
メインヴォーカルのSHIROSE、ラッパーのGASHIMA、紅一点ヴォーカル・NIKKIの3人からなるユニット・WHITE JAM。2011年に本格的な活動を始め、美しいメロディーラインと共感度の高いリリックで注目度上昇中の彼らが、初のベスト・アルバム『WHITE JAM BEST』をリリース! 今作の聴きどころや意外な(!?)選曲のポイント、着実に動員を増やしているライヴについて、3人がアツく語ってくれました!
2014年1月のメジャー・デビューからわずか2年半でのベスト・アルバム。制作することになった経緯は?
SHIROSE
WHITE JAMの曲の中で好きなフレーズを、みんなで言い合ってた時があったんですね。「オレはこれ」「私はこれ」みたいに。そうするといくつか曲が絞られていって、「じゃあ、それを集めたベストを出したくない?」みたいな話になって。確かにまだシングル4枚、ミニ・アルバム1枚しか出してないのでタイミングとしては早いのかもしれないですが、今回は単純に僕らの“好きなフレーズが詰まった1枚を聴きたい”って気持ちが強くて。僕、自分が曲を聴く時と人に聴かせる時が人生で一番幸せな瞬間なんですよ。
SHIROSE
そうだね。だから総括的なベストではなく、未来も見据えたようなベスト。いわゆる一般的なベスト・アルバムとはちょっと意味合いが違いますね。昔から応援してくれてる人も、最近好きになってくれた人も“食べやすい”1枚になっていると思います。
過去曲の選曲のポイントは?
SHIROSE
これはもう…殴り合いですね。
NIKKI
そんなことはない!(笑)
GASHIMA
もっと平和的でしょ!(笑)
SHIROSE
あははは。でも3人それぞれに好きな曲を出していく中で、最初は候補が2~30曲になっちゃって。で、“最終的にこれはどんなベストにしたいのか?”って話になった時に、やっぱりフレーズがいいものだねっていうところに行き着いたんです。僕らはそれを“パンチライン”と呼んでるんですが、そこから“パンチライン・ベスト”を作ろう!ということになり、さらに曲を厳選していきました。
NIKKI
全部の曲に一応“パンチライン”はあったんやけどね。それが少し弱いものは省かれていくっていう。
GASHIMA
「これとこれならどっち?」みたいに、天秤にかけられて。
SHIROSE
結果、この1枚を聴き込んでくだされば絶対ライヴで楽しめるアルバムになったのかなと。
NIKKI
ライヴで歌ってる曲もかなり入っているので。
それぞれ“推し”の新曲の解説をお願いします。
SHIROSE
ニュー・ヴァージョンの曲になるんですけど、僕は「I MISS YOU
(2016ver.)」ですね。この歌い出しのフレーズ“世界中を旅してる大金持ちのやつより 君とコンビニいける僕は幸せなんじゃないでしょうか”がすごく好きで。ここに向かって作っていった作品なのかなと思います。
NIKKI
「時よとまれ」っていう曲があるんですけど、このミュージック・ビデオで人生で初めて沖縄に行ったんです。モデルの女の子たちと一緒に海辺で撮影したのが楽しくて思い出に残っていますね。今まで(2ndシングル「夏なんて」)“夏なんて嫌いだー!”とか歌ってた、非リア充感のあるWHITE JAMなんですけど、この曲では思いきり夏を楽しんでるっていう(笑)。その対比も気に入ってます。
GASHIMA
僕は「Die in TOKYO feat.DOTAMA」ですね。ラッパーのDOTAMAさんをお迎えした楽曲なんですけど、テレビ番組『フリースタイルダンジョン(テレビ朝日系列)』のラップバトルで僕とDOTAMAさんがバチバチの戦いを繰り広げまして。そういうバックグラウンドがあってからの、お互いをリスペクトしたコラボ曲なので、思い入れはすごくあります。DOTAMAさんは僕に持ってない要素をたくさん持っている人なので、制作しててもすごく刺激的だったし、楽しかったです。
11月13日(日)からは、このベストを引っさげたワンマンツアーがスタートしますね。意気込みをお願いします!
NIKKI
久々に全国を回れるので、今からすごく楽しみです。
GASHIMA
しかもわりと細かくいろんな地方に行くので、今までYouTubeで見てた人とか、Twitterで拡散された動画で知ったって人にもぜひ来てほしいです。やっぱり、現場(ライヴ)が一番面白いと思うので。
NIKKI
3人とも、めっちゃ動いてます! 一緒に動ける振りみたいなものも結構あるので、初めての人でもノリやすいんじゃないかな。
SHIROSE あと音にとことんこだわっていて、“え、こんな良い音なの!?”って思うはずなんで。音源も聴いてほしいですが、ぜひ気軽な感じでライヴにも足を運んでみてください!