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音楽コンシェルジュ・アワード
今週聴くべき3枚:フレデリック、LILI LIMIT、iri 2016.10.28 UPDATE

90年代リバイバルと言われている昨今ですが、90年代当時は美味しい素材を過去作から見つけてきてオマージュ的に使用する、いわゆるサンプリングやコラージュという手法が音楽シーンや雑誌、アート界隈で話題となりました。パソコンの普及によるコピー&ペースト文化とでも言うのでしょうか。そして現在はスマートフォンの普及の結果、写真加工アプリで、身の回りの雑貨をフォトジェニックな写真に加工してTwitterやInstagramにアップするティーンが増えています。ハッシュタグ「#溶けちゃった」で検索すると様子がうかがえて面白いです。ツールの普及、真似しやすさ、承認欲求。そんなバランスが掛け合わされることで新たなムーヴメントが生まれているようです。

はい、というわけで、今週チェックすべき音楽作品を紹介していきましょう。新作リリース・アイテムが多い音楽作品の中から、選びきれないあなたへ向けて今週、音楽シーンで話題の3枚を“音楽コンシェルジュ”がセレクト。本気でオススメしたい、三つ星級の作品を独断と偏見で解説していきます☆☆☆

【邦楽アルバム部門】フレデリック『フレデリズム』

独創的なリフと踊りたくなるビートが醸し出す中毒性の高さ。言葉遊びが繰り広げられながらも、時に深いメッセージが輝くオリジナリティ。待ちに待ったフレデリック1stフル・アルバム『フレデリズム』。「オドループ」「オワラセナイト」「オンリーワンダー」「リリリピート」というダンサブルにサビを繰り返すヒットナンバーのなか「レプリカパプリカ」では同じように見えて、実は違う景色が見えるという希望感。時代を越えていく個性的な世界観がツボっております☆

http://frederic-official.com/

【アルバム部門】LILI LIMIT『a.k.a』

ロックバンドとしての佇まいを超えた、芸術性とポピュラリティーを合わせ持つ、ポップ・ミュージックを次世代にアップデートする5人組バンド、LILI LIMIT。魔法めいたアレンジのチカラ、日本語を大切にした言葉によって彩られる映像が浮かぶ音楽の可能性。世界水準のシンセポップなサウンドを生み出す、海外第一線で活躍するポップ・ミュージックともシンクロニシティを感じる先鋭的な音楽性がたまりません。まず「Living Room」「A Short Film」を聴いて欲しい☆

http://lililimit.com/

【邦楽アルバム部門】iri『Groove it』

都会的なビートにスモーキーで包容力あるソウルフルな歌声。雑誌『NYLON JAPAN』とSony Musicが開催したオーディション“JAM”でグランプリを獲得しN.Y.留学した1994 年生まれ、逗子在住の現役大学生シンガー・ソングライター、iri。1stアルバム『Groove it』でデビューした新しい才能。アレンジャーに水曜日のカンパネラのKenmochi hidefumi、mabanua、Drianが参加。メロウでポップな「ナイトグルーヴ」、チルな「フェイバリット女子」がいい☆

http://www.iriofficial.com/

以上、ヒットの現場からお届けしましたー。

次回は11月4日更新

ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)
Yahoo!ニュース、J-WAVE、MTV81、ミュージック・マガジン、2.5D、音楽主義などで、書いたり喋ったり考えたり。……WEBサービスのスタートアップ、アーティストのプロデュースやプランニングなども手掛ける。著書『ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本』(ダイヤモンド社)、DREAMS COME TRUEツアーパンフレットへの寄稿、TM NETWORKツアーパンフレット・シリーズ執筆。SMAPタブロイド新聞フライヤー執筆。メイン取材&100曲解説を担当した『小室哲哉ぴあ TM編&TK編』、4万字取材を担当した『氷室京介ぴあ』(ぴあ)発売中!
https://twitter.com/fukuryu_76
http://bylines.news.yahoo.co.jp/fukuryu/