東京の地味で存在感のない女子高校生だった主人公の天野アキは、
岩手県北三陸地方にある母・春子の実家を訪れ、祖母の夏に出会う。
生まれて初めての北三陸の土地で東京にはない魅力を感じ、
訛るだけでなく海女に開眼。北三陸に住み着くことに。
色々あって、親友のユイとともにアイドルを目指すも、
東京でデビューできたのはアキだけだった。
さらに東京の事務所の社長、太巻こと荒巻太一は母・春子と因縁があり、
アキは迫害の対象になっていたが、色々あって映画のヒロインデビューを勝ち取る。
順調に見えていたアキの前途だったが、2011年3月11日に起こった
東日本大震災が日本の運命を大きく変えてしまったのだった。
【じぇじぇ!】
ジョジョでもなくギョギョ!でもなく、じぇじぇ!
北三陸の方言で驚いた時にいう言葉。
驚きのレベルに比例して「じぇ」が増える。顔文字にすると(‘jjj’)/
【まめぶ】
北三陸地方の郷土料理「まめぶ汁」のこと。
甘い団子を塩辛い出汁で煮込んだもので、おやつかおかずかわからない微妙な食べ物。
一口食べるとなんとも言えない顔になるが、だんだんハマるという不思議な魅力を持つ。
【潮騒のメモリー】
薬師丸ひろ子演じる大女優、鈴鹿ひろ美のデビュー映画のタイトルであり、
同作の主題歌タイトル。アキの母・春子と荒巻の因縁の曲でもある。
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【アメ横女学園芸能コース】
太巻のプロデュースする人気アイドルグループで通称「アメ女」。
国民投票でランキングを決定し、41位以下のメンバーは解雇という鉄の掟を持つ。
3rdシングル「暦の上ではディセンバー」がミリオンヒットを記録。
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【GMT5】
「アメ横女学園芸能コース」に所属する、地方のご当地アイドルを集めたアイドルグループで、
アキが所属していたグループでもある。最初はGMT47だったが、色々あってGMT5までメンバーが減少。
とある事情で荒巻が本気を出し、デビュー曲「地元に帰ろう」はランキング1位を獲得。
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【奈落(ならく)】
「アメ横女学園芸能コース」の補欠コースで、ブレイク前のGMT5のメンバーのこと。
レギュラーメンバーのシャドー(代役)として、ステージの奈落にいることからそう呼ばれる。
【無頼鮨(ぶらいずし)】
上野にある寿司屋で、鈴鹿ひろ美の行きつけ。
アキの初恋相手、種市先輩の東京での挫折からの再起の地であり、大将・梅頭の小林薫を意識した笑顔が堪能できる店。東京の主要登場人物のたまり場と化している。
【純喫茶アイドル】
原宿にあるアイドル通のマスターが経営する喫茶店。
春子のかつてのバイト先でもある。結構な機密情報が、わりと大きな声で交わされていることもある。
【前髪クネ男】
アキがヒロインデビューを果たした映画『潮騒のメモリー〜母娘の島』に登場するイカ釣り漁師・トシヤ役のTOSHIYAのこと。
前髪をいじりながら腰をクネらせることからアキが命名。
台本の「貪る」という字を「踊る」と読むなど、国語力に問題がある。
大友良英作曲のメインテーマ、アキをはじめとする登場人物が歌う劇中曲だけでなく、
過去のヒット曲が効果的に使われていることも、物語の魅力。
ストーリーと音楽の両方楽しんでこそ、「あまちゃん」を十全に楽しんだと言えるのだ!
大友良英作曲のオープニング・テーマほか、 物語の世界を盛り上げる素敵な音楽を収録!
天野春子「潮騒のメモリー」、
アメ横女学園芸能コース「暦の上ではディセンバー」、
GMT5「地元に帰ろう」ほか、劇中を彩った数々の名曲が収録!
「あまちゃん」歌のアルバム
“春子の部屋のラジカセから流れていた数々の名曲たち"というコンセプトのもと、脚本の宮藤官九郎が監修・選曲を担当した懐かしの80年代ヒット曲集。