エレクトロニック・ミュージック界のトップ・アーティスト。現在のダンス・シーンにおいて、彼らの影響を受けていない者はないと言っても過言ではないほど。 フランス出身のトーマ・バンガルテルとギ=マニュエルからなるデュオだが、素顔はフルフェイスのマスクで隠され、活動予定もヴェールに包まれている。 94年、シングル「ニュー・ウェイヴ」でデビュー。ファースト・アルバム「ホームワーク」(97)は、クラブ系アーティストとしては異例の全世界300万枚の大ヒット。
続くセカンド・アルバム「ディスカバリー」(01)のリード・シングル「ワン・モア・タイム」は、彼らが敬愛する漫画界の巨匠・松本零士とのコラボレーションのミュージック・クリップも話題となり、日本でも大ブレイク。同曲は、ソニーVAIOのCMにも起用された。 |
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さらには、「ディスカバリー」をフィーチャーした日仏合作アニメ『インターステラ5555』(02)で原作・脚本を手掛けたほか、レトロSF『ダフト・パンク エレクトロマ』(06)を映画初監督し、脚本も務める(トーマは撮影監督も)など映像面でも才能を発揮。 2009年、グラミー賞ダンス部門2部門(ベストシングル賞、ベストアルバム賞)を制覇。トーマは、『アレックス』(02)、『エンター・ザ・ボイド』(09)などの映画音楽も。 『トロン:レガシー』には撮影前から加わり、映像と音楽との融合を成し遂げた。クラブのシーンに、DJとして彼ら自身も出演している。 |