ふくい舞インタビュー

Photo/Mari Harada

mu-moショップがパワープッシュする、桜ソング「いくたびの櫻」。ふくい舞さんご本人に「いくたびの櫻」への思いを伺いました。
「いくたびの櫻」はどのような経緯で制作されたのでしょうか。
NHK時代劇『隠密八百八町』の主題歌「いくたびの櫻」を歌うシンガーを探しているとのことでお話をいただきました。デモテープを聴いた時、今の自分の心境にもぴったりだったので、ぜひ私が歌いたいとお願いしました。
初めて曲を聴いたときはどんな印象でしたか。また、歌うことで心境の変化などはありましたか。
初めて曲を聴いたときにすごく良い曲に出会えたなと思いました。また、歌詞を読んで共感できる部分がすごくありました。
3年前に友人を亡くすという経験をしたのですが、時間が経ったことによって少しずつ、今を前向きに考えられるようになってきて、桜は“華やかに咲いて、すぐに散ってしまう”儚くて美しいもの。限りあるものを大切にしなくてはいけない。限りある時間というのは、ものすごく尊いということをこの曲を初めて聴いたとき感じました。
「いくたびの櫻」を歌うことで、親友との思い出ともつながっていく感じがしています。
とてもゆっくりしたテンポの曲ですが歌うときに心がけていることはありますか。
リラックスして歌うことです。そこをすごく意識して歌っています。
今回のPV撮影中のエピソードを教えてください。
PV撮影にあたって、いろいろな意見を出したのですが、CDのジャケット写真の風がふっとふいて髪の毛がなびいている感じがいいなと思ったので、PVでも衣装や髪の毛が風になびくような感じで、撮りたいという話をしました。
実際は風と仲良くなるのがすごく大変で、風に慣れるまで、髪の毛が口に入って大変でした。CGでアニメーションを使ったりしたのも初めてだったのですが、でき上がりを初めて見たとき、桜がきれいでとても気に入りました。
“ふくい舞 櫻前線北上ツアー2011〜いくたびの櫻〜”沖縄でのライヴはいかがでしたか。
今年初の桜を見られてテンションがすごく上がりました。
2月に桜って咲くのかなと心配だったのですが、満開でした。沖縄の桜はピンクが濃くて、そういうことが知れたのも良かったです。
撮影などをしていると、「何をやっているのだろう」と興味を示して、聴いてきてくれる方もいて、「いい曲だね」「頑張ってね」と声をかけていただいたので、お客さんの生の声を聞けたことも良かったし、楽しかったです。
“ふくい舞 櫻前線北上ツアー2011〜いくたびの櫻〜”今後も各地でライヴを行われますが、どんなところに注目してもらいたいですか?
桜を見に来て、偶然私のことを知ってくれるという方も多いと思うので、そういう方達の心に花を咲かせられるように、ただ一生懸命、心を込めて歌えればと思っています。きれいな桜の思い出のワンシーンになるように心を込めたいと思います。
一般的な「桜ソング」とはまた違った印象ですが。ふくいさん自身はどう感じていますか。
「桜ソング」といっても桜の散っていく悲しさを歌った曲などいろいろあるかと思うのですが、この曲は、桜と人生をかけていて、時間には限りがあるから尊く感じられるということを気づかせてくれる曲です。大人の桜ソングという印象ですね。

トップページに戻る 次のページに進む >>