本ページの販売価格は、2019年9月時点の価格です。2019年10月1日以降の販売価格については、商品詳細ページにて改めてご確認ください。

×

2016年、要注目のアーティストはこれだ! Vol.2
〜 アカシック 〜 さユり 〜 しなまゆ 〜 Srv.Vinci

2016年の音楽シーンはニューカマーが面白い! というわけで前回でもオススメ・アーティストを紹介しましたが、さらなるオススメを4組紹介していきましょう。2016年、いろいろサウンドやライヴを巡っていると、どことなくテーマは90年代回帰、90年代再構築な空気感が漂っていますね。宇多田ヒカルの復活、アルバム作品が話題のMETAFIVE(高橋幸宏×小山田圭吾×砂原良徳×TOWA TEI ×ゴンドウトモヒコ×LEO今井)、そして前回もご紹介した岡村靖幸の盛り上がり。そしてニューカマー・アーティストからも、ほのかに感じられる90年代センス。いかがでしょうか?

アカシック、魔法的要素が詰まった快楽ポイントの高さ

2016年3月16日、1stアルバム『凛々フルーツ』をリリース。いちはやく最新作のお披露目として全曲フル披露なスペシャル・ライヴを2月8日、渋谷duo MUSIC EXCHANGEで成功させた男女混成5人組バンド。ヴォーカル理姫による赤裸々で光景が浮かぶポップな歌詞が魅力。フェス的バンド・サウンド 〜 歌謡ポップ 〜 90’s など、音楽ファンが好きな、魔法的要素が詰まっているバンド。快楽ポイントを決めまくるアンサンブルの高揚感もたまりません。

酸欠少女さユり、没入感あるドラマティックな展開

19歳の2.5次元パラレル・シンガー・ソングライター 酸欠少女 さユり。フジテレビ深夜で放送中のテレビアニメ『僕だけがいない街』のエンディング・テーマが話題な彼女。若者特有の息苦しさを歌で表現するがゆえの“酸欠少女”ということなのだろうか。泣きそうに響きわたる声の魅力、没入感あるドラマティックなサウンド展開がツボ。amazarashiや初音ミク「THE END」等を手がけるビジュアル・アーティスト、鬼才YKBXの手によるミュージック・ビデオも気になるところ。

しなまゆ、絶妙なる不思議ポップ感覚

1990年代前半生まれ、立川出身の男女混成3人組バンド。ヴォーカル、もりゆいによる優しさ成分高めの歌声がツボ。2016年3月9日に最新ミニ・アルバム『ヘンシン』をリリース。2曲目収録「not yet」では“コンプライアンスってなんだ コンプレックス溜まってんだ”と、アヴァンギャルドなピアノ・アンサンブルと絡み合い叫ぶ様が興味深い。カラフルな煙が風に揺れるジャケット・アートワーク含め、絶妙なる不思議ポップ感覚の心地良さが魅力的だ。

Srv.Vinci、解き放たれる極上のサウンド物語

Srv.Vinci(サーバ・ヴィンチ)。1992年生まれ、4人組バンド。いわゆる昨今世界的に音楽シーンを騒がせているロバート・グラスパー、ゴーゴー・ペンギンなど、ドン・ウォズ率いるブルーノート・レコード所属の新世代バンドと近い感触。ロック、ヒップホップ、テクノなどが同列で解き放たれる極上のサウンド・センス。しかし小難しくはなく、インパクト強くエモい。音で快楽ポイントの探り合いな雰囲気。downyやROTH BART BARON好きにもオススメ。

以上、ワクワクな現場よりテンション高めにお届けしました!

次回は2月19日更新

ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)
Yahoo!ニュース、J-WAVE、MTV81、ミュージック・マガジン、2.5D、音楽主義などで、書いたり喋ったり考えたり。……WEBサービスのスタートアップ、アーティストのプロデュースやプランニングなども手掛ける。著書『ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本』(ダイヤモンド社)、DREAMS COME TRUEツアーパンフレットへの寄稿、TM NETWORKツアーパンフレット・シリーズ執筆。SMAPタブロイド新聞フライヤー執筆。メイン取材&100曲解説を担当した『小室哲哉ぴあ TM編&TK編』、4万字取材を担当した『氷室京介ぴあ』(ぴあ)発売中!
https://twitter.com/fukuryu_76
http://bylines.news.yahoo.co.jp/fukuryu/