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【大森靖子】
弾き語りを基本スタイルに活動する、
新少女世代言葉の魔術師。
'14夏はTokyo Idol Fes、フジロック、
ロックインジャパンに出演
【大森靖子&THEピンクトカレフ】
大森靖子(アコースティック・ギター)
小森清貴(ギター)
高野京介(ギター)
大内ライダー(ベース)
川畑 usi 智史(ドラムス
大森靖子――もし、あなたがまだ彼女の音楽に触れたことがなければ、悪いことは言わない。今すぐ聴くべきだ。そして、もう既にあなたが彼女の音楽に出会っているのなら……私が言うことは何もないだろう。彼女の歌は、メロディは、既にあなたの心の一番奥の柔らかい部分をグサッと一刺ししているだろうから。インディーズ・ライヴハウス・シーンでカリスマ的人気を誇り、去年9月にシングル『きゅるきゅる』でメジャー・デビュー、12月にはアルバム『洗脳』をリリース。稀代のシンガーソングライターとして、世代の代弁者として、そして迷える魂の導き手として、音楽シーンのみならず様々なカルチャーを巻き込みながら着実にバズを広げている彼女が、インディーズ時代よりもうひとつのアウトプットとして動かしてきたバンド――それが、大森靖子&THE ピンクトカレフだ。このたび彼らは、待望の1stアルバム『トカレフ』をリリースする。
大森「ピンクトカレフを始めたのは、ライヴハウス規模のイベントにいろいろと出ていた時期で。私はそもそも弾き語りだから、弾き語りのイベントにしか呼ばれないんです。いつもはバンドをやっている人の弾き語りヴァージョンの日、みたいな場所で一緒にやってて。それがすごく嫌だったんですよ(笑)。“転換の時に弾き語りやってください”とか言われるんですけど、転換の時は私だって休みたいじゃないですか(笑)。普段はバンドでやってる人が、練習もせずにグダグダな感じで弾き語りをするのと、自分の本気の弾き語りが同じ扱いなのは嫌だなって思ったから、みんなと同じバンドの日にやりたいなって思って。それなら私もバンドやればいいじゃんって思って相談したのがきっかけですね。別にそういうイベントに出なければいいだけの話なんですけど、その時は誘われたイベントは全部出ようって決めてた時期だったんです」
大森は自らの歌とメロディだけで聴き手と対峙できる“弾き語り”という表現形態に強い信念を持っている。歌とアコースティック・ギター1本で空間と聴き手の心のすべてを支配する彼女の弾き語りパフォーマンスは圧巻だ。しかし、だからこそ、固定メンバーで動くバンド、ピンクトカレフの存在は、大森にとって特別なものだったようだ。
大森「バンドって、自分のやりたいこととか、自分の出したい音とは別の、他のメンバーの音も鳴ってるわけじゃないですか。だから弾き語りとは全然違う。最初、周りで他のメンバーの音が鳴っているのは難しかったですね。演奏も滅茶苦茶だったし、自分の声が何も聴こえなかったんですよ。でも段々と、自分が演奏しないでも音が鳴っている状態が面白くなってきて。演奏しなくてもライヴって進むんだって思いましたね(笑)。だって弾き語りの時はそういうことはないじゃないですか。バンドの音の中で声を出すっていう感覚が全くなかったから、ピントカではそれができたのが一番よかったです。人の音に乗せなきゃいけないんだって初めて知ったというか(笑)。どうやっても、自分の声より楽器のほうが大きいから。ピントカは、私以外のメンバーの4人みんなが男だし、若いし、自分にない要素ばかりなんです。その要素に私の音とか声を乗せるわけだから、自分のほうが加わってる感じですね。それに、いつも私の弾き語りのライヴで号泣してる人が、ピントカのライヴだとキャッキャ笑いながら見てたりするんです。それも面白かったですね」
去年12月にリリースされた大森のソロ1stアルバム『洗脳』は、インディーズ時代より親交のある直枝政広(カーネーション)をはじめとして、多くの熟練ミュージシャンが制作に参加した超ハイボルテージなJ-POPアルバムだった。しかし今回は、大森靖子、小森清隆、高野京介、大内ライダー、川畑ウシ伴智史という5人のピントカ・メンバーによって作られた正真正銘の“バンド”アルバム。レコーディングも勝手が違ったようだ。
