エイベックス・エンタテインメント・コミュニケーションズ株式会社
開発部部長 下川大介氏

―そもそも、a-boxの企画はどのようにして生まれたのですか?

テレビショッピングで売っているコンピレーションCDでも、いろんなレコード会社のタイトルを集めて、「レーベルの垣根を越えて、夢のコラボレーション!」といったものはよくありますよね。でも、エイベックスはこれまで、いろんなジャンルの音楽やいろんなタイプのアーティストをクリエイトしてきているので、エイベックスだけでもかなり魅力的な商品が作れるんじゃないかな、と。また、これまではフォークソングやクラシック、歌謡曲など、40代以上の年代に向けた商品が多かったんですが、20代でも楽しめる商品があってもいいな、と。そこで、テレビショッピングの会社と話をして、今回、エイベックスの作品だけを集めたボックスセットができたんです。
― 名前を連ねているアーティストも、かなり幅広いですね。

これまで、数々の名曲がこのような形で一堂に会したことはなかったんですが、普段なかなかCDショップに行けない人や、アーティストは好きなんだけど、アルバムをまるごと買うにはちょっとハードルが高いな、と思っているお客様にとっては、すごくマッチする内容になったと思います。
現在も第一線で走り続けているアーティストが多数収録されているというのも特徴的ですが、すでに解散してしまったアーティストや、期間限定で活動していたアーティストなど、それぞれの時代を彩ってきたアーティストや音楽っていうのもあるわけですよね。テレビという媒体を通して、そういった楽曲をプロモーションビデオと共にもう一度見てもらうことで、当時の価値観やアーティストへの興味をあらためて感じてもらえたら嬉しいですね。

― 収録された60曲はどのようにして選ばれたのですか?

200曲くらいの候補曲の中から、リサーチや人気投票によって絞り込みました。また、エイベックスにはいろいろなレーベルがあるので、アーティストやレーベルがあまり偏りすぎないように、バランスにはすごく気を遣いました。

― 曲順も、年代を問わずかなりランダムに収録されていますね。


コンピレーション盤なので、基本全部「ヒット曲」なんですが、同じテンポの曲が続くと、やっぱり飽きたり、曲を飛ばしたくなっちゃったりしますよね。そこで、「曲を飛ばされないコンピレーション」として、ディスク1枚毎に、1曲目から15曲目までのストーリー性はかなり意識して編集しました。特に1曲目とラストの曲にはこだわって、数字としても大ヒットを記録した曲、みんなが知っているメジャーな曲を選んでいます。

― 今後、続編のリリースも期待してしまいますが。


これからも2年に一度くらいの頻度で通信販売限定商品をリリースして行きたいですね。CDだけではなく、今度は映像商品やライブDVDのボックスセットだったり、バラード曲中心で選曲されたCDボックスセットだったり、違った形のa-boxがあってもいいかな、と思っています。
avex rave、a-nationというエイベックスの夏のイベントの歴史もありますから、そういった形でエイベックスが作り上げてきた音楽文化みたいなものを、後世に残る形で編集したいですね。

― 最後に、下川さんオススメの「a-boxの聴き方」を教えてください。


僕は休日にドライブをすることがとても多いんですが、遠出をした時なんかはすごくオススメです。74分のディスクが4枚で、約5時間。往復2時間ずつのドライブでも、ずっと聴いていられるし、昔好きだった曲なんかもあるでしょうから、車の中でカラオケのように、みんなで大きな声で歌いながら聴いたりするのはどうでしょう。道路交通法は大丈夫だよね?(笑)