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【倖田來未, チャーリーXCX】
自らの意志を貫き通すメッセージ性のチカラ。女子ソロアーティスト復権の時代へ!

日本ではAKB48を筆頭にアイドルブームが続き、女性ソロアーティストの活躍が見えづらい時代だと言われている。しかし、海外を見渡すと、昨年2014年は、女性シンガーの新たな時代を告げる1年だった。今、アメリカやイギリスのヒットチャートが面白い。ティーン・アイドルだったアリアナ・グランデの覚醒、美人フィーメール・ラッパーであるイギー・アゼリアの大ブレイク。グラミー賞などでも盛り上がった、ニッキー・ミナージュ、ジェシー・J、リタ・オラ、ロード、トーヴ・ローなどの大活躍。もはや、細分化しすぎているインディー・カルチャーより、エッジーなワクワク感をメインストリームで解き放っている状況だ。

なかでも、昨日来日公演を大成功させたロンドン出身、チャーリーXCXの活躍に注目したい。会場には彼女のファッションを真似た10代20代前半女子がたくさん集まっていた。すでに、アイコナ・ポップに提供した「I Love It(feat. Charli XCX)」、イギー・アゼリアに客演した「Fancy(Feat. Charli XCX)」の世界的大ヒットはもちろん、青春ロマンス映画『The Fault In Our Stars』に起用された「Boom Clap」が、全米シングル・チャート8位となりスマッシュ・ヒットしている22歳の逸材だ。

チャーリーXCXの熱量の高いステージを観ていて、今年15周年を迎えて活躍する倖田來未の姿が重なった。歌やサウンド、ダンスへ捧げる情熱、自らの意志を貫き通すメッセージ性のチカラに痺れたのだ。まずは、ダンサブルに尖りまくったサウンドを繰り広げる倖田來未「MONEY IN MY BAG」を聴いてみて欲しい。

3月にリリースされた新作アルバム『WALK OF MY LIFE』のテーマは、「人がどう思うかではなく、自分がどう生きたか」。サウンドを聴けば、世界レベルの最先端ダンスミュージックを自分のものとして、音楽性豊かな攻めのアプローチをしていることに気がつくはずだ。百聞は一見(聴)に如かず、まずはエッジーな「Lippy」を聴いてみて欲しい。もし彼女へのうがった見方を持っていたとしたら先入観が崩れていくことだろう。そして奏でられるシンプルかつ洒落たブレイクビーツの取り入れ方が絶妙な「Mercedes」の魅力。90年代テイストな「House Party」。シンガロングできる「Sometimes Dreams Come True」など注目曲が続く。日本には世界目線を共にするポップスター倖田來未がいるということを海外に伝えたい、そんなことを思った最新アルバムだ。

倖田來未は、この春15周年ツアー『Koda Kumi 15th Anniversary Live Tour 2015 〜WALK OF MY LIFE〜 supported by Mercedes-Benz』をスタートさせている。ぜひ、こだわりのサウンド&ショーを体験して欲しい。

『Koda Kumi 15th Anniversary Live Tour 2015 〜WALK OF MY LIFE〜 supported by Mercedes-Benz』

ツアーグッズはmu-moでも販売中。『15TH ANNIVERSARY サングラス(Men's Women's)』など、15周年に相応しいアイテムを要チェック! 主要グッズを会場に行く前に事前ゲットできるのは、リスナー目線で便利だと思う

KODA KUMI LIVE TOUR 2015 WALK OF MY LIFE ツアーグッズ特集

以上、ヒットの現場からお届けしましたー。

次回は4月24日更新

ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)
Yahoo!ニュース、J-WAVE、MTV81、ミュージック・マガジン、2.5D、音楽主義などで、書いたり喋ったり考えたり。……WEBサービスのスタートアップ、アーティストのプロデュースやプランニングなども手掛ける。著書『ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本』(ダイヤモンド社)、全記事を手掛けたTM NETWORKツアーパンフレット『Incubation Period』、『the beginning of the end』、『QUIT30』、『QUIT30 HUGE DATA』。メイン取材&100曲解説を担当した『小室哲哉ぴあ TK編』(ぴあ)絶賛発売中!
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