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TEXT:川倉由起子 PHOTO:川田洋司
雄大
僕はイーグルスの「Desperado」を歌わせてもらったんですが、これは18歳で初めてボイストレーニングを受けた時の思い出の曲なんです。まだ大人になり切れてない、ちょっとやさぐれていた時期に先生が「雄大くんはこういう哀愁ある曲が似合う」って勧めてくれて、当時ものすごく練習して。ここ2〜3年も、お酒が飲めるカラオケの店へ行くと100%歌いますね。今、この年齢になったからこそハマるものもあるというか。レコーディングも初めて少しお酒を飲みながら、気分を作って歌わせていただきました。
想太
僕はHYさんの「366日」。スタッフさんと20曲以上の候補から選んだんですが、今まで僕がソロで歌う時って全部アップテンポな曲だったんですよ。1人でバラードを歌ったことがなかったということもあり、この曲に挑戦することになりました。カラオケでは今まで何度か歌ったことがあったんですが、カラオケよりも少しキーを下げて、皆さんにも聴きやすいキーにして。しっかり歌を届けるということを大事にレコーディングさせていただきました。
徹
僕と颯の「決意の朝に」(Aqua Timez)は、かなりすんなり決まりましたね。
颯
そうですね。
徹
2人の世代は少し違うけど普段聴く音楽は似てるし、この曲も話し合っていく中で「これにしよう!」ってなって。歌詞の世界観も素敵だし、歌ってみて改めて勇気づけられる内容だなって思いました。
颯
歌ってみるとすごい難しかったですけどね。
徹
めっちゃ練習したよね(笑)。パート分けは、お互い“ここ歌いたい”っていうのが見事にバラけてて。
颯
はい。そういう調整もだいぶすんなり決まった感じがします。
雄大
ねぇねぇ、これにしようと決意したのはやっぱ“朝”だったの?
徹
えー、リハの合間でしたね。夕方前後?(笑)
颯
そうですね。夕方くらいにスタジオで決めました(笑)。
大輝
僕は松浦亜弥さんの「100回のKISS」をカバーさせていただきました。2016年は、自分の趣味であるアイドル関係の仕事が増えたなって思っていて。取材に行かせてもらったり、コラムを書かせてもらったり……。そんな中で今回のカバーのお話があり、せっかくなら自分のアイドル趣味のルーツである松浦亜弥さんを歌わせていただきたいなって。この曲にしたのは、自分の中で思い入れがあるのと、バラードをカバーしたらいい感じになりそうだなと思ったので。アレンジを多少加えているんですが、当時の音のいいところは残しつつ、コード進行を少し変えて、ちょっとオシャレな感じになっていると思います。松浦さんへのリスペクトを込めて、歌い方やコーラスの量はできるだけオリジナルを再現したつもりです。
大輝
今やっている全国ホールツアーのファイナルという立ち位置なので、そのベースは崩さずに、+αで結成日というアニバーサリー的な要素も入れていけたらなと思っています。まだ全然決まってないのですが、何か特別感のあることはやりたいですね。
想太
武道館は遠方から何時間もかけて来てくださる方も多いと思うので、その時間を後悔させないように、“最高の時間やったな”って絶対思ってもらえるように僕らは頑張るのみです。
大輝
インタビューの頭にも言いましたか、まさに“NEXT PHASE”といいますか、次の可能性を見いだせるようなライブを目指して。来てくれた人が“次はもうひとつ大きなところで見たい”と思ったり、“友達にも広めたい”って何かワンアクション起こしてもらえるような最高のステージにしたいです。