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会場内が暗転し、ステージのヴィジョンに映像が流れ出すと、待ちわびたファンの前についにメンバーが登場した。最初の挨拶では、ドンヘがいきなり「(ペンライトの)青色がみなさんのように本当にきれいですね。みなさんの心おいくらですか? その心、オレが買うよ」という激甘コメントで挨拶すると、「(この回が)最後のイベントですね。ライヴとはまた違った雰囲気で、こんな風に一人ひとりと目を合わせながらお話できるので、楽しい時間を過ごせそうです。今日は楽しい思い出を作りましょう」(カンイン)、「こんな風にファンのみなさんと近くで会っていると、いつものコンサートではなくトーク・コンサートみたいなこともやってみたくなりました。実は最近、ダンスをするには体が重くなってしまったので(笑)。今日は楽しい時間を作っていきたいです」(シンドン)、「本当にたくさんの方が来てくださいましたね。今日は短い時間ですが、楽しい時間になればいいと思います。僕たち今日はデートするんですよ♪」(リョウク)と、イベントへの観客の期待を煽った。
トークコーナーが始まり、今回のアルバムのコンセプトや込められたメッセージについて聞かれると「今回のアルバムは、みなさんのヒーローになりたいという思いが込められています。みなさんが辛い時や心が沈んでしまった時は、僕たちの歌を聴いて元気になってほしいという思いで歌いました」とソンミンが紹介。7月の東京ドーム公演に続き、11月に京セラドーム大阪にて開催が決定している“SUPER SHOW5 in OSAKA”については「毎回新しいステージを考えていますが、今回もまた、みなさんが期待しているような新しいステージをお見せできるかと思います。しかも今日(8月30日)、ヒチョルさんが除隊したので、ヒチョルさんに会える日もそんなに遠くないかもしれません」(ウニョク)とのことで、大阪公演へのファンの期待を一層高めるコメントが聞くことができた。
また、2年連続の出演となった“a-nation stadium fes.”や9月に開催予定のファンクラブイベントなど、日本での活動が増えたことに対しては「来る度に感じるのですが、いつもみなさんがこのようにたくさんの愛情をくださるので、それが一番大きい力になっていると思います」(ソンミン)、「本当に日本の食べ物はおいしく、韓国に帰ってからも何度も思い出すので、韓国でも日本料理屋を探しては食べています」(シンドン)と、メンバーも日本での活動を毎回楽しんでいる様子が伺えた。
次に用意されていたのは、今までの日本での活動を集めたオフショットムービー集をメンバーと一緒に見ながらのトークコーナー。「Mr.Simple」時のCM撮影メイキング映像や「Opera」のジャケット撮影風景、「Sexy, Free & Single」「Hero」のミュージックビデオ・オフショット・メイキング映像などが映し出された。しかも映像にはイトゥク、ヒチョル、イェソンも登場!中でもイェソンが登場する度に、カンインやウニョクがイェソンお馴染みの「お元気ですか」のモノマネをすると、観客席は何度も大騒ぎになった。
続く『メンバーの似顔絵チャレンジコーナー』では、これまでの回では自分の隣にいるメンバーの似顔絵を描いていたのを、「ステージに上がる前に急に決めました。最後の回なので、メンバーそれぞれが自分の顔を描いてプレゼントした方が良いのではないかと思って」(カンイン)ということで、メンバーそれぞれが自画像を描くことに。アルバム新録曲の「★BAMBINA★」をBGMに、2分間で自画像を完成させなければいけなかったため、メンバーの表情は真剣そのもの。できあがった絵はというと、
シウォン:自分の特徴をよく掴んだりりしい自画像
キュヒョン:顔のまわりいっぱいに「ギュ(ハート)」が散りばめられた自画像
ドンヘ:「今まで描いた絵の中で一番上手く描けたと思います」という現在の自画像と韓国1stアルバムのときの自画像
カンイン:「ウケを狙って描いた」という自画像が観客には高評価だったようで、会場から拍手が起こると本人は苦笑いに(笑)
シンドン:色紙いっぱいに描いた男らしい自画像
リョウク:少女マンガに出てきそうな自画像と「自分の好みのタイプ」という少女の絵
ウニョク:「ありのままに描きました」と語った自画像に「目が全然違う」とメンバーからの大ブーイング(笑)
ソンミン:自画像と合わせて描いたシウォンの似顔絵がかなりの出来ばえで会場は大盛り上がり! と、メンバー一人ひとりの自画像が披露される度に観客からは笑いと拍手が沸き起こった。拍手による投票では、一番上手い自画像にはシンドンが選ばれ、続けて行われた抽選会でそれぞれプレゼントされた。 最後にウニョクから「今日は短い時間だったので少し残念でしたが、コンサートとはまた違ってみなさんとこんなに近くでお話しできて、本当に楽しかったです。これから頻繁にみなさんに会う機会があると思いますが、みなさん会いに来てくれますよね? 僕たちもみなさんと素敵な時間を過ごせるように、たくさん準備して来たいと思います!」と、熱いメッセージが送られ、終始笑顔が絶えることのなかったトークコーナーは終了した。 ライヴコーナーでは、7月に発売されたNewアルバムのタイトル曲「Hero」と日韓で大ヒットとなった「Sexy, Free & Single」を披露。息の合ったパワフルなダンスで観客を魅了し、大興奮の中スペシャルなイベントは終了した。