×
新曲が7曲収録されていますが、今回のアルバムに収録した楽曲のコンセプトはどのように決められたんでしょうか?
MIMORI 基本、楽曲のテーマは皆で話しながら進めているんです。「次の曲はどういうのにする?」って話になると、メンバーのふたりやcallmeチームから「こういう曲がいいな」ってメールで参考楽曲が送られてくるので、それをいっぱい聴いて方向性を決めます。例えば「ライヴで盛り上がる曲を作りたいな」となったら、まずBPMとコードを決めて。それからピアノでアレンジャーさんにコードを弾いてもらったのに合わせて私がラララでメロディを歌って曲を作ります。実は、callmeのサウンドの軸はピアノなんです。デビュー・シングル「To shine」もピアノから始まってるんですけど、そういうピアノをメインとした曲だったり、callmeらしさが出る曲がたくさんできたかなって思います。今回は同時進行でいっぱい制作してたので、頭の中がぐるぐるになっていた時もあるんですけど(笑)
私たち、3人で好きな音楽が全然違うんですよ。なのでやりたい音楽もバラバラで。例えばRUUNAはポップでキャッチーなのが好き。私はJAZZとかSOULとかFUNKとかのコアでマニアックな感じ(笑)、KOUMIは洋楽が好きなんです。だから、今回はRUUNAも納得するようなポップさで行こう!とか、洋楽寄りなノリのいい曲にしたいなってなったらKOUMIが送ってくれる曲をメインで聴いたりしてイメージを膨らませました。
歌詞は今回、韻を踏むような言葉遊びがあったり、大人っぽい世界観のものもあったりと、いろいろチャレンジされてますね。
RUUNA 歌詞は3人とも書いているのですが、雰囲気がそれぞれ違うので「この曲は誰々が合うんじゃないか」って話し合って作詞担当を決めています。時々「私、これ書きたいです!」って立候補することもあります。でも、どの曲も必ず歌詞のテーマを3人で決めてから選ばれたメンバーが持ち帰って書いてくるので、常に3人で共有して制作しているイメージですね。
今回面白かったのが、失恋の曲「I’m alone」を書いた時に「失恋したことが無い!」って話になって(笑)。なにせメンバー全員、恋愛経験が無いもので(笑)
MIMORI その時の口グセが「あー、失恋したい!」だったもんね(笑)
RUUNA 喪失感みたいなのを書くのがすごく難しくて。ものすごく時間がかかったんです。周りのスタッフさんたちの恋愛話を聞いたり…これはあまり参考にならなかったんですけど(笑)。最後にはcallme3人の中で失恋のシュミレーションをしてました。近くにいた人が、突然離れていったらどんな気持ちがするんだろうとか。
MIMORI 隣にいたRUUNAに「ちょっと離れてみて」って言ってね。「私の視界から影をなくしてみて」ってすうっとなくしてもらって。去っていった影を見て「ふうん、こう思うのか」…とか。恋愛系はいつも妄想を膨らませて書いてますね(笑)
ライヴなどではダンス・パフォーマンスも重要になりますが。
KOUMI ダンスは曲と歌詞も全部できあがったタイミングで、音を聴いて歌詞を読んで、改めて考え始めます。私、踊るのが好きなんで聴いていくうちに自然に身体が動いちゃうんですよ。そこから振付の大枠を作っていくことが多いですね。あとはふたりからも意見を聞いて、ファンの方がライヴで一緒に楽しんでいただけるような振りを入れて。それからは、ライヴを通して少しずつ調整しながら完成させていく感じです。
では、これからアルバムを聴く方のために3人のお気に入りを1曲ずつ教えてください。
RUUNA 私は今回のアルバム・メイン曲「step by step」。この夏のフェスのために作った楽曲だったんですけど、callmeとしての未来が書かれている感じがする曲だなって個人的に思っていて。“次の景色 どんなストーリーでも / 夢描いて 泣き笑って”とか、私たちの等身大が出ていて。KOUMIが作詞してくれたんですけど、歌詞も韻を踏んだりして耳にも残るステキな曲になったなと。ライヴでもファンの皆さんと盛り上がれる曲なので、アルバムを聴いてライヴとはまた違った印象で、歌詞のメッセージとかが伝わったら良いなって思います。
