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【EXO】
日本CDデビュー前に東京・大阪ドーム6デイズ公演を実現!

2012年4月にデビューした、SMエンターテインメント所属の男性音楽グループEXOをご存知だろうか?

日本でまだ1枚もCD作品を出していないK-POPアーティストEXOだが、この秋、東京と大阪でドーム公演6デイズ公演が決定した。日本での大きなマス・プロモーションをすっとばし、ネットでの情報やクチコミを中心に独自な広がりをしてきたことが興味深い。日本でのCDリリースを控えたこと、いわゆるPR情報を制限してきたことが、逆にコアファン、コアコミュニティの熱量ある構築を後押ししたのかもしれない。もはやK-POPだからといって簡単に売れるワケではない現在の音楽シーンにおいて、常識をひっくり返したEXOの活躍に注目したい。

EXOは、3月に初のDVD/Blu-ray作品『EXO FROM. EXOPLANET#1 - THE LOST PLANET IN JAPAN』を日本でリリースしているが、2012年のデビュー時より、韓国や中国などアジア地域で絶大なる人気を誇っていた背景を持つ。“宇宙から地球に不時着して記憶を失くした12人の伝説”という設定が与えられ、それぞれ記憶を失うが超能力に目覚める過程が、ティーザー映像や、ミュージックビデオ、韓国と中国でそれぞれ発売されたCDアルバムによってコンセプトが解明されていくストーリーテリングな手法だ。結果、グッズ的付加価値が与えられたCDアルバムはミリオンを越えるビッグセールスを記録している。韓国と中国で同時にデビューし、当初は違う世界でお互いのことに気付かない2群の双子として、EXO-KとEXO-Mに分かれてそれぞれの活動をおこなっていたことも興味深い。

日本との接点としては、所属事務所であるSMエンターテインメントが事務所をあげて開催しているフェス『SMTown Live』への出演。そして昨年のさいたまスーパーアリーナ、マリンメッセ福岡、国立代々木競技場 第一体育館、大阪城ホールで3デイズずつの公演を大成功させた単独公演がある。

EXO未体験な方にオススメしたいのが「CALL ME BABY」だ。耳に優しい中毒性高いトラック、軽やかに歌われる声の魅力が伝わるだろうか? 

EXOはまだ日本でのCDデビューをしていない。これまで、K-POPアーティストは日本でのデビューを日本語ヴァージョンを用意したローカライズ戦略をとっていた。しかし、すでに国内ドーム公演を実現させるほどコアコミュニティを確立したEXOであれば、言語の問題を越えていくかもしれない。

とはいえ、日本ならではのEXOの1st作品が待ち望まれていることは間違いない。CDデビュー前からドーム6デイズ公演を実現するという、モンスター級のアーティストが、今後どんな活躍をしていくのか楽しみだ。

<EXO「EXO PLANET #2 - The EXO'luxion」>
2015年11月6日(金)東京都 東京ドーム
2015年11月7日(土)東京都 東京ドーム
2015年11月8日(日)東京都 東京ドーム
2015年11月13日(金)大阪府 京セラドーム大阪
2015年11月14日(土)大阪府 京セラドーム大阪
2015年11月15日(日)大阪府 京セラドーム大阪

EXO オフィシャルサイト

以上、ヒットの現場からお届けしましたー。

次回は5月15日更新

ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)
Yahoo!ニュース、J-WAVE、MTV81、ミュージック・マガジン、2.5D、音楽主義などで、書いたり喋ったり考えたり。……WEBサービスのスタートアップ、アーティストのプロデュースやプランニングなども手掛ける。著書『ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本』(ダイヤモンド社)、DREAMS COME TRUEツアーパンフレットへの寄稿、TM NETWORKツアーパンフレット・シリーズ執筆。SMAPタブロイド新聞フライヤー執筆。メイン取材&100曲解説を担当した『小室哲哉ぴあ TM編&TK編』、4万字取材を担当した『氷室京介ぴあ』(ぴあ)発売中!
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