- 4月からスタートした全国ツアーも後半にさしかかった9月の連休。さいたまスーパーアリーナ2daysを敢行したAAAのグループ最大となる15万人を動員という最大規模のツアーにファンの期待も高まるばかり。開演前、ライヴ幕開けのサインとなるBGM「MUSIC!!!」が会場に流れるとファンが沸き立ち、ペンライトの光が大きく揺れる。「Eighth Wonder」のイントロが流れると、派手な爆発音とともに7人が登場! 骨太なダンスナンバーに合わせて踊り、スタートからダンスフロア状態に。2曲目「Sorry, I...」ではフロア中央に設置されたサブステージで、それぞれが個性を十分に押し出したダンスを魅せてくれる。
- 「待たせたな! さぁ、はじめようか、さいたま!!」と日高光啓の声にフロア全体が勢いにのる。続く「Still Love You」ではライヴならではのアレンジを披露。歌のラストで西島隆弘ひとりが残り、メインステージに設置された階段を一歩ずつ上っていく。そして、観客を前に最上段で手を大きく広げると、曲の幕切れと共にステージ上から姿を消したのだった。驚きのパフォーマンスの後は「Memory Lane」。浦田直也のせつなくも伸びやかな歌声が会場に響き渡ると、追いかけるように與真司郎もソロを聞かせ、サビでは2人の見事なハーモニーに、歌い終わるとファンからは自然と熱い拍手が沸き起こった。 しっとりした空気は日高の「準備はいいか!」の声で一転。「I KNOW, YOU KNOW」ではメインステージに炎が上がり、與を先頭に7人が花道を歩きながらサブステージへ向かう姿がカッコいい! ステージの一部が回転しグングン上昇し、巨大お立ち台と化したステージの上でダンスを披露するメンバーに2&3階席のファンもメンバーとの距離の近さに大喜び。続く「TRAP」では、ピンクのライトに照らされた伊藤千晃と宇野実彩子が、キュート&セクシーなダンスを見せながら、日高が作詞したラップの掛け合いを披露。曲が終わると電話をかける仕草をする2人。すると、通話音が流れ「CALL」のイントロが・・・!! 西島歌唱パートでは日高の「にっしー、さいたま(スーパーアリーナ)のみんなをびっくりさせてあげてよ!」の声に西島が巨大ライトをファンに向けて照らすなどファンサービスもたっぷりで楽しい! 「このまま一緒に踊りませんかー?」の掛け声を皮切りに「One Night Animal」から「Jamboree!!」と盛り上がり必至のキラーチューンでフロアを煽る。メンバーの「Let’s Jamboree!!」の声でファンたちは踊りまくりでフロアが大揺れ。お祭りムードが炸裂だ!
- 盛り上がり覚めやらぬまま暗転。すると、雨音が響く中、ステージには宇野と與が。與が持っていた傘を広げると2人は少しずつ距離を縮め、あいあい傘に! さらに花道を歩きながら與が宇野の腰に腕をまわした瞬間、会場中が割れんばかりの大絶叫。再度暗転とともにファンの声が消えると、西島が「恋音と雨空」を歌いだす。この見事な流れに、ファンたちは完全にAAAワールドへ引き込まれてしまった。続いて、末吉秀太のソロダンスがあり、そのまま日高と「Believe」で歌&ラップの掛け合い、花道の上では息の合ったダンスを見せる。「drama」では久々に西島&宇野がデュエット曲を披露。“どんな言葉よりもドラマチックなサイン”と歌いながら、西島が指でハートマークを描くパフォーマンスに胸キュン。「にっしー!!」コールが沸き起こっていた。 そして、お待ちかねのMCに。「今日のテンションは?」と聞かれた西島がmihimaru GTの「気分上々↑↑」を歌いながら花道をスキップするというハイテンションっぷりを見せ付けて会場中が大爆笑。そんなほんわかトークから一転、ライヴがスタートすると「good day」ではキレッキレのダンスを魅せ、「PARTY IT UP」でボルテージはマックスに。
- アンコール前、恒例の「ハッピーバースデー」をファンが大合唱する中、ツアーT姿のメンバーが再登場し「ALIVE」でタオルを回しまくり、一気に盛り上げる。アンコールMCでは、やたらくっついている與と西島に「おまえら付き合っちゃえよ」とメンバーがイジったり、宇野の天然ネタが炸裂したりと、とにかく爆笑。ゆる〜い雰囲気だけど、7人の仲の良さが伝わるトークに思わずほっこり。
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アンコール後半戦、「Winter lander!!」でフロアの中に作られたミニステージに7人それぞれが立ち、手が届きそうな距離で歌う姿にファンは大歓喜! そして、「ハリケーン・リリ,ボストン・マリ」でメンバーとファンがタオルを振りまくり、会場中が一体感に包まれ、ハッピーモード全開! みんなの笑顔があふれるライヴとなった。ラストの曲が終わっても「ありがとう」とステージを駆けまわり手を振り続けるメンバーの姿に、またこのライヴに戻ってきたい・・・そう思わずにはいられないステージだった。
TEXT:中屋麻依子 - 【SET LIST】
- 1.Eighth Wonder
2.Sorry, I...
3.Still Love You
4.Memory Lane
5.Miss you
6.I KNOW, YOU KNOW - 7.TRAP
8.CALL
9.One Night Animal〜
Jamboree!!
10.恋音と雨空
11.Believe
12.drama -
-MC-
13.good day
14.777 〜We can sing a song!〜
15.Love Is In The Air
16.PARTY IT UP -
N1.ALIVE
EN2.ほほえみの咲く場所 -
-MC-
EN3.Winter lander!!
EN4.ハリケーン・リリ,ボストン・マリ
EN5.虹 -
【編集後記】
アンコールMCでの西島と與の仲良し話では、普段仲良くしているのに、寝起きは西島のテンションが低いので、会話は「おはよ。」だけなのだそう。與「基本、(西島は)根暗ですからね(笑)。僕は基本明るいんで。」に宇野「(二人の)プラスとマイナスがいいこんじになってるんだね。」 すかさず浦田「宇野さん、さりげなくいい感じ、をいいこんじって言ったでしょ(笑)」と和気あいあい。
末吉がハマっているモンスターハンターの話では、「一緒に、狩りに行きましょ♪」とファンをお誘い!! 西島「狩りデートとかあるんでしょ?」に対して日高「(狩りデートをしたら)次はお前を狩っちゃうぞ♡とか言って(笑)」と、まさに楽屋トーク(笑)。
最近の(伊藤)千晃のマイブームが掃除という話では、千晃自身「(伊藤自身)良い・・・嫁になりそうじゃない?」とニコニコ。西島「千晃の旦那になりたい人?」の問いに男の人だけじゃなく、女の子の挙手がいっぱい!! 男性はもちろん女性からも愛されているんですね☆
こんな彼らの仲良しトークに心がほっこり。パフォーマンス力の高さはもちろん、ファンとの距離が近くなるトークも多くの人の心を掴むのかもしれませんね。
恒例のライヴ最後はリーダー・浦田直也からの言葉。
「AAA8歳の誕生日を迎え、デビュー当時に8年後、こんな大きな会場で2Daysもライヴができると想像できていたかと言われたら、全然(想像)できていなかったので、今ここにこうやって立っていることが不思議です。この現実は(応援してくれている)皆さんが作ってくれている現実だと思います。目の前の10周年が、素敵に迎えられるようにこれからも頑張っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします!!」