大森「ソロのレコーディングとは全然違いましたね。みんなが滅茶苦茶よく喋るんですよ。ああしたい、こうしたいって、パッと整理してできる人達じゃないから、ずーっと喋ってて。“こんなに喋るんだ”って思いながら見てました(笑)。“俺のギターを上げろ”とか、“俺のギターを入れろ”とか……主にギターの2人なんですけど(笑)。“ここは俺のソロだ”って言い合うとか。そんなことを、ずーっとやってるんです。みんな“もういいよ”って思ってるのに(笑)。私だって、“もう弾かないでください”って3年ぐらい言い続けてるんですよ(笑)。“私が歌っている時はギターを弾かないでください”、“メロディと同じギターを弾かないでください”って(笑)。何回も言ってきたんだけど、弾くんですよね。バンドってこういうことかって。みんなで1個の作品を作るっていうのが大学の授業にあって、私、それが本当にできなかったんです。それを思い出しました(笑)」
結果として『トカレフ』は、歌とメロディとビートとノイズが胸ぐらを掴み合いながら“愛してる”と“大嫌い”の怒号をぶつけ合うような、そんな混沌と調和がギリギリのバランスで同居した狂気的かつポップな作品に仕上がっている。中でも大森本人のお気に入りは?
大森「11曲目の「歌謡曲」のピアノが気に入ってますね。弾きながら歌ったんですけど、凄くいい音が出て、弾きながら気持ちよかったです。あとは、6曲目の「料理長の音楽は豚肉の焼ける音だった」とか好きです。やっぱり、基本なんでもないことのほうが好きなんですよ。この曲、なんにも言ってないから。結論がなくて、ただの情景(笑)。でも、そういうものの方が本当は好きなんです。“ただ、その情景がよかった”っていうことを歌で書きたいから、曲を書いてるっていう感覚がいつもあって。でも、それだけだとライヴやシングルの場では弱いかなって思うし、“何を表現したいんですか?”って訊かれちゃうんですよね。まぁ“ないです”って言えばいいんだけど。こういう歌が歌えなくなったら、空っぽですよね」
こうして遂に完成した大森靖子&THE ピンクトカレフの1stアルバム『トカレフ』だが、それと同時に本作は、ピントカにとってのラスト・アルバムでもある。去る2月6日、大森が自身のブログにおいて、ピンクトカレフの解散を発表したのだ。
大森「単純に自分の余裕がないというか……そのライヴ1本がダメだったら、もうお客さんは二度と来なくなってしまうっていうぐらい切羽詰まった想いでやってるのが、自分だけになっちゃったんです。みんなは“ダメでも次頑張ろう!”って感じだけど、私は全部完璧じゃないとダメっていうタイミングだったから、しょうがないかなって……。あと、この作品のレコーディングを1ヵ月間ぐらいスタジオに入ってやってから、COUNTDOWN JAPAN 14/15に出たんです。それまでの1年間、フェスでお客さんが集まってくれるように私ひとりでいろいろ頑張ってきたんです。結果として、この日は8000人くらいのキャパのステージに人が満杯になって。それはよかったんですけど、そこにピンクトカレフのメンバーを連れてきた時、このバンドの限界が見えてしまったというか。ここまでの人は踊ってるけど、それ以降は踊ってませんっていう、線がハッキリ見えてしまったんです。“あぁ、ここまでか……”と思って。それが切なかったんですよね。最後に私がアカペラで歌って全部持っていくことはできたけど、1ヵ月練習してきてこれだったら、“今から一緒に頑張ろう”って言うのもなぁって思ってしまったんです。もちろん、ライヴハウスだったら完璧なライヴができるんですよ。その居心地の良さはあるんですけど、それはいつまでもやっていくことではないよなぁって。これからやっていくことを整理したら、何かを除けなきゃ、時間もないし持たないんですよね」
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