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音楽コンシェルジュ・アワード
今週聴くべき3枚:石崎ひゅーい、AAA、Seiho 2016.5.27 UPDATE

氷室京介の最後のライヴ“LAST GIGS”が、東京ドーム3デイズをもって終わりました。入れ替わるように小沢健二の全国ツアー“魔法的 Gターr ベasス Dラms キーeyズ”がはじまりました(文字化けではないw)。その他、THE YELLOW MONKEYの復活&サマソニ出演、フィッシュマンズのツアー発表、UAが新作アルバムをリリースするなど、90年代を駆け抜けたアーティストが盛り上がりをみせている2016年であります。

コンサートで気になるといえば、昨今のニュースメディアにおける“セットリスト(ライヴの曲順)を最終日まで解禁しない問題”。メーカー&マネージメント統制の、まだ観ていないお客さんへの配慮という理由はわかるのですが、どうしても情報がSNSから漏れ伝わってしまう時代、ツアー終了までかたくなに公開しない業界ルールには疑問もあります。もしかしたら“伝え方”の問題なのかもしれません。

たとえば、海外のコンサートではローリング・ストーンズやポール・マッカートニーなど、翌日にはオフィシャルでアップしているんですね。結果、そのリストが起爆剤となって、アーティストについて語る楽しさが倍増したのです。楽曲のセールスにもつながったと思います。それこそライヴへの予習にもつながるんですよね。なんせ、オーディエンス自身が情報発信をできるSNSがこれだけ普及していたら情報なんてバレバレなワケですから。ちなみに、小沢健二の全国ツアーでは、アーティストの意向でセットリストをニュースサイトで即時公開していてワクワクします。ある種、問題定義となるかもしれません。要注目な動きです!

はい、というわけで、今週チェックすべき音楽作品を紹介していきましょう。新作リリース・アイテムの多い音楽作品の中から、選びきれないあなたへ向けて今週、音楽シーンで話題の3枚を“音楽コンシェルジュ”がセレクト。本気でオススメしたい、三つ星級の作品を独断と偏見で解説していきます☆☆☆ 

【邦楽アルバム部門】石崎ひゅーい『花瓶の花』

青春時代を思い出させるキーワード満載、せつなくも甘酸っぱい歌詞やサウンドがたまらない石崎ひゅーい。その温かみある歌声が心を鷲掴みしてくれる名曲「花瓶の花」を収録。本作は石崎ひゅーいがデビュー時よりライヴで大切に歌ってきたバラードであり、本人が友達の結婚式の時に書き下ろした楽曲だ。アルバムには、ひゅーいの高まる想いがはちきれんばかりに炸裂する、ポップなロックナンバーを収録。2016年を代表する心に響くアルバム作品だと確信した!

http://www.ishizakihuwie.com/

【邦楽シングル部門】AAA「NEW」

ドラムンベース調に軽やかなブレイクビーツが爽快なサマー感を打ち出してくれる最強のアッパーチューン! カッティングエッジな洋楽的ダンスミュージックなセンスと、メタファーを多用した日本語によるポップなセンスとの融合。各パートでそれぞれのキャラクターも伝わってくるドキドキ感。スプライトのプロダクト・プレイスメントなミュージック・ビデオ展開もぴったりな、AAA通算51枚目となる待望の2016年第1弾シングルは、新しいAAAを感じさせてくれています!

http://avex.jp/aaa/

【邦楽アルバム部門】Seiho『Collapse』

テン年代の電子音楽シーンを代表する鬼才ビートメイカー/プロデューサー、Seiho。3年ぶりとなるオリジナル・アルバム『Collapse』をLEAVING RECORDSよりワールドワイドにリリース。オルタナティヴ・テクノ、ジャズ、ヴェイパーウェイヴなど、先鋭的なセンスで繰り広げられるビートが生み出す妖艶なる音楽の魔法。2曲目「Plastic」の昂揚感はパンクでありロックだ! 3月15日のサンフランシスコ公演を皮切りに海外ツアーを行なう。要注目な時代の逸材!

http://www.beatink.com/Labels/Beat-Records/Seiho/BRC-509/

以上、ヒットの現場からお届けしましたー。

次回は6月3日更新

ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)
Yahoo!ニュース、J-WAVE、MTV81、ミュージック・マガジン、2.5D、音楽主義などで、書いたり喋ったり考えたり。……WEBサービスのスタートアップ、アーティストのプロデュースやプランニングなども手掛ける。著書『ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本』(ダイヤモンド社)、DREAMS COME TRUEツアーパンフレットへの寄稿、TM NETWORKツアーパンフレット・シリーズ執筆。SMAPタブロイド新聞フライヤー執筆。メイン取材&100曲解説を担当した『小室哲哉ぴあ TM編&TK編』、4万字取材を担当した『氷室京介ぴあ』(ぴあ)発売中!
https://twitter.com/fukuryu_76
http://bylines.news.yahoo.co.jp/fukuryu/