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【祝紅白出場!】
いまさら聞けない、『妖怪ウォッチ』主題歌がヒットしている本当の理由 Vol.2
〜Dream5編〜

アニソンでテーマにされることが無い、禁断の“ウンチネタ”!

さて、『妖怪ウォッチ』のエンディング曲を手掛けるDream5についても解説しましょう。NHK教育のテレビ番組『天才てれびくんMAX』で、歌がうまかったことで知られるてれび戦士、重本ことり(18歳)を中心に、番組内オーディションでメンバーが集められた全員10代のユニット、それがDream5です。

所属レコード会社であるエイベックスには、2000年にデビューし、現在はEXILEファミリーのE-girlsの一員としても活躍するDREAM(※金髪のAmiちゃんに注目!)という人気女子ユニットがいますが、Dream5とは別モノなのでご注意ください。

Dream5は、今春「ようかい体操第一」のシングルが初週売上が約1.7万枚からスタートしたものの、アニメ『妖怪ウォッチ』が社会現象になるにつれて、小学校や幼稚園はもちろん、全国各地のイベントで「ようかい体操第一」のダンスが広まりブレイクしました。

曲中4番の歌詞で、通常アニメ主題歌でテーマにされることの無い、禁断の“ウンチネタ”が出てくることが、子供たちにとって強いフックとなり、クチコミのきっかけとなったようです。

入手困難な、妖怪メダルがCDの特典に!

さらに、現在放送中の『妖怪ウォッチ』エンディング曲「ダン・ダン ドゥビ・ズバー!」では、劇中の人気妖怪であるブリー隊長を、MCとしてフィーチャリング。

大人世代にとっては懐かしの『ビリーズブートキャンプ』のようなエクササイズ・ネタを取り入れたダンスによって人気に火が付き、オリコン・ウイークリー・ランキング1位を記録しました。CD+DVD初回生産盤には、ブリー隊長の妖怪メダルが特典として付いてきたのも話題です。

マッシュアップしたベスト曲で映画館にてダンス!

12月20日(土)には、映画『妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』が公開されます。エンディング曲「ゲラゲラポー走曲」は、なんと「ゲラゲラポーのうた」と「ダン・ダン ドゥビ・ズバー!」、「ようかい体操第一」をマッシュアップ(※同じテンポで混ぜ合わす)した、メドレー風なベスト曲に仕上がっています。

映画館でみんなでいっしょに踊れるように、“椅子に座ったまま踊れる振り付け”がされていることにも注目です。現在、WEBサイトでは「映画館で『ゲラゲラポー』を踊っちゃおうキャンペーン」として、ダンス動画を募集しています。映画『アナと雪の女王』では、“映画館でみんなで歌おう企画”が盛り上がりましたが、『妖怪ウォッチ』では、映画館で“みんなで歌って踊れる工夫”が仕掛けられているというワケですね。

映画化によって『妖怪ウォッチ』は、一世を風靡した映画『アナと雪の女王』のヒットのごとく、世代を越えてさらに盛り上がること間違いないでしょう。『妖怪ウォッチ』は、感度の高い子供たちの間から盛り上がりましたが、実は大人でも楽しめる良質なエンタテインメント作品だったりします。関連楽曲は、忘年会ソングとしてもオススメです。ぜひ、秋の夜長に優れた楽曲や作品をチェックしてみてください。以上、ヒット曲の現場からお届けしました〜。ひゃくれつ肉球っ!!!
http://www.eiga-yokai.jp/

次回は、12月12日(金)更新!

ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)
Yahoo!ニュース、J-WAVE、MTV81、ミュージック・マガジン、2.5D、WHAT's IN?、BARFOUT!などで、書いたり喋ったり考えたり。……WEBサービスのスタートアップ、アーティストのプロデュースやプランニングなども手掛ける。著書『ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本』(ダイヤモンド社)、TM NETWORKツアーパンフレット『Incubation Period』、『the beginning of the end』、『QUIT30』執筆。メイン取材&100曲解説を担当した『小室哲哉ぴあ TK編』(ぴあ)が絶賛発売中!
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http://bylines.news.yahoo.co.jp/fukuryu/