本ページの販売価格は、2019年9月時点の価格です。2019年10月1日以降の販売価格については、商品詳細ページにて改めてご確認ください。

×

【米津玄師、チャラン・ポ・ランタン、水曜日のカンパネラ、アカシック】
この夏、大躍進アーティストの秘密を紐解く!

夏フェスや、秋へ向けてのリリースで次世代アーティストが一気に伸びていくシーズン。そこで、今年の夏に大躍進した要注目のアーティストを4組ピックアップしてみました。なぜ人気が広がったかの解説付きです。2015年の夏といえば、フェスの盛り上がりはもちろん、聴き放題型音楽配信サービスAWA、LINE MUSIC、Apple Music、Google play musicなどなど、新しい音楽の楽しみ方がスタートしています。CDやライブはもちろん、みなさんそれぞれの方法で新しい才能をチェックしてみて下さい☆

米津玄師:ロックフェス初出演ながらもトリ!

『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015』といえば、8月2日(日)「PARK STAGE」に登場した米津玄師がすごかったです。これまで10数回のライブ経験だという彼による、ロックフェス初出演ながらもトリをつとめた奇跡のパフォーマンス。もちろん会場には期待に胸を膨らませたたくさんのオーディエンスが集まり、1曲目「ゴーゴー幽霊船」から割れんばかりの大きな盛り上がりへ。ラストに披露した新曲「アンビリーバーズ」(9月2日発売)は、何かを信じない者をテーマにした曲。しかし、それは全てを否定することで、何かを信じざるを得ないようにするということでもあるワケで、“信じない者達として前を向こう”というなんとも奥が深いナンバーであります。ギターを封印し、エレクトリックなダンスビートに乗せてハンドマイクで唄う様にも注目!

チャラン・ポ・ランタン:フジロック4ステージに登場!

『FUJI ROCK FESTIVAL '15』で注目を集めたアーティストといえば彼女たちでしょう。平成生まれで唄を担当するもも(妹)と、昭和生まれでアコーディオンを担当する小春(姉)からなる姉妹ユニット、チャラン・ポ・ランタン。オーディエンスとの接点を増やそうと試みたチャラン・ポ・ランタンは、前夜祭のレッド・マーキー、昼のフィールド・オブ・へブン、夜中のTHE PALACE OF WONDER、翌日にはRafvenのホワイト・ステージへの飛び入りなどなど、まるでわらしべ長者のように出演しまくったのです。セキュリティに肩車されるわ、最前列の観客と直接触れ合うなど、ぐいぐいと自分たちの世界感に引き込むコミュ力の高い魅力的なパフォーマンスはもちろん、一回一回の名演が噂を呼び、ベストアクトとの評判も高い強烈な存在感で爪痕を残したのです!

水曜日のカンパネラ:夏フェスに脚立に軽トラ!

『SUMMER SONIC 2015』といえば、「RAINBOW STAGE」に登場した水曜日のカンパネラ。3人組ユニットながらもステージに立つのはヤフオクのCMでもお馴染みのコムアイのみ。音圧高めの通好みのエレクトロ・サウンドが実力の高さを裏付けながらも、脱力系MC&歌詞が強烈な中毒性の高いポップ・チューンによって一気に初見オーディエンスの心を鷲掴みしていました。フロアに降りて、脚立に立って歌うという伝説的な名シーンを残したのも忘れられません。ちなみに前日には『RISING SUN ROCK FESTIVAL 2015 in EZO』にも出演し、軽トラックでステージまで乗り付けてスタートしたというのだからすごいっす。しかも、北海道のオーディエンスの心をつかむために、地名や特産物を歌詞に込めたナンバーも用意していたというのだからさすが!

アカシック:きゃりーぱみゅぱみゅが気になる逸材、理姫!

『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015』で、次世代ニューカマーが活躍するステージと言えば「BUZZ STAGE」。オーディエンスの人数はそこまでではなかったのですが、今年メジャーデビューした5人組バンド、アカシックによる確かな演奏力&ポップなメロディで心鷲掴みな名演が最高でした。ステージで暑そうに団扇を仰いでいた艶姿が印象的だったヨコハマ生まれ繁華街育ちのヴォーカル理姫は、先日きゃりーぱみゅぱみゅが出演したテレビ番組『徳井と後藤と麗しのSHELLYが今夜くらべてみました』にも出演。きゃりーが“いま気になっている存在”として紹介されながらも、NG無しというキャラクター性豊かな理姫は、出演者一同に見事にいじられまくり、下半期注目度アップな予感。アカシックは、ライブが素晴らしいので気になった方は是非!

以上、ヒットの現場からお届けしましたー。

次回は9月11日更新

ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)
Yahoo!ニュース、J-WAVE、MTV81、ミュージック・マガジン、2.5D、音楽主義などで、書いたり喋ったり考えたり。……WEBサービスのスタートアップ、アーティストのプロデュースやプランニングなども手掛ける。著書『ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本』(ダイヤモンド社)、DREAMS COME TRUEツアーパンフレットへの寄稿、TM NETWORKツアーパンフレット・シリーズ執筆。SMAPタブロイド新聞フライヤー執筆。メイン取材&100曲解説を担当した『小室哲哉ぴあ TM編&TK編』、4万字取材を担当した『氷室京介ぴあ』(ぴあ)発売中!
https://twitter.com/fukuryu_76
http://bylines.news.yahoo.co.jp/fukuryu/