INTERVIEW
真崎ゆか
生年月日:1986.3.4
血液型:A型
出身地:埼玉県
特技:ダンス、ハンドボール、マッサージ
最も影響を受けたアーティスト:TLC
「もっと愛したかった」の聴き所は?
 この曲は失恋の曲で「本当に大好きだった、運命の人だと思うぐらい大好きだった彼に別れを告げられてしまった」という内容です。2番の歌詞の中に“君はとても器用だからさ 私は何もしてあげられなくて それでも愛し続けてくれた”という部分があってこれは、相手の存在の大きさって、いなくなってから気づくことが多いので、だからこそ「もっと愛したかった」という想いにつながるのではないかと思って、その部分は自分の中でとても大切にしています。
 私の実体験をもとに、素直に言えなかった想いを書いている曲なので、本当に、本当に好きだった人と別れてしまった、失恋してしまった人や、そんな素直になれない人にも聴いてもらえたらなと思います。

今作は叶わぬ想いを綴った失恋ソングとなっていますが、詞にご自身の経験が投影されていますか。
 私が前に、「この人と結婚するかも」と思ったときがあって、そのときの気持ちとか、その人を本当に好きだったときの気持ちを思い出しながら、別れの瞬間を自分の中で想像して書いた曲です。後悔やその人に伝えたかった気持ちっていうのは当時思っていたことや、今改めて思っている本当の気持を書いています。
歌詞の中に“あと少しだけ時が経てば、友達と呼べる日が来るの?”とありますが、男女の友情は成立すると思いますか?
 私は成立すると思います。実際男友達がすごく多いほうで、昔付き合っていた人だったりとか、自分のことを好いていた人とかって、そのときは気まずくなったりということもあったけど、今となってはいろいろと話せる仲になっているなと思うので、男女の友情は成立するのではないかと思っています。
今回のジャケットのテーマが女性の「繊細さ」「柔らかさ」ということですが、なぜこの2つがテーマとなっているのでしょうか。
 今までは「強さ」を表現することが多かったのですが、そのイメージとは変えたかったというがあって、服装とか態度とかも自分は強く見せようと思う部分がすごくあるので、この曲の素直な気持ちを歌う中で、強がりの殻を破った自分を見せたくて、そこの部分を見せることによって曲の世界観を感じて欲しいなと思って、この2つをテーマにしました。
「Secret Love」はまさに、ヒミツの関係をうたっていますが、どのような経緯で制作されたのでしょうか。
 このメロディを初めて聴いたときに「かなわない恋」っていうのが自分の中で浮かんできて、そのとき私自身が、彼女がいる男性を好きになってしまっていて、そのことを重ねて書こうかなと思っていたのですが、その時期に友達の相談を受けて、その友達も同じような恋愛をしていて、すごく間違っている恋愛。人には胸を張って言える恋愛ではないけれど、人を好きになる気持ちって、ものすごく深いものなのだなと。偽りのない気持ちを大事にしたいなと思って詞を書きました。

