音楽コンシェルジュ・アワード
今週聴くべき3枚:DAOKO、挫・人間、Miyuu
2016.9.16 UPDATE
最近気になるといえば、ソニーがハイレゾでハイエンドな最強ウォークマン2種を10月29日(土)に発売します。価格は、ブラックでアルミニウム筐体で内蔵メモリ128GBの「NW-WM1A」が12万円前後、ゴールドな無酸素銅で256GBの「NW-WM1Z」が30万円前後という衝撃のモンスター・プライス。注目ポイントは、DSDのネイティブ再生(←音がいい)や、バランス出力(←ヘッドホンのプラグを2つ使って左右それぞれ出力する音質へのこだわり)として4.4mmの5極バランス接続端子を採用するなど、オーディオマニアの期待に答えた注目の仕様となっています。めっちゃ欲しい! 音の良さを体感したい。でも高い。。誰かプレゼントしてくれないかなぁ……。
はい、というわけで、今週チェックすべき音楽作品を紹介していきましょう。新作リリース・アイテムが多い音楽作品の中から、選びきれないあなたへ向けて今週、音楽シーンで話題の3枚を“音楽コンシェルジュ”がセレクト。本気でオススメしたい、三つ星級の作品を独断と偏見で解説していきます☆☆☆
【邦楽シングル部門】DAOKO「もしも僕らがGAMEの主役で / ダイスキ with TeddyLoid / BANG!」
DAOKO無双とでもいうべき覚醒したポップセンスが熱い新曲「もしも僕らがGAMEの主役で」! Madonnaの「Material Girl」的な80’sキャッチーなビート感に、映像とリンクする8ビットなピコピコSEのキュートさ。弾けるスラップなベースがファンキーな中盤からのヒートアップするラップパートも熱い。毎回演出も魅力な彼女のライブにも注目! 『DAOKO 2016 “青色主義” TOUR』、9月22日(木)には赤坂BLITZでワンマン公演ですよ。
http://daoko.jp/
【邦楽ミニアルバム部門】挫・人間『非現実派宣言』
共感度高いゲームボーイ世代、鬱屈した感情を解き放つ青春ソング決定版の登場。渋谷系的な洒落たアレンジの楽曲に乗せて、こじれながらも赤裸々な言葉が心にグサっと突き刺さってくるのです。ある意味、昨今元気なラップ・シーンへのバンド文化からの返答? 最新ミニアルバム『非現実派宣言』1曲目収録された「テクノ番長」も最高に突抜感あるポップネス! イントロからあの曲?と思いきやスカ&ドリフ的なビート。というか2016年最大の大好きな問題作!
http://zaningen.web.fc2.com/
【邦楽アルバム部門】Miyuu『Southern Waves』
1993年生まれ、大阪府出身のシンガー・ソングライター、Miyuu(ミユウ)。輝きを感じさせる可愛らしいルックスの魅力はもちろん、空間を瞬間のうちに澄んだ肯定感で満たしてくれる意志のある歌声のチカラ。心に安らぎを与えてくれる澄み渡った世界観。サウスポーなギター姿の佇まいに惹かれた。1st digital single「Southern Waves」は、壮大な海・夕日・強い意志・夢を感じさせる優しきたおやかなビートが魅力なポップチューン。今後の活躍が楽しみな逸材だ。
http://avex.jp/miyuu/
以上、ヒットの現場からお届けしましたー。
次回は9月23日更新
ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)
Yahoo!ニュース、J-WAVE、MTV81、ミュージック・マガジン、2.5D、音楽主義などで、書いたり喋ったり考えたり。……WEBサービスのスタートアップ、アーティストのプロデュースやプランニングなども手掛ける。著書『ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本』(ダイヤモンド社)、DREAMS COME TRUEツアーパンフレットへの寄稿、TM NETWORKツアーパンフレット・シリーズ執筆。SMAPタブロイド新聞フライヤー執筆。メイン取材&100曲解説を担当した『小室哲哉ぴあ TM編&TK編』、4万字取材を担当した『氷室京介ぴあ』(ぴあ)発売中!
https://twitter.com/fukuryu_76
http://bylines.news.yahoo.co.jp/fukuryu/