INTERVIEW
エイベックス移籍後2年の準備期間を経て、待望のリリースが決定した後藤真希。彼女のヴォーカリストとしての魅力が詰まったこの作品について、インタビューすることができました。
■最新ミニ・アルバム『ONE』はどのように聴いてもらいたいですか?
女の子の中にあるウラとオモテというか、いろんな表情を一枚のアルバムで表現したかったんです。だから、それぞれの曲に、彼氏と一緒のとき、女友達と遊んでいるとき・・・と、いろんな物語が詰まってます。曲調に合わせて私自身も表現を変えているので、アルバムを通してひとつのストーリーとして聴いてみるとおもしろいかなって思います。
■ちなみに、どの曲がいちばん「後藤真希らしい」ですか?
それが、どの曲も私らしいんです(笑)。私ひとりを見ても、いろんな表情だったり、表現がある。ピュアだったり、暖かかったり、冷めてたりするでしょう? 歌詞は、今回プロの作詞家の方にお願いしたのですが、私らしい世界観になるように何度もやり取りさせていただいて作り上げたので、完成した歌詞を読んでいると私自身の事を書いてあるようで。「そうそう、わかるー!」って部分がたくさん (笑)。だから、どの曲も私らしさが詰まっていると思います。
■スタッフのオススメは「宝石」と「EYES」とのことですが、どんな曲なんでしょう?
「宝石」は、自分がどんなに小さい存在だとしても、経験を重ねていくことで宝石みたいに磨かれて行く。今は名もない小さな宝石だけど磨けば光る、というメッセージが込められています。
「EYES」の方は、女の子同士で楽しんで歌える曲がほしいなって思って作った曲なんです。ミュージック・ビデオを観ていただけるとより分かりやすいんですが、『女の子だってイタズラなことしてもイイじゃない! 男の子たちが女の子をナンパして・・・なんてやってるけど、女の子だって!』みたいな。そういうイタズラな雰囲気を出せたんじゃないかなと(笑)
■今回は、ジャケット写真にも大変なこだわりがあるそうですね。
実は今回、白と黒、2種類のジャケットを用意したんです。スタイリッシュなイメージのものにしたいなと思って、黒の衣装はレディ・ガガなども担当しているニューヨークのスタイリスト、ニコラ・フォルミケッティにお願いしました。彼は独自の世界観を持っている人で、安心してお任せします!って感じでしたね(笑) 。白の衣装はその後で真逆のイメージになるように考えたものです。

※こちらはドン・キホーテ限定生産盤です。全国ドン・キホーテのみの販売となります。

黒のテーマは「セレブヤンキー」。どうもウチのスタッフは私のことがヤンキーに見えてるみたいで、そういうことになりました(笑)。ニコラが作ってくれたスタイルは、鬼の角が生えて、メイクも衣装もバキッと作りこんでてワルそうな雰囲気が出てる。でも品があってオシャレに見えるからすごいですよね。・・・こうして見ると、黒という色に、私が持っている気質が出ているんじゃないかな。 白の方は、黒の逆で、私のナチュラルな部分を出そうとしたものです。女性としてオトナへと成長してきたところや、オシャレが好き!っていう気持ちも全て見せたいなって。だから、照明の当て方や肌の見せ方には私からもリクエストも出して、こだわって撮影していただいてます。このジャケットに写っているのは、今の私っていう感じですね。
■アーティスト・後藤真希として今後やっていきたいことは何ですか?
ソロとしてはまだ5曲しかないので、ひとりでライヴができるようになるにはもう少し時間がかかると思うんですけど。でもやっぱりステージに立って歌うのって大好きなので、そこに向けて頑張っているところですね。アーティストとして歌を表現し、想いを伝え、いい曲を皆に送り届けたい。ひとりでも多くの人と同じ空間で時間を共有したいなって思ってます。
■後藤さんにとって、ライヴってどんな存在なんでしょう。
ステージは私の居場所。自分の一番やりたいこと、表現したいことを直接ファンの皆に見て、感じてもらえる場所ですね。もちろん、ツアー初日とかは、間違えたらどうしようとかって緊張するんですけど。ファンの皆さんの顔を見ながら歌っているうちに、だんだんと「懐かしい。そうそう、こんな感じだった」っていう感覚が戻ってくるので、とっても安心できるんです。
■アーティストとしての表現などは変わったりするのでしょうか?
以前は事務所で決めてくださったテーマやスケジュールに合わせて表現していくものだったけど、今は違います。エイベックスに移籍してからは、自分から「やりたいこと」を発信して作っていきたいなと思っていて。たぶん、その時の心境によって歌いたい曲や表現も変わってくると思うから、そういう自分に正直になって歌っていきたいですね。
■最後に、mu-moショップをご覧の皆さんにひと言お願いします!
エイベックス移籍後、初のミニ・アルバムです。これまでずっと応援してくださっている方、お待たせしました! そして新しく聴いてくださる方には、私の音楽ってこんな感じですよってご紹介する気分です。女の子にはぜひお友達同士、カラオケで歌ってもらいたいですね。女の子の“カワイイ”とか“切ない”とか“楽しい”とか。どの曲にも女の子に備わっている感情を歌っているので、楽しんでもらえるんじゃないかなって思います!!
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