11月某日、エイベックス本社ビル内の隠れ会議室。 期待と不安の入り混じった私の前に、スタッフの方々と共に下ヨシ子先生が登場。 もう5時間も立て続けで取材を受けられているというのに、とても朗らかな表情の下先生。 「おなか空いちゃったわよ〜」とニコニコ話しかけてくださる気さくな雰囲気にホッと胸をなでおろしたのも束の間、先生の口からこんな言葉が。 「さっき取材にいらした方々、あのまま帰ってしまって大丈夫かしらね?」 聞けば、私たちの前に取材に来ていた某雑誌の編集部のスタッフに、あまり良くないものが憑いていたらしく、取材中に突然大泣きしだしたとか。 ―ワタシ、大丈夫・・・!? 心にやましいことはないはずなのに、一抹の不安が頭をよぎる。 |
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気を取り直してインタビュー開始。 今回mu-moショップに登場したグッズのロゴ・モチーフである“イチゴ”にまつわるエピソードや、2008年のラッキーカラーのこと、そして、日々を楽しく過ごしていく方法などについて尋ねると、先生からはポンポン、とリズムよく答えが返ってくる。 特集ページに掲載するグッズのエピソードをひととおり伺った後、今度は私自身のことについて聞いてみることに。 私の流生命は、“光流生”。 DVD『流生命』によると、無邪気で人に好かれる性格で、いくつになっても少女のような輝きを失わない可憐な人、と、ちょっと照れてしまうくらい素敵な紹介をされている。 『流生命』で示唆された2008年の運勢を略述すると、仕事運や健康運には少し翳りが見えるものの、恋愛・結婚運に恵まれる、とのこと。 仕事に忙殺される毎日の中、誰の目にも明らかな女子力の低下になすすべもなく絶望している私にとって、気になるのはやっぱり恋愛運。 ここしばらく、自分が人を好きになったり、人が自分を好きになってくれることがあっても、どうにもタイミングが合わなくてしょんぼりしがちな現状を、なんとしても打破したい。 そこで、最近の自分の恋愛パターンについて少し先生にお話をしてみたところ、驚くべき答えが返ってきた。 公のレポートとして公表するにはあまりにも私的な内容のお話だったため、残念ながら公開はできないけれど、自分の性格をピタリと当てられた上に、思い当たる節のある数々の出来事が頭に浮かんでは消え、浮かんでは消えして、今まで漠然と“どうしてだろう?”と思っていたことが一気にクリアになってしまった感じ。 |
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インタビューも終盤にさしかかった頃、突然先生がご自分のてのひらをジッと眺め始めた。 どうかなさいましたか、と尋ねると、「私ね、人と話していると、時々こういうことがあるのよ。」と言って手のひらを私に向けられた。 その手のひらをのぞきこんで、ビックリ。まるでラメを散らしたかのように、キラキラ光っているのだもの! そのキラキラに思わず見とれていると、「手を出してごらんなさい。パワーがあまっているから、少しわけてあげる。」と先生。 おそるおそるてのひらを差し出した私の手の上に、先生がご自分の手をかざす。 すると、驚くほどに熱い「気」のようなものが流れ込んできて、手のひらがビリビリしびれた。ギョッとしながら自分の手のひらを見て、さらにビックリ。 私の手のひらまで、キラキラ光ってる! 小さな星の瞬きのように光る手のひらのキラキラを見ながら、私はふと、子供の頃のことを思い出した。 「私、小さい頃に・・・。」 言いかけた私を制するように、先生が一言。 「あなた、子供の頃あったでしょう、こういうことが。やっぱり、どこか神がかり的なところがあるのよ。神様に守られているのね。」 なんてこった! 私ったら、とんだラッキーガールじゃないの!。 |
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不思議な出来事はさらに続く。 今回作られたグッズにも、すべてきちんとパワーを入れますからね、と約束してくれた先生が、ちょっと見ててごらんなさい、と目の前にあったペンダントをおもむろにつまみあげる。 小さく大きく弧を描くペンダントに先生が「ピタリと止まれ」と言うと、ペンダントが本当にピタリ、と動きを止める。 証拠がないものは嫌いなのよ、と涼しい顔でおっしゃる先生に、もはやビックリを通り越して、唖然。 他にもいろいろと伺いたいことはあったけれど、口をアングリ開けているうちに、タイムアウト。 取材を終えてデスクに戻った後、まだ少しキラキラの残っている手で、先生の真似をしてペンダントで弧を描いてみたけれど、ピタリと止めることはどうしてもできなかった。(当たり前か。) けれど、取材から数時間が経った今も、原稿を書く手はまだ少しビリビリしている。 |
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先生とお話をしていて何よりも印象に残ったのは、その凛とした佇まいと、江戸っ子のように“粋”で切れ味のいい言葉の数々。 中でも、「窮地に追い込まれたときこそ、人を思いやる。自分が恥ずかしくないように“いい格好”をするんです。カッコいい生き方をしたらいいですよ。」という言葉が、心に深く刺さった。 不思議な体験や、先生の言葉に対するとらえ方は人それぞれきっと異なるものだろうけれど、今日私がインタビューした人物は、不思議なパワーを持っている“先生”であると同時に、とっても“カッコよく”生きている素敵な女性に他ならなかった。 今日の出会いが、これからの私にどんな影響を与えるのか、今はまだわからない。 けれど、少なくともこのレポートがサイトにアップされた時、私のケータイにゴールド&ブラックの“いちご”ストラップが付いているであろうことは、ほぼ間違いナイ。 |
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