 すごい泣きました。泣いて、どうしようもないってわかっていて、好きだっていう気持ちもどうしようもないんだけど、最後の最後には自分からこのままいってもどんどん、どんどん好きの気持ちが大きくなって辛くなっていっちゃうなと思って、自分から終わりにしました。あの時は結構辛かったです。
詞を書くときは自分が経験したことが多いのでしょうか?
 そうですね。まずは経験したことや、感じた感情をもとに書いています。それと、一番多いのはガールズトーク。友達の話も自分の詞に影響していることが多いですね。ガールズトークっていろんな意味ですごいリアルでその中で得るものはたくさんあると思っています。
10代20代の女性からの支持を得ていることはどう感じていますか?
 10代20代の女性って音楽だったり、ファッションだったり、恋愛だったり、いろんなことに敏感なときだと思うんですけど、そういう女性の方に支持をいただいているというのはすごくうれしいことですね。これからも自分の等身大の気持ちを音楽で表現して、ひとりでも多くの人の心に残る歌を歌っていけたらいいなと思っています。
ハンドボールの国体、U-16全日本ジュニア強化選手にも選ばれていますが、そのときの経験が今の自分に影響している部分はありますか。
 一番は、気持ちを強く持つということですね。どんなに辛くても、試合に負けても、常に上を目指す気持ちとか、チームで力をあわせて上を目指そうっていう気持ち、絶対に負けないぞっていう気持ちを常に持つことを教えてもらったので、今も、ちょっと辛いことがあったとしても、あのころを乗り越えたんだから、今の自分だって乗り越えられる。「負けるな」って気持ちと、「絶対に成功してやろう」っていう気持ちを常に心に持ってやっています。
そのころからアーティストになりたいって言う願望はあったのですか?
 小さいころからアーティストになりたいという想いはあって、ハンドボールをやっていた時期にすごい苦しくて、全部投げ出したいとか、生きているのが辛いっていう時もあったけど、自分の心の支えとして音楽があったから乗り越えてこられたし、アーティストになりたいっていう夢があったから、今ここで投げ出すわけにはいけないという想いでした。音楽に対する想いはそのころからありました。
当時から詞を書いていたのですか?
 詞を書き始めたのは中学のころからで、その当時、ハンドボールや友達関係で、悩むことがあって、中学2年でキャプテンという立場になって、一番辛かった時期があって、でも親にも心配かけたくなかったし、辛い気持ちとかはほとんど言わなかったので、自分の気持ちの吐き出すために、自分の心の叫びをノートに書いていて、詞を歌にのせてみようと思ったのはそのときからですかね。
ハンドボールから音楽へすぐに気持ちは切り替えることができましたか?
 自分の父親とか顧問の先生、担任の先生は大学進学を勧めたり、ハンドボールを続けることを望んでいて、昔から周りの人の期待にこたえたいという気持ちがすごくあったので、その期待を裏切っていいのかなっていう気持ちと、だけど私はずっと音楽をやりたかったっていう気持ちがあって、悩むことはあったんですけど、ハンドボールをやりきって、そこからは音楽をやっているっていう実感を得たいから、音楽の道に進みたいと思って。
 気持ちが揺らいでいた時期にお世話になっていた、顧問の先生が「どっちの道を選んでもきっと後悔はすると思う。だから思う存分悩んで、自分で答えを出せばいいよ」って言ってくれて、最終的に、やっぱり自分の小さいころからの夢だった、自分が支えられてきた音楽をとにかく早く人に伝えたい。自分も人の支えとなるような音楽を歌っていきたいとう気持ちのほうに進むことを選びました。

MURUA(ムルーア)のビジュアルプレスとしても活躍されていますが、ファッションへのこだわりはありますか?
 「Simple is the best」。シンプルなものの中に、ゴールドのアクセサリーとかベルトとかをポイントに置くことで華やかさとか、女性のきらきら感というのを表現したいなと思ってコーディネートしています。
今年注目しているファッションアイテムがあったら教えてください。
 今、気になっているのが、シースルーや、レースのものが今年のトレンドになっていて、今まで強い女性のイメージの服が多かったけど、今年はシフォンやレースの素材を使って、ちょっとフェミニンなファッションにも挑戦してみようかなと思っています。
影響を受けたアーティストがTLCとのことですが、どんなところに影響を受けましたか。
 初めてブラックミュージックを聞いたのが、TLCの曲で、私自身人よりも声が低くてかすれていて、昔から自分の声にコンプレックスがあって、「高い声が出したい」「女の子らしい声が出したい」歌を歌っていても高いキーの歌が歌いたいって、高校時代は思っていたけど、TLCのT・ボズの声を聴いたときに低音がすごくかっこよくて、ハスキーで、私もこんな風にかっこよく歌いたい、かっこいい曲が歌えるんじゃないか、そこを目指そうって思って、ブラックミュージックにはまっていったきっかけになりました。
オフの日はどんなことをして過ごすことが多いですか。
 オフの日は、カフェに行って人間観察をしたりとか、読書をしたりですかね。ファッション誌を隅々まで読んだりとか、ネットでいろんなファッションサイトをチェックしたりしています。
女子力を磨くためにしていることはありますか。
 部屋は常にアロマの香りを。香りは自分にも刺激を与えてくれると思っていて、フェロモンを出したりとか、リラックスできたりとか、いろいろな効果があるので、ちょっと前からアロマにはまっているんですけど、アロマを焚くことで自分にとってのいろいろな部分を磨いていけたらいいなと思っています。
mu-moショップをご覧の皆さまに一言お願いいたします。
 今作の「もっと愛したかった」、カップリングの「Secret Love」どちらも私のリアルな感情をもとに書いた曲となっていますので、是非たくさんの方に聴いていただけたらうれしいなと思っています。これからも応援よろしくお願いいたします。