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東方神起、SUPER JUNIORらが所属する韓国芸能事務所「SMエンターテインメント」所属の12人組男性音楽グループ「EXO(エクソ)」が、4月11日(金)より3日間、さいたまスーパーアリーナにて日本初公演“EXO Greeting Party in Japan "Hello!"”を開催。50万件以上の申込みがあった当イベントに当選した総勢約10万人のファンが詰めかけ、今アジアで最も注目されているビッグスターを歓迎した。
開演前のBGMが「Peter Pan」に変わると同時に場内が暗転。EXOの登場を待ちわびる観客席はライトグレーのペンライト一色染まり、太陽系外惑星を意味するexoplanetからモチーフを得たEXOにふさわしい宇宙のような空間が広がった。
この日最初の曲「Let Out The Beast」のイントロが流れ始めると会場はたちまち熱狂の渦に。「EXO」を象ったロゴマークで作られたメインステージにまず登場したのはEXO-Kのメンバー、SUHO(スホ)・BAEKHYUN(ベクヒョン)・CHANYEOL(チャンヨル)・D.O.(ディオ)・KAI(カイ)・SEHUN(セフン)の6人。黒を基調とした衣装に身を包み、キレのあるダンス・パフォーマンスに目を奪われていると、EXO-Mのメンバー、XIUMIN(シウミン)・LUHAN(ルハン)・KRIS(クリス)・LAY(レイ)・CHEN(チェン)・TAO(タオ)の6人がステージに設置されたリフトからそれぞれ登場。センターステージに12人が集まると、デビュー前にプロローグシングルとして発表された「History」を韓国語ver.と中国語ver.を混合させたEXO-M→EXO-K→EXO-M ver.で披露した。
この日最初のMCでは、「WE ARE ONE! こんばんは、EXOです!」と12人揃っての挨拶のあと、メンバーそれぞれから今回のイベントへの意気込みを日本語で披露。
SUHO(スホ)
「日本での初の単独イベントをこんなに熱く応援してくれて、本当にありがとうございます!」
TAO(タオ)
「今日は僕たちのステージはもちろん、トークタイムもありますので楽しい時間にしましょう! 準備はいいですか!(ここで投げKISSのプレゼント!)」
BAEKHYUN(ベクヒョン)
「日本で初めてのイベントですが、こんなにたくさん来てくれてありがとうございます!今日の感動をみなさんにお返しできるようにがんばります。最後まで楽しんでくださいね!」
XIUMIN(シウミン)
「今日のステージのために一生懸命準備しました。期待してください。がんばります!」
CHEN(チェン)
「お待たせしました!! みなさんの熱い熱気に本当にびっくりしました。みなさん、いつやるの!? 今でしょ!!」
KAI(カイ)
「本当にワクワクしていて緊張していますが、今回のイベントをきっかけにもっと日本に来ますので、最後まで楽しんでいきましょう!」
LUHAN(ルハン)
「日本のファンのみなさんに会うことができてうれしいです。今日は色んなステージを楽しんでください!」
LAY(レイ)
「みなさんと会うためにここに来ました。来ていただいてありがとうございます。みんな、カワイイー!」
D.O.(ディオ)
「今回、日本でイベントができて本当に最高です! こんなにたくさん来てくれて本当に最高です! みなさーん、最高!!」
SEHUN(セフン)
「今日のイベント、本当に期待しています。みなさん一緒に盛り上がりましょう!」
CHANYEOL(チャンヨル)
「日本のファンのみなさんに会うことができて、ほーーーーーんとうに幸せです。みなさんがくれたこの愛、1000倍にして返します!愛してます!」
KRIS(クリス)
「みなさんの持っているペンライトが“GALAXY”みたいで、本当にきれいですね。がんばります!」
「それではみなさん、準備はいいですか!」(SUHO(スホ))の煽りでライヴ・コーナーが再開。デビュー曲「MAMA」がEXO-K→EXO-M→EXO-Kのダブステップver.で準備されており、KAI(カイ)とLAY(レイ)によるパワフルなダンスに目を奪われた。
次の映像ではメンバーごとにガールフレンドと過ごすシーンが映し出され、メンバーがカメラ目線で微笑むたびに、絶叫ともとれる悲鳴が会場内に鳴り響く。バラード曲「Miracles In December」では、D.O.(ディオ)・LUHAN(ルハン)・BAEKHYUN(ベクヒョン)・CHEN(チェン)がLAY(レイ)のピアノ演奏に合わせ、桜の映像をバックにしっとりと歌い上げ、「Don't Go」で再びステージに全員が集まると、観客と同じペンライトを持ったメンバーの手の動きに合わせて場内のペンライトが左右に揺れ、これまでとは違った幻想的な光を作り出した。
ここで一旦トーク・コーナーへ。日本でイベントを開催することを初めて聞いたときのことについて聞かれると「単独イベントをすると聞いたときは本当にワクワクしました。実際このように5回もイベントができて本当に幸せだなと思います。一生忘れられないと思います」とSUHO(スホ)が述べ、あらゆる賞を総なめにした2013年については、「2013年はEXOにとって本当に忘れられない幸せな1年になりました。これもすべてファンのみなさんのおかげだと思いますし、2014年はみなさんからもらった愛に応えられるようにもっとがんばって素敵な年にしたいと思います」(CHANYEOL(チャンヨル))、「2014年は僕たちEXOがみなさんを幸せにしてあげます」(BAEKHYUN(ベクヒョン))とそれぞれの想いが熱く語られた。
次に準備されていたのは、EXOのことをより深く日本のファンに知ってもらうための「EXOクレーンゲーム・バトル」。これはEXOへの質問が入ったカプセルをクレーンゲームで先に取った方が勝ちというゲームで、質問は勝ったメンバーにしかされず、勝ったメンバーには日本のファンにより多く自分のことを知ってもらえるチャンスが与えられる。さらに罰ゲームは未公開写真の披露ということで、ファンにはどちらも見逃せない盛りだくさんの内容となっていた。
そして、この回勝利したメンバーは以下の通り。
KAI(カイ):日本のファンの印象は?
「とても親切だと思います。僕が目を合わせるとみなさん僕の目を見返してくれて、その瞳の中に真心が感じられて本当にうれしいです」
BAEKHYUN(ベクヒョン):好きな色は?
「黒と白が好きですが、この会場のペンライトの色を見ると、この色が一番好き!」
LUHAN(ルハン):日本で行ってみたい場所は?
「サッカーが好きなので、有名なサッカー競技場に行ってみたいです」
D.O.(ディオ):好きな日本語は?
「最高!!」(なんと使い方も完璧!)
XIUMIN(シウミン):好きな日本の食べ物は?
「ラーメンが好きで、昨日やっと食べに行くことができました。次に来たときは2番目に好きなお好み焼きを絶対食べたいです」
また、CHANYEOL(チャンヨル)への質問「知っている日本の歌をワンフレーズ歌ってください」には、小田和正の「言葉にできない」を日本語で披露! 客席からも大合唱が起こり、たちまちCHANYEOL(チャンヨル)のソロステージとなった。
罰ゲームでは、TAO(タオ)の20歳になったばかりの時に撮ったという写真やSEHUN(セフン)が今回の来日でメンバーと一緒にラーメンを食べに行ったときにKAI(カイ)が撮った写真、CHEN(チェン)が「Miracles In December」の活動時に楽屋で撮った写真、寝ているLAY(レイ)の隠し撮り写真などが披露され、ライヴの時とは全く違うEXOのお茶目な一面を見ることができたコーナーとなった。
これらの質問内容や未公開写真は全公演で異なり、5公演毎回が新鮮で貴重な機会となった。
4月12日(土)のイベントでは、20歳の誕生日を迎えたSEHUN(セフン)をサプライズでお祝いするシーンもあり、メンバーの個性や仲の良さが随所に現れたほほえましい時間も繰り広げられた。
そしてイベントもいよいよ終盤へ。「365日幸せになれる曲です」とのSUHO(スホ)の紹介で始まったEXO-M→EXO-K→EXO-M ver.の「3.6.5」と「Lucky」では、花道を自由に動き回りながら歌うメンバーが本当に楽しそうで、ステージの隅々からひとときも目を離すことができないステージの連続に観客からの歓声が止むことはなかった。また、2013年に行われた韓国での授賞式の様子を集めた映像も準備されており、「EXO!」と受賞者の名前が呼ばれる中、涙ながらに感謝の気持ちを述べる姿に感動で胸が熱くなる場面も。
そして最後のステージはやはり、韓国では実に12年ぶりとなるミリオンセラーを記録した1stフルアルバム『XOXO(Kiss&Hug)』に収録されている大ヒット曲「Wolf」と「Growl」。背中にメンバーの名前と背番号が書かれた衣装に着替えたメンバーは、躍動感溢れるダンス・パフォーマンスと力強いヴォーカルで最後の2曲を熱唱し、興奮と感動を存分に楽しめることができた充実のステージで日本初公演の最後を飾った。
公演を終えたメンバーは「今日は日本のファンのみなさんとEXOがこうして一緒に過ごせて本当に楽しかったですし、本当に幸せでした」(SUHO(スホ))、「日本で過ごしたこの3日間は本当に幸せで、一生忘れられないと思います」(CHANYEOL(チャンヨル))、「日本にいる間、僕たちのことを幸せにしてくれてありがとうございました!」(BAEKHYUN(ベクヒョン))、「時間を止めることができるなら、今この瞬間を止めたいです」(TAO(タオ))、「今日が日本での最後のイベントとなりましたが、これが終わりだと思ってないですよね? 僕はこれが始まりだと思っていますので、これからも楽しい時間を作っていきましょう!」(KAI(カイ))と満足そうに語った。CHEN(チェン)の希望で場内の照明がすべて消され、場内がペンライトの光だけになると、メンバーからも思わず感嘆の声が。会場内がまさに「ONE」になった瞬間であった。最後はD.O.(ディオ)が一番好きな日本語「最高!!」をメンバー全員で絶叫。観客への挨拶の途中にTAO(タオ)が涙を見せるなど、メンバーそれぞれ達成感と少し名残惜しい気持ちが混ざり合った表情を浮かべながらステージを去っていった。
会場を訪れたファンからも「今はもうEXOが一番! 本当に大好きです」「もっともっと日本に来てほしい」と、日本初公演に大興奮の様子が伺え、EXOの魅力にさらに心を奪われた3日間となった。
さらに成長した彼らの姿を、また近い将来、近い距離で体感できることを期待したい。