音楽コンシェルジュ・アワード
今週聴くべき3枚:KREVA、Def Will、ねごと
2016.2.3 UPDATE
わ〜、広島県呉市のミュージック・ビデオがすごい! 観ました? 地域活性化というか地方創生? 音楽活用の好例? 呉市のテーマソングがtrf「CRAZY GONNA CRAZY」の歌詞を改変したカヴァーという(笑)。“呉市”と“CRAZY”をかけたダジャレなんですね(苦笑)。サビがどうなるかわかってるのになんか待ち遠しい高揚感。なんだろ、お笑い芸人RGのあるあるの歌のような愛らしいプロジェクトだと思いました。あ、同時に“呉氏”なるゆるキャラもデビューしたとのことです。ミュージック・ビデオで踊ってましたね(苦笑)。呉市が好きになりました。
https://www.city.kure.lg.jp/kurechara/index.kureshi.html
はい、というわけで、今週チェックすべき音楽作品を紹介していきましょう。新作リリース・アイテムが多い音楽作品の中から、選びきれないあなたへ向けて今週、音楽シーンで話題の3枚を“音楽コンシェルジュ”がセレクト。本気でオススメしたい、三つ星級の作品を独断と偏見で解説していきます☆☆☆
【邦楽アルバム部門】KREVA『嘘と煩悩』
KREVAが4年ぶり7作目のアルバム『嘘と煩悩』で取り組んだのは、音的にも冒険心に富んだ、内なる想いをリアルに血肉化したサウンド・インパクト。耳が喜ぶ、切なさの裏側からふいにやってくる芳醇なるメロディー。投げかけなければならぬメッセージを吐き出す、ポップ・ミュージックの“いま”を体現した2017年を牽引する1枚。まずはインパクトの強いエレクトロな「神の領域」と極上にメロディアスな「居場所」を聴くべし。超ツボってます☆ おすすめ!
http://www.kreva.biz
【邦楽シングル部門】Def Will「Winding Road」
新世代ガールズ・グループDef Willが2月8日に「Winding Road」をリリース。日本語、英語、中国語、ポルトガル語、韓国語を話すインターナショナルな構成。実は小室哲哉がトータル・プロデュースを担当。歌詞がまたいいんです。人生は曲がりくねった道だけど自分が変わらなければ前に進めない、そんな戦う女性の葛藤と自立を描き、背中を押してくれるナンバー。TK節健在のまま、現代の閉塞感を描ききった2017年に相応しいポップミュージックが聴けます。
https://defwill.com
【邦楽アルバム部門】ねごと『ETERNALBEAT』
進化するガールズ・バンドの在り方への一つの回答。ねごと4thアルバム『ETERNAL BEAT』が攻めてます。“儚さと力強さを兼ね備えた透明感ある音楽性”という本質はそのままに、サウンド・プロデューサーに中野雅之(BOOM BOOM SATELLITES)と益子樹(ROVO)を迎えエレクトロニック・ダンスミュージックへと移行。DANCE BEAT×ROCK=止まらないビートが鳴り響く。変わらないねごとと変わっていくねごと。刺激的なイノベーションに心を奪われます。
http://www.negoto.com
以上、ヒットの現場からお届けしましたー。
次回は2月10日更新
ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)
Yahoo!ニュース、J-WAVE、MTV81、ミュージック・マガジン、2.5D、音楽主義などで、書いたり喋ったり考えたり。……WEBサービスのスタートアップ、アーティストのプロデュースやプランニングなども手掛ける。著書『ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本』(ダイヤモンド社)、DREAMS COME TRUEツアーパンフレットへの寄稿、TM NETWORKツアーパンフレット・シリーズ執筆。SMAPタブロイド新聞フライヤー執筆。メイン取材&100曲解説を担当した『小室哲哉ぴあ TM編&TK編』、4万字取材を担当した『氷室京介ぴあ』(ぴあ)発売中!
https://twitter.com/fukuryu_76
http://bylines.news.yahoo.co.jp/fukuryu/