【AWA開発者 小野さんによるプレイリスト】
定額制音楽配信、コミュニケーション機能に特化した音楽サービスの可能性とは?
3週連続でお届けしている、珍しくジャーナリスティックに語ってみた聴き放題型 定額制音楽配信サービスAWAの楽しみ方特集!
<AWAの注目ポイント>
【プロフェッショナルな選曲力が生み出すプレイリストの魅力】
【限りあるカタログのなかから、スタイリッシュなテーマで選曲】
http://shop.mu-mo.net/a/st/event/concierge/150918/
【選曲プレイリストを通じてSNSで音楽コミュニケーション。音楽版インスタグラムの可能性】
【コミュニケーション機能に特化した音楽サービスのあり方】
http://shop.mu-mo.net/a/st/event/concierge/150925/
これまで上記なテーマで、熱くテンション高めにまとめてきました。
要約すると、(早口気味に→)聴き放題型 定額制音楽配信サービスの面白さの本質はプレイリストにあるのでは? だとしたら、コミュニケーション機能に特化した音楽サービスのあり方について考えてみたい。選曲プレイリストを通じてSNSで音楽コミュニケーション。音楽版インスタグラムの可能性があるのでは? そんなプレイリストの楽しみ方を理解したり、広めるには一般ユーザーとフラットに紹介されている、プロフェッショナルな選曲力が生み出すプレイリストにまず注目してみて欲しい、そうすればプレイリストの付加価値、楽しさが伝わると思う、的なことですね。
“たられば”の話ですが、本来、聴き放題型 定額制音楽配信サービスというのは、レコード会社が発売前にフルでアップしているYouTubeの試聴システムが公開される前にスタートしていれば、大成功していたビジネスモデルだと思うんです。だとするのであれば、今の時代に即した聴き放題型 定額制音楽配信サービスの付加価値が必要ですよね? 無料で曲が聴けるだけではYouTubeや、YouTubeを活用した無料を売りとするランキング・アプリに負けてしまいます。となると、やはりただ楽曲を聴けるだけではない、既存のSNSと連携するコミュニケーション機能に特化した音楽サービスのあり方が問われる時代なのでは? そんなことを思います。いわゆる音楽版インスタグラムの可能性ですね。筆者がAWAに注目したのは、そんな快楽ポイントを生み出しやすい発信しやすいプレイリスト機能、その受け皿となりモチベーションを与えるプレイリスター・ランキングに新たな音楽の楽しみ方、自己表現としての楽しみ方の可能性を感じたのでした。この分野、もっと特化して広めていって欲しいなぁ(えらそうにスミマセン!)。
というワケで、選曲の神、大沢伸一さん、田中知之(FPM)さんに続いて3週目は、渋谷VISIONでふらっと遭遇した、AWA開発者、小野哲太郎さんの選曲プレイリストをピックアップ。ついつい会話の糸口となりそうな選曲をされていました☆
ちなみに、先日の当コラムを受けて小野さんには「自分が時間をかけて作ったプレイリストが、誰かに聴かれたりお気に入りに登録され時の高揚感をたくさんの人に味わってほしい。」とFacebookでコメントを頂きました☆
http://awa.fm/
『自分のカウチで聴いちゃえばいいんじゃない?なダンスミュージック』MOOD:Relax
きらびやかなピアノフレーズが気持ちを高めてくれるSOUL CENTRAL「Need You Now」。そして、現代のイギリスを代表するシンガーソングライターEd Seeran「Don’t(Don Diablo Remix)」が放つ低温な高揚感。『ULTRA JAPAN 2015』にも出演したDJ Snake/AlunaGeorge「You Know You Like It」によるEDM×ヒップホップ・サウンド。
『ベッドに体が沈んでいく音楽』MOOD:Sleep
深海へと潜りながらも浮遊していくような、ベッドと寄り添い合い溶け合うサウンド。ロックバンドのブロンディーじゃない方の、Blonde「All Cried Out(feat. Alex Newell)」によるクールなハウス。ブルージーでソウルフルながらもポップ度の高いMYNGA「Back Home」。いまやビルボード・チャート常連、人気最高潮Disclosureによる「F For You」など。
『映画のワンシーンのように。』MOOD:Dark
自分が主人公になれるような染みるナンバーをセレクト。Fun.のメガネのギタリスト、ジャック・アントノフによるBleachers&Sia「Like a River Runs」の美しさ。アイルランド出身のロック・バンドKodaline「Love Will Set You Free」。Nat&Alex Wolffによるピアノが奏でるせつないフレーズが泣ける「Look Outside」。
『〈女子禁制〉おばかでエッチな男子のための日本語ラップ』MOOD:None
なんでも女子は聴かない方がいいとか…。 なるほど、サウンドはクールなんだけどリリックがたしかにエロい → GIPPER NEECH「High-Ero-Graph」。“コンドームは付けようぜベイビー”なるMCからスタートする餓鬼レンジャー「LOVE LOVE LOVE」。大御所、RHYMESTER「隣の芝生にホール・イン・ワン」までもスキルフルにピックアップ。
以上、AWA開発者、小野さんによる選曲プレイリストでした〜。たしかに、カラオケやDJカルチャー同様、SNSでシェアすることを意識した選曲プレイリストにおいて、第三者に聴かれることを意識すると音楽の楽しみ方って変わるんですよね。実はそれって音楽ファンが育つ上でとっても大事なポイントだったりするのです。プレイリスト文化には、そんな可能性を伸ばす役割、効能があるとおもっております。
それでは、最後にもう一度、選曲の神である大沢伸一&田中知之(FPM)によるアイテムも紹介しておきましょう。mu-moやお近くのCDショップでゲットしてみてください☆
選曲の神、大沢伸一のDJチーム、OFF THE ROCKERプロジェクトによる新作CD作品『OFF THE ROCKER presents SOFA DISCO 15FW』が発売中。もちろん、AWAでもチェック出来ます。ソファに座りながらでも楽しめるディスコサウンドというコンセプトってよくないですか? お洒落なデザインのアートワークはCDでプレゼントとしてもオススメですよ☆ ホームパーティーやドライブでもオススメなサウンド集です。
選曲の神、田中知之(FPM)が、「これまでと、これからのFPM。貴方の人生のサントラ盤」をテーマに9月30日、ALL TIME BEST 究極の45曲を収録した3枚組CDアルバム『Moments [Best 45 fabulous tracks by FPM]』をリリースします。シンプルにお洒落なアートワークはプレゼント用にもオススメですよ☆ もちろん、自宅での自分へのご褒美、ホームパーティーやドライブでもオススメな使えるサウンド集です。ああ、やっぱり音楽って楽しいな!!!
以上、ヒットの現場からお届けしましたー。
次回は10月9日更新
ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)
Yahoo!ニュース、J-WAVE、MTV81、ミュージック・マガジン、2.5D、音楽主義などで、書いたり喋ったり考えたり。……WEBサービスのスタートアップ、アーティストのプロデュースやプランニングなども手掛ける。著書『ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本』(ダイヤモンド社)、DREAMS COME TRUEツアーパンフレットへの寄稿、TM NETWORKツアーパンフレット・シリーズ執筆。SMAPタブロイド新聞フライヤー執筆。メイン取材&100曲解説を担当した『小室哲哉ぴあ TM編&TK編』、4万字取材を担当した『氷室京介ぴあ』(ぴあ)発売中!
https://twitter.com/fukuryu_76
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