音楽コンシェルジュ・アワード
今週聴くべき3枚:劇場版KING OF PRISM、ぐるたみん、LiSA
2016.4.29 UPDATE
氷室京介の最後のライヴといわれている4大ドームツアー“KYOSUKE HIMURO LAST GIGS”。4月23日(土)に開催された京セラドーム大阪公演初日に行ってきました。今後、名古屋、福岡、東京の5公演を残しているので多くは語れませんが、オーディエンスの熱狂的な盛り上がりはもちろん、まさかの選曲で1曲目から鳥肌ものだったことはもちろん、聴きどころ満載なソロでの伝説的ナンバー、古さをまったく感じさせないBOØWY時代の名曲を織り交ぜた豪華セットリストに心を奪われました。不調な耳をかばうようにイヤモニを何度もいじる姿に心配しましたが、氷室京介の全力で駆け抜ける、希代のヴォーカリストとして生き様を感じられた最高のステージでした。
はい、というわけで、今週チェックすべき音楽作品を紹介していきましょう。新作リリース・アイテムの多い音楽CD作品のなかから、選びきれないあなたへ向けて今週、音楽シーンで話題の3枚を“音楽コンシェルジュ”がセレクト。本気でオススメしたい、三つ星級の作品を独断と偏見で解説していきます☆☆☆
【邦楽アルバム部門】V.A『劇場版KING OF PRISM by PrettyRhythm Song&Soundtrack』
フジテレビ系『ワイドナショー』でも取り上げられ、まるでコンサートのような参加型映画として盛り上がっている“キンプリの応援上映”。待望のサントラ『劇場版KING OF PRISM by PrettyRhythm Song&Soundtrack』が発売。劇中で、話題になった熱血ダンスバトル・シーンで流れるTRFのカバー「EZ DO DANCE -K.O.P.REMIX-」も収録。いつでもどこでも“キンプリ”をキメたいとき、プリズムの煌めきをいつでも摂取できるアイテムですね。
http://kinpri.com/
【邦楽シングル部門】ぐるたみん「GIANT KILLING」
自身の歌声を“楽器”と言い切り、声とメロディーを最大限に活かした楽曲を生み出す次世代アーティスト“ぐるたみん”。今回、ネット系で影響力の強かったEXIT TUNESから、ユニバーサルミュージックの新レーベルUNIVERSAL-Wへと電撃移籍。歌い手出身として人気を集めながらも、全曲自作の作詞曲と歌唱を武器に、第2章の活動をスタート。リード曲はもちろん、自ら描いた絵コンテから生まれた新境地となる疾走感溢れるロックチューン「飛行少女と僕」もオススメ!
http://www.glumusic.net/
【邦楽アルバム部門】LiSA『LUCKY Hi FiVE!』
2ndアルバム『LUCKY Hi FiVE!』収録のグルーヴィーなロックチューン「Psychedelic Drive」が放つ昂揚感にやられました。本作は、いま気になっているバンド、感覚ピエロが楽曲提供。鬼才シンガー・ソングライター、小南泰葉 作曲&いきものがかりでもお馴染みの音楽プロデューサー、江口亮 編曲によるキャンディー・ポップな「halo-halo」もよかった。キュートな曲はとことんキュートに、ハードな曲はとことんハードに表現。今年はサマソニにも出演しますよ!
http://www.lxixsxa.com/
以上、ヒットの現場からお届けしましたー。
次回は5月6日更新
ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)
Yahoo!ニュース、J-WAVE、MTV81、ミュージック・マガジン、2.5D、音楽主義などで、書いたり喋ったり考えたり。……WEBサービスのスタートアップ、アーティストのプロデュースやプランニングなども手掛ける。著書『ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本』(ダイヤモンド社)、DREAMS COME TRUEツアーパンフレットへの寄稿、TM NETWORKツアーパンフレット・シリーズ執筆。SMAPタブロイド新聞フライヤー執筆。メイン取材&100曲解説を担当した『小室哲哉ぴあ TM編&TK編』、4万字取材を担当した『氷室京介ぴあ』(ぴあ)発売中!
https://twitter.com/fukuryu_76
http://bylines.news.yahoo.co.jp/fukuryu/