×
北海道・函館市出身の23歳。2014年7月にリリースしたメジャーデビュー。
ブレイクのきっかけとなったテイラー・スウィフトの大ヒット曲「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない〜We Are Never Ever Getting Back Together」の”テイラー公認”日本語カバーを筆頭に、YouTube総再生回数は2,500万回を突破。等身大の歌詞と透き通るようなピュアヴォイスが支持されている。
テイラー・スウィフト、ケイティ・ペリーなどの海外アーティストの楽曲を日本語詞カバーし、その軽やかな歌声がYou Tubeで大ヒット。これをきっかけにメジャーデビューを果たし、昨年「テラスハウス」の主題歌としても人気を博したテイラー・スウィフトの名曲「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない〜We Are Never Ever Getting Back Together」の自身作詞の日本語詞カバー曲がロングヒット中のSNS世代のシンデレラ、MACO。そんな彼女の初のシングル『LOVE』がリリースされた。ストレートなタイトルに込められたシンガーソングライターとしてのMACOの思い、そして恋愛観までを聞いてみた。
MACO「17歳の頃から作詞作曲をしていたんですけど、プロのシンガーになりたいとは思っていなくて。本当に趣味で音楽を作っていただけだったんです。だから、You Tubeを通して、こんなに話題になったのは自分でもとても驚きました。事務所の人から声をかけていただいたときも“MACOの何がいいんだろう…”と思っちゃうぐらい(笑)。あとで“何が良かったんですか?”と聞いたら「声」と言ってくれて、そこからシンガーとして自信がついてきたんです」
今回、シングル『LOVE』に収録されている4曲はどれもハッピーなラブソング。せつない系のバラードを得意とする彼女のイメージをガラっと覆される楽曲ばかりだ。
MACO「いままでの“バラードでしっとり”というイメージを変えられるかなと思って、今回は明るい楽曲を作って集めました。でも、歌詞にはハッピーなだけでなく、恋愛をする中でのせつなさやもどかしさも表現していて、1曲目の『LOVE』は出会って恋が始まったばかりの嬉しさと不安の両面を描いています」
リードシングルでもある『LOVE』のMV撮影には、なんと実際の14組のカップルが登場している。
MACO「ハッピーな恋愛を伝えたくて、実際に付き合っているカップルを募集したら1000人以上の応募があって! その中から14組の方に協力してもらったんです。撮影中、みんなお互いを本当に好きなんだろうなぁ、という気持ちが伝わってきて撮影現場はリアルなLOVEで包まれていました。まぁ、MACOはひとりでしたけど(笑)。でも、すごくほっこりした気分になる撮影でしたね」
続く2曲目の『春の風』では、また違った恋人同士の姿を描いたという。
MACO
「『LOVE』が付き合いたての恋で、『春の風』はもう少し長く付き合っている2人を描きました。自分にしか見せないような彼の表情を愛しむ反面、長く一緒にいるからこそのケンカやすれ違いなどいろんな不安もある。だからこそ、初めて一緒に出かけたときのことや、付き合いたての気持ちを忘れないでいようね、というあたたかい曲です」
そして3曲目の『幸せのはじまり』は漫画家のさくらももこが作詞に参加し、共作したウェディングソングだ。
MACO
「私自身、結婚していないし、結婚願望もなかったので、どんな楽曲にしようかと少し頭を悩ませたんですが、さくら先生から直筆の歌詞をいただいて、読んでいくうちに結婚することの奥深さを知りイメージが湧き上がってきました。“寂しい夜も 数えきれない涙も あなたに出逢ってから 宝物に変わった”という歌詞があるんですが、とても深いなと感じましたね。そして、両親に感謝する気持ち、自分の幸せを世界に届けたいという思いを噛みしめながら歌っています。歌うにつれて、自分の結婚式でこの歌を歌う姿が想像できるまでになりましたね(笑)」
ラストは唯一のカバー曲『ONE DAY(m-flo loves 加藤ミリヤ)』。いままで海外アーティストのカバーが多かったが、あえて邦楽を選んだ理由は何だったのだろうか。
MACO
「日本人アーティストのカバーはこの曲が初めてだったんですがYou Tubeにアップしたら再生回数が100万回を超えたんです。私の世代で『ONE DAY』を知らない人はいないし、それに加藤ミリヤさんの歌詞はMACOが絶対に書けないような詞。だからこそ、憧れと敬意をもって歌いたいと思ったんです。いままで、加藤ミリヤさんの『ONE DAY』を聴いてきた方たちにも私の歌声をより深く聴いてもらえるよう、心を込めてレコーディングをしました」
『LOVE』をテーマに様々な恋の形を描き、歌いあげるMACO。多くの女性に共感される歌詞は彼女自身の実体験がほとんどだという。
MACO
「自分が思ったことや、恋愛していてモヤモヤしたことはすぐにメモに書いて、そこから歌詞を作っていくことが多いですね。でも、恋愛っていつもハッピーなわけじゃないですから、ナーバスになっているときはその気持ちが歌詞に影響しちゃうことも。ただ、それでも恋愛ってするべきだと思うんです。幸せなことも、ツライことも経験することで知らない自分に出会えたり、心が豊かになれる。片想いや両想い、どんな恋愛の形でもすることに意味があると思うんですよね。今、恋愛をしていなくても『LOVE』を聴いて“恋がしたいな”って思ってもらえれば嬉しいな」
そう、キラキラした表情で話す彼女。いつも輝いている女性でいるために気を遣っていることを聞いてみると…。
MACO「長風呂です! 半身浴もいいけどMACOは全身浴派。湯船であたたまった後、一度出て冷水をかける。これを繰り返して代謝をあげるようにしています。お風呂は美容だけでなく、マインド面でも私にとって大切な場所。嫌なことがあった日は湯船にゆっくり浸かってマイナスな気持ちを放出します。入浴後に湯船の栓を抜いてお湯が流れていくのを見ると、自分の嫌な気持ちも抜けるような気がしてリラックスできるんですよね。マイナスな気持ちは翌日まで持ち越さないのもキレイでいるための秘訣かもしれません」