卓越したダンスセンスでデビュー以前からEXILEのツアーで華を添えてきたガールズダンスパフォーマンスグループHappiness。その後、E-girlsでの活動やメンバーチェンジなど多くの経験を積み、デビュー当時、中学生だったメンバーは10代後半を迎え、少女から女性へと変貌を遂げた。そんな心身ともに成長した彼女たちが、新しいHappinessを見せるがごとくドロップした6枚目のシングル「JUICY LOVE」。甘いタイトルの中に隠された、歌にかけるビターな想いと、スウィートな女子トークを聞かせてもらった。
EXILEを筆頭としたアーティスト集団LDHに属するHappinessだが、数いるアーティストの中で彼女たちの強みは何だろうか。まずはそのあたりを率直に聞いてみた。
MIYUU 一言で言うとダンスです。EXILEさんのようなダンスができるガールズグループというのがHappiness。デビューした頃は若さと元気さをメインにしたダンスを得意としていましたが、それから3年経ち私たちも大人になりました。今はその成長過程をパフォーマンスに表現しているので、強みがダンスというのは変わりませんが、内容は大きく変化しています。
藤井 ダンスはもちろんですが、私と(川本)璃のヴォーカルにも注目してほしい。歌とダンスによってハッピーなパフォーマンスを魅せるのがHappinessだと思っています。
そんな彼女たちの進化を存分に詰め込んだのが「JUICY LOVE」。リフレインされるサビが頭に残り、一良い意味で中毒性をもつ曲だ。実際に聴いた印象はどうだったのだろう。
楓 初めて聴いたときは「なんてカワイイ曲なんだろう！」と。この歌をHappinessがパフォーマンスしたらどうなるかとワクワク感でいっぱいになりましたね。
YURINO 曲頭はカワイらしく始まるんですけど、サビになるとパーティー感あふれるポップさが強くなっていくギャップに一瞬で心が掴まれました。
須田 イントロを聴いた瞬間に「なんだこの歌は!!」が第一印象。Happiness初となるラップに挑戦しているのも、新しいHappinessを見せるのにぴったりなんじゃないかなと思いました。
川本 私は歌詞にキュンキュンしちゃいました。女の子の恋の歌だから、歌いながらも共感できることがたくさんあって。ちなみに一番好きな歌詞は『離れてると 寂しいけれど 繋がるキモチ いつもだよ』という部分で･･･
全員 わかるーーーッ！！
この楽曲には彼女たちの意見も大きく反映された。その意気込みから、いままでとは違う新しいものを届けたいという強い想いが感じられる。
SAYAKA 楽曲を聴いたときにキャッチーな曲だと思いましたが、私たちの強みはやっぱりダンス。踊ることを考えると、ビートが少し足りないと感じたんです。そこで、意見を言わせていただいてダンスが映える楽曲に仕上げてもらいました。
藤井 歌詞の中で『気づいてほしい 伝えたい･･･』という部分があるのですが最初は「･･･」がなかったんです。でも、入れることで『伝えたい』と言い切るより余韻を持たせられたり、色々な想いが加えられると感じたので、相談させていただき取り入れました。
カップリングの「Show Me Your Heart」は「JUICY LOVE」とは一転、強めのクールでハードなダンスナンバーだ。
藤井 ビートが強くて誰が聴いてもカッコいいと思っていただけるような曲に仕上っています。歌詞も「JUICY LOVE」は奥手で恋に自信がない女の子が描かれていますが、「Show Me Your Heart」は強めでクールな女性のイメージ。
MIYUU だから、「私は『JUICY LOVE』派」「ワタシは『Show Me Your Heart』派」と聞き比べてもおもしろいと思います！
それでは最後に、グループ名にかけて最近あったHappyな出来事を聞いてみると･･･。
YURINO HIROさんからジャケットをいただいたことです！ これはめっちゃ嬉しかったです！楓 ちなみに私は、役者やモデルのお仕事もしているんですけど、どの現場もすごく楽しくて。Happinessの活動も含めて今はお仕事がすっごく楽しくてハッピー。
川本 私はネイルに行ってカワイくしてもらったことかな･･･。
須田 エーッ!! それ？ もっとハッピーなことあったでしょ!!
川本 アッッ！「JUICY LOVE」のミュージックビデオの撮影でみんなから前より成長したねって言われたんです。
SAYAKA 璃はヴォーカリストとしてはすごくリスペクトしているんですけど、表現者としては表現するときに堅くなってしまうことが多くて。それでみんなで璃を高めようと何度も練習していたんです。
須田 そうしたら撮影本番で、リズムにしっかりのれてアレンジもできていたんです。もう、みんなで感動して泣いちゃいましたよ。
川本 ごめんなさい･･･ネイルとか言ってる場合じゃなかった･･･（笑）。
MIYUU 「JUICY LOVE」をリリースしたことが今、一番のハッピーですけど、今後、5年、10年とHappinessとして活動していけることがよりハッピーに繋がると思っています。そのためにももっとダンスを磨いて、日本から国境を越えて羽ばたいていける･･･そんなワールドワイドなグループになりたいですね。
