの名ボーカリスト、ジョン・ヤマサトほか、ハワイ音楽を語る上で欠かせないボーカリストばかりです。
来年(2020年)90歳を迎える、レネ・パウロのハワイ音楽に於ける功績をもう一度称え、その美しきピアノの調べをさらに多くのリスナーに届けたいという思いから、今作をリリースします。