MIMORI アルバムの最後に収録した「just trust」がお気に入りです。夏に盛り上がる曲があまりなかったのでアップ曲を色々出していたんですけど。自分的に休憩というか、ミディアム・テンポの曲を作ってみたいなってことで作り始めた曲です。アレンジャーさんも色んなドラムパターンを出してくださって、そこから広げていったら壮大な感じの曲になりました。メロディをつけて完成したのを聴いた時には歌詞のイメージもできて。…私、RPGゲームが好きなんですけど、ゲームを進めていく間のドキドキしたり、嬉しかったり悲しくなったりした気持ちを書きたいなって。イメージとしては『FINAL FANTASY』のエンディング・ムービー(笑)。架空のゲームをプレイした時の気持ちを書いていったら、最終的に私の「好き」が詰まった曲になりました。
KOUMI うーん、迷ったんですけど…「Precious」でしょうか。この曲は私が作詞したんですけど、Aメロ・Bメロが全部英語で。日本語では伝えられない愛の言葉を、英語で恥ずかしくなるくらい詰め込んだ曲です(笑)。曲調も私がすごく好きな感じで、ゆったり聴ける感じがステキだなってことで、この曲はお気に入りです。ラップもメインで歌わせていただいたんですけど、ここまで長いラップに挑戦するのも初めて。実は、最初はしっかりリズムが付いたHip Hopテイストの曲だったんですけど、私にはちょっと苦手なリズムで…。MIMORIが頑張って私のキャラクターを活かせるようにって変えてくれて、いまの語り口調のラップになりました。
1stアルバムでこれほどの物を発表されると、今後をものすごく期待してしまうのですが。
RUUNA 『Who is callme?』は、私たち自身これまでに培った力と気持ちをたくさん詰めることができたので、早く聴いてくださった方の感想を聞きたいですね。来年には3人とも20歳になるので、今まで以上にもっと違った価値観とか、大人の雰囲気を出せる曲や歌詞にもチャレンジしていきたいなと思います。ライヴもこの前2回目のワンマンをやらせていただいたんですけど、「これからも期待しているよ」と声をかけてくださった方もいらしたので、もっと期待に応えられるように、パフォーマンス力を高めていけたらいいなって思います。
MIMORI 私も、ジャンル問わずいろんな曲調に挑戦していきたいなって思っていて。最近はカントリーな感じの曲が気になってるんです。いま流行っていて、日本でも聴いている方が多くなっていると思いますし。何といっても、アメリカで古くから伝わるジャンルじゃないですか。そういうテイストのものを取り入れたら海外の方にも聴いていただけるんじゃないかなって。いろいろ勉強してからですけど、ぜひチャレンジしてみたいですね。
KOUMI 私はいま改めてダンスレッスンを受けていて、2ヶ月位になるんですけど。もっといろんな技術を吸収して、「callmeのあれって、どう動いているの?」って皆にビックリされるような動きを取り入れて振り付けしていきたいなって思ってます。
12月には、このアルバムを携えての全国4箇所ツアー“Live Museum 2015 Who is callme?”がありますが、どんなライヴになりそうですか?
RUUNA callmeの初めてのツアーということで、私たちもすごく楽しみにしています。特にファイナルの神奈川CLUB CITTA'公演は、MIMORIの生ピアノでパフォーマンスしようと思ってます。そういう意味では、普段の歌とダンス以外のものも観ていただける内容になるんじゃないかなって。ぜひたくさんの方に楽しんでいただきたいなと思います。
《 TOPページに戻る
mu-moID会員限定★callmeの直筆サイン入り色紙を5名様にプレゼント!!
スマートフォン限定★期間限定♪誰でも無料★「スペシャル撮り下ろし壁紙」プレゼント