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坂詰美紗子 坂詰美紗子が奏でる“恋の誕生日”とは…
プロフィール&リリース・インフォ インタビュー
INTERVIEW
Crystal Kay 「恋におちたら」、BoA 「LONG TIME NO SEE」、K 「Bye my friends」・・・に共通するものといえば? ・・・答えは、“坂詰美紗子”! これらの曲からも明らかなソング・ライティング力、さらには等身大の女性像を表現した歌詞、卓越したキーボード・プレイ・・・一流のアーティストとして必要なものを兼ね備えた、注目のシンガー・ソングライター。彼女がいよいよミニ・アルバム『恋の誕生日』でメジャー・デビュー!
「人に覚えてもらうには、キャッチーなメロディであることが大事」
―人前で歌うようになったのはいつですか?

坂詰美紗子(以下、S):高校生のころです。クラブで歌ったりして活動を始めました。オケで歌っていたのですが、どうも安心感がなくて・・・。自分で弾いて歌った方がいいと思い、シンガー・ソングライターを目指すようになりました。

―楽曲はどんなときに書きますか?

S:ご飯を食べる感覚と一緒で、毎日書いていますよ。今日は4つ打ちアップテンポの曲を書くから、明日はマイナーのバラード・・・とか、1日のノルマを考えて作っています。コードを押さえながら鼻歌で歌って、鼻歌で歌いながら歌詞を乗せて・・・という感じで一気にやります。

―一度聴いたらすぐに口ずさめるようなフレーズが多くて、ステキだなって思います。

S:例えばチャート上位の曲であっても、街中とかで耳にするチャンスってそんなに多くないですよね。その中でどれだけの人に覚えてもらえるかは、やっぱりキャッチーなメロディであることが大事だと思うんです。だから、例えカップリング曲であっても、サビはキャッチーなものを! と常に心がけて作っています。
「歌詞は、短編小説を書く感じ。主人公を決めて、年齢、言葉遣い、しぐさ・・・など設定して書いたりします」
―メジャー・デビュー作となるミニ・アルバム『恋の誕生日』は、どんな思いで制作しましたか?

S:“坂詰美紗子の音楽を聴いてもらいたい!”というのが一番にあるので、日々作っている曲の中から、アップテンポな曲もマイナーな曲もまんべんなくなるようバランスを考え1枚に収めていきました。私は楽曲提供もしていますが、その曲に負けない曲でデビューしたかったんです。メジャー・デビュー盤というのはそういう思いがありましたね。

―歌詞はリアルに体験したことですか?

S:想像です。妄想というか、短編小説を書く感じで主人公を決めて、年齢、言葉遣い、しぐさ・・・そういうものを設定して書いたりします。8曲目の「そっと」は、眠っている飼い犬をぼーっと眺めていたときのやんわりとした空気感や夜の感じをイメージしてできました。ひとつのアイテムからいろいろ想像していく作業が楽しくて。コミカル・タッチな歌詞だといきすぎちゃうときもあるので、気をつけています(笑)。

―“恋心”を歌った詞が多く、プロフィールにも“恋愛相談役”とありますよね? 相談を受けて誕生したりして?

S:6曲目の「ツンデレ」はまさにそうで、男友達から“オレの彼女が今日も迎えに来てって言ってるんだよね、マヂめんどくせ〜んだけど”って相談をされたんですよ。私もその彼女をちょっと知っていて・・・デキル女なんですよ。そんな女性が“毎日会いたい♪”って・・・これってツンデレ〜〜〜! って、盛り上がって一気に書きあげました。

―歌詞と曲があがって、アレンジはどのように?

S:アレンジャーさんに大体の雰囲気を伝えてお願いしています。想像の何倍もステキになって戻ってきたりするのでめちゃめちゃ楽しいですよ。

―特にハッとしたアレンジは?

S:リード曲「恋の誕生日」は、私の思い描いていた“ソウル・ミュージック”と“現代風R&Bのポップ感”が見事にブレンドされていて感動しました。3曲目の「ニックネーム」は、韓流ドラマのイントロ風であがってきたのですが、もう少しソウルを感じるようなイントロがいいとお願いし直してできたアレンジで収録されています。イントロからキュンときちゃって泣きそうになりました。正月に買う“福袋”みたいですよね。自分の好きなブランド・ショップに行って、テイスト的にはマチガイな〜いって分かっているんだけど、サンダルとバッグとコートが入っていたりしたら、最高じゃないですか。いいんですか? みたいな。

―今後はどのような活動をしたいですか?

S:坂詰美紗子というアーティストを知ってもらいたいので、各地のインストア・ライヴなどをがんばっていけたらと思います。あと・・・私の大好きなクリスピー・ドーナツとPVでコラボできたらいいですね。
【赤いWurlitzer(エレクトリック・ピアノ)】
友達に「赤を探して!」と頼んだら、アメリカから船に乗ってやってきました。20年くらい前と比べると、ビンテージものだから値段が上がっちゃって・・・かなり高かったです(笑)。大好きなDonny Hathawayが使っているし、温かみのある音が好きです。今、黒も欲しいと思っているんです。緑やオレンジもあるんですよ。でもオレンジだと衣装が困りそうですよね。赤ですら、赤の帽子とかをかぶると芸人みたいになるんです(笑)。そんなわけで、いつか色が変化したりするかも!
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