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―確かに、ソロになってからの方が、より「素」に近いのかもしれませんね。
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misono:day
after
tomorrowのmisonoは、理想の自分。いつも明るくて元気だったらいいな、とか、本当はネガティブだから、ポジティブで前向いてる女の子だったらいいな、とか、いいところばかりを出そうとしてた。でも、今は隠さずに、全部出せるようになったんです。
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―そのことで、どんな部分が変わりましたか?
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misono:前は与えられたものを「じゃあそうします」でやってきたけど、今はゼロの状態から参加しています。自分のことは自分が一番知ってるから、まず伝えたい事を話した上で、他の意見を取り入れて、100点のものと100点のものを合わせて200点にする、そういう作り方ですね。衣装やメイク、見せ方、歌い方、曲、歌詞、映像、写真をすべてリンクさせて一つの事を伝えた方が、misonoっていうものが伝わりやすいかな、と。
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―ジャケットやPVの童話シリーズもその一つなんですね。今回の「みにくいあひるの子」もやはり、曲にリンクした部分があるんですか?
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misono:今回のPVでは、「misonoにしかできないこと」をいろいろ考えて、着ぐるみに挑戦しました。自信に根拠はなかったけど、今までも「自分ならできる」と思って乗り越えてきたことがいくつもあったから、絶対にうまくいくと思って。「みにくいあひるの子」を選んだのは、誰もがみにくいあひるの子であり、誰もが白鳥になれるんだ、っていうことを伝えたくて。
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―この童話のキーワードも、『ラブ★コン』と同じ、コンプレックスですよね。
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misono:芸能人や歌手って、いつもキレイで完璧で、遠い存在じゃないですか。でも、misonoはみにくいあひるの子だよ、めちゃめちゃコンプレックス持ってるよってすごく言いたかった。自分の声が嫌いやったから、歌手になろうなんて全然思わんかったし、童顔で子供っぽく見られる部分も嫌。でも、この声は自分にしかないものやし、悩みもいっぱいあるけど、それも見せてしまうことで、misonoちゃんにもできたんやから、私もがんばろうって身近に感じてもらえるかもしれない。コンプレックスって、人と違うところを気にするからコンプレックスなんですよ。でも、人と違うところこそ個性やから、それを好きになってほしい。そんなメッセージが伝わればいいな、と思ってます。
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