【音楽コンシェルジュ・アワード:2月】
表彰ピックアップ! 〜KANA-BOON〜ケンドリック・ラマー〜手嶌葵〜
いまチェックすべき音楽作品はこれだ!!! 音楽コンシェルジュ ふくりゅうセレクトによる、月に一度の私的アワード企画。自腹購入した作品から、これは友人に本気でオススメしたい!と思える三つ星級の作品を、独断と偏見で勝手に表彰していきます☆☆☆ 受賞アーティストの皆様、おめでとうございます♪ 読者のみなさんも、SNSやブログなどで、お好きな音楽をアワード的に情報発信してみると、音楽の楽しみ方に俯瞰の視点というスパイスが加わりますよ!!!
【邦楽アルバム部門】KANA-BOON『Origin』
2013年メジャー・デビューながら、すでにロックシーンのど真ん中を突っ走るKANA-BOONの3枚目となるNewアルバム。歌とメロディーが入ってくる、“いまの強さ”が込められた魔法めいたポップ色の強いアルバム。ギミッカブルに感情を動かす怒濤のポップロック「机上、綴る、思想」からの人気チューン「なんでもねだり」への流れが最強。ラウドでソリッドな「anger in the mind」、ドラマティックな「インディファレンス」、シティポップ的な「グッドバイ」など聴きどころが多い。
http://www.kanaboon.com/
【洋楽アルバム部門】ケンドリック・ラマー『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ』
2015年5月20日発売ながら、日本時間2月16日におこなわれた“第58回グラミー賞”最多5部門を受賞したアルバム作品。年間最優秀アルバム賞はテイラー・スウィフトに譲ったが、当日行われたライヴ・パフォーマンスでは、黒人大衆音楽の歴史をシアトリカルに鮮烈に表現。世界中の喝采を浴びた。SKY-HIなども絶賛する、コンセプチュアルなアルバム作品として、日本語翻訳歌詞カードと照らし合わせながら映画のようにストーリーを楽しむべき1枚。
http://www.universal-music.co.jp/kendrick-lamar/
【邦楽シングル部門】手嶌葵「明日への手紙」
歌声が流れた瞬間に空気がふわっと膨らむ感動。誰しもの日常に寄り添いあう歌声。日本を代表する類いまれなるヴォーカリスト、手嶌葵による珠玉の1曲を再レコーディング。ふだん取材で緊張をしない私ですが、彼女の前では、あまりにピュアすぎるオーラを前に緊張したことを思い出します。坂元裕二脚本、有村架純・高良健吾主演の、月9ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』の主題歌であることも話題。広く長く届いて欲しい楽曲です。
http://www.aoiteshima.com/
以上、ヒットの現場からお届けしましたー。
次回は2月26日更新
ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)
Yahoo!ニュース、J-WAVE、MTV81、ミュージック・マガジン、2.5D、音楽主義などで、書いたり喋ったり考えたり。……WEBサービスのスタートアップ、アーティストのプロデュースやプランニングなども手掛ける。著書『ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本』(ダイヤモンド社)、DREAMS COME TRUEツアーパンフレットへの寄稿、TM NETWORKツアーパンフレット・シリーズ執筆。SMAPタブロイド新聞フライヤー執筆。メイン取材&100曲解説を担当した『小室哲哉ぴあ TM編&TK編』、4万字取材を担当した『氷室京介ぴあ』(ぴあ)発売中!
https://twitter.com/fukuryu_76
http://bylines.news.yahoo.co.jp/fukuryu/