“人々の心を明るく照らす、光輝く存在でありたい”という想いから生まれた[BRIGHT]。
その名のとおりにキラキラと輝きを放つ4人のガールズ[NAGI、MI-MI、MEG、NANAKA]は、全員がメイン・ボーカルをとり、ダンス・パフォーマンスも行う実力派。それでも、まだまだ15〜17歳の彼女たち。いかにしてデビューまでたどりついたのだろうか。メンバー最年少のNANAKAが、まずはメンバーとの出会いを話してくれた。 ▲左から、MEG、MI-MI、NANAKA、NAGI
「小学校低学年のとき、大阪でダンスと歌を習っていたのですが、あるとき映画『天使にラブソングを2』を観て感動して……それがきっかけでゴスペルのレッスンにも入ったんです。そこでメンバーと出会いました。生徒が100人くらいいたのですが、私たち以外は中・高校生だったので、自然に4人が集まって、友達になって。いつの間にか日常でも一緒にいるようになったんです。ゴスペルのレッスンで歌っていた曲を4パートに分けて歌ってみたりして、ハーモニーのすばらしさや楽しさ、4人の声がひとつになったときのうれしさを知ったんです。そこで、4人でコーラスを中心にやっていきたいねっていうことになって、2003年にBRIGHTを結成しました」(NANAKA)
ゴスペルのレッスンに通う以前から、NAGIとMI-MIの2人は幼なじみ。やがて、MEGが加わり、ゴスペル・グループを結成。そこにNANAKAが加入し、BRIGHTと改めたそう。
「BRIGHTを結成してからまだ5年ですが、一緒にいるのは10年くらい! 会わなかった日の方が少ないと思います。ほんまに一緒にいる時間は家族以上です」 (NAGI)
息のピッタリな"極上のハーモニー"はこうしたところから生まれてくるのかもしれない。
そして、BRIGHTの歩んできた道を語る上ではずせないのは、ストリート・ライヴ。京都の商店街を中心にその実力を蓄えていった。
「ストリートで初めて歌ったのは、2007年の1月です。商店街なので人通りは多いのに、なかなか最後まで聴いてくださる人がいなくて。初めてだから緊張もするし。オケをラジカセで流していたのですが、最初は音をかけるのにも30分くらいかかって」(MI-MI)
「誰も聞いていないのに“みなさ〜ん!”とか言うのもヘンだし、曲紹介も誰に向けてどうやったらいいのか……分からないことだらけで、MCにも苦労しました」(MEG) 一番辛かったことを尋ねると、“辛かったことはない”と口を揃える。
「何年もやっているのに、このままでデビューできるかな? など不安は正直ありました。これ以上なにをやったら道が開けるんだろうとか、小さいなりに考えたし。でも、いつも4人で話し合って、絶対4人で頑張ろうって乗り越えてきました! 」(MEG)
インタビュー中随所に現れたのは、"歌が好き"、"4人だから"というキーワード。好きなことをやっているからこそ頑張れる。仲間がいるからこそ諦めない。それがBRIGHTの道へとつながった。
インディーズでの2枚のEPリリースを経て、2008年1月16日にミニ・アルバム 「Brightest Star」でメジャー・デビュー!
いよいよメジャーという道を歩みはじめた彼女たち。まだまだ夢は膨らむばかりだ。
「メンバーそれぞれ音楽の趣味もちょっとずつ違うんですが、私はシンガー・ソングライターのYUIさんに憧れているんです。ギターで弾き語るだけではなく、作詞、作曲もして。特に詞の世界が独特で考えが広くて尊敬します。MEGも歌詞を書けて曲も作れて、ギターが弾けて ……って、憧れてギターを始めました(笑)。BRIGHTはグループなので、MEGがギターを弾いてみんなが歌ったりできるといいなって思います」(MEG)
「大好きなR&Bの曲はもちろん、オトナなバラードも歌いたいし、いろんなジャンルに挑戦していきたいです。個人的には作詞を頑張りたいなと思っています。 まだ10代なので、いろんなことを経験して作詞に生かしたいですね。BRIGHTとしては、歌でひとりでも多くの人を笑顔にしたい! というのが夢です」(MI-MI) 「BRIGHTで歌詞は書いていますが、曲はまだ書いていないので、今年は頑張って曲をいっぱい書きたいなと思います。今、作曲にハマっているんです」(NANAKA) 「NAGIも作曲にチャレンジしていて、やっぱりいつかは自分の曲を自分たちの声で歌いたいです。BRIGHTとしては、今年デビューしたばかりだから、ひとりでも多くの人に私たちを覚えてもらうことがまず目標です。この前、デビュー曲の「Brightest Star」をきっかけに仲直りしたという手紙をもらって。そういうふうに、BRIGHTの曲を聴いてもらった人に大切にしてもらえるような曲を歌っていきたいと思っています」(NAGI) |