相葉弘樹オリジナルグッズ登場!
相葉弘樹オリジナルグッズ登場!
■2007年1月某日。渋谷区内にあるスタジオに、外でのムービー撮影を終えた相葉くんとスタッフの皆さんが「おはようございまーす」と現れたのは、午後1時のこと。
大きな全面窓から、明るい光が射しこむスタジオは、床も壁もオフホワイト。どことなく外国のアパルトマンの一室を思わせるような異国情緒に溢れています。

「このスタジオは、室内と屋上とで雰囲気がガラっと変わるんですよ。」と言うカメラマンさんの後について細い階段をあがると、大きな木の扉の向こうにはヨーロピアンテイストのテラスが。
「カッコいい相葉くんと優しい相葉くんの両方を撮りたかったので、光の加減や背景などもいろいろと変えられるこのスタジオを選んだんです。」(カメラマン・内順一氏)
さて、その頃相葉くんはヘアメイクの真っ最中。世間話をしながらも、鏡をチェックする表情は真剣そのものです。

今回、初めて彼のヘアメイクを担当した田口信雄氏(HAIR DIMENTION)に相葉くんの印象を聞いてみたところ、「目鼻立ちがはっきりしていて、かなり瞳に力があるので、作りこみはほとんどいらなかったですね。とてもやりやすかったです。」とのこと。髪型は、服のコーディネートに合わせて「無造作な」スタイリング。
準備が整ったところで、まずは室内での撮影から。大勢のスタッフが見守る中、カシャ、カシャ、とシャッター音が響き渡ります。
ワンカットごとに、スタジオの光のバランスや壁の色に合わせて、スタイリングやヘアセットの細かいところを整えながら、撮影画像をみんなでチェック。撮影中は気持ちの良い緊張感に包まれながらも、合間には何気なくダンスを見せてくれたり、スタッフと談笑したり、和やかに撮影は進行していきます。

  今回の撮影で使われた衣装は、スタイリストさんセレクトのアイテムと相葉くんの私物とを合わせてコーディネートされたもの。
「身長が高くて細身なので、そのラインを活かしたスタイルを心がけました。普段、あまりスーツなどカッチリしたものは着たことがないという感じだったので、nano・universeなどのアイテムを中心に、カジュアルなイメージで。基本的には、持ってきたもの中から本人の好きな服を選んでもらいました。」(スタイリスト・松尾美里氏)
「買い物は原宿か地元」という相葉くん本人は、「いつも自分が着ている服より大人っぽいですね。でもカッコいい!」とのご感想。と言っても、私服もかなりオシャレなので、どんなコーディネートも自分流に着こなしてしまうあたり、さすがです。

また、スタイリングのポイントになっていたのが、シルバーのアクセサリー。インタビューをした時にちょうど彼が着けていたネックレスリングは、なんとセルフデザイン。
「以前、アクセサリーを作る企画があって、その時に自分でデザインを考えたものなんです。アクセサリーの作り方が全然わからなかったんで、かたっぱしから雑誌を見て、どんなのがいいのか、かなり勉強しました。このリングとネックレスは、女の子でもつけられるシンプルさとゴツさがポイント。ピンクの石が気に入ってます。」(相葉)

撮影はスムーズに進み、今度は屋上へ。夕方のやわらかい光が当たる黄色い壁の色に合わせて、衣装はシックなタイスタイルをチョイス。カメラマンさんの提案で、屋上の隅にある階段までのぼってしまうことに。ところが、この階段、手すりも壁もありません。少しバランスを崩せば転落してしまいそうなロケーションにも関わらず、当の相葉くんは余裕の表情。ハラハラするスタッフを尻目に、突然立ち上がったりしては、私たちの寿命を縮めるイタズラぶり。でも、真っ青な空の下で風に吹かれながら、とてもいい表情を見せてくれました。

最後に、ガラス張りのガーデンハウスに場所を移し、日暮れと共に撮影は終了。間違いなく素敵な写真集ができあがるな、という手応えを胸に、mu-moショップ編集部はスタジオを後にしたのでした。

(取材・文/吉原 樹世乃